プロフィール
見藤健吾
写真家 広島県世羅郡世羅町を拠点に、ウェディングや家族写真を中心に活動。20歳頃から約15年間、若年型突発性大腿骨骨頭壊死という足の病気により思うように歩けず、外へ出ることさえ難しい日々を過ごす。36歳で手術を受け、再び自分の足で歩けるようになった。会社員として働きながら5年間カメラマンとして活動し、2025年に独立。同年、初の写真展「雨音」を開催。2026年8月に、その続編となる写真展「MITO BLUE」を開催。
昨年の「雨音」に続き、8月22日から30日まで、写真展「MITO BLUE」を開催します。
20歳頃から約15年間、足が悪く、思うように外へ出られなかった僕にとって、青い空や海は、いつか見に行きたい景色であり、心を支えてくれる存在でもありました。
今回展示するのは、特別な場所というより、今の僕が見つけた、ふっと気持ちが安らぐような景色です。
写真に詳しくなくても、何かを理解しようとしなくても大丈夫です。会場でゆっくりと写真を眺めながら、皆さん自身の記憶や、心の中にある景色と重ねていただけたらうれしいです。
会場でお会いできることを、心より楽しみにしています。
ステートメントと展示作品の一部をご紹介
─ 僕にとっての青 ─
僕にとって、青は特別な色です。
20歳から35歳まで、僕は足の病気とともに生きてきました。
最初の頃は、痛みを我慢しながら歩くこともできました。けれど30歳を過ぎる頃には、一人で階段を上がることも、立ち上がることさえも痛みを伴うようになり、家で過ごす時間が次第に増えていきました。
そんな僕を支えてくれたもののひとつが、空でした。
自由に出かけることはできなくても、顔を上げれば空は見えました。青い空と、そこに浮かぶ力強い雲を眺めていると、不思議と「まだ大丈夫」と思えたのです。
どこまでも続く青は、動けない僕の代わりに、遠くへ連れていってくれるようでもありました。
36歳のとき、人工股関節の手術を受けました。
手術を終え、再び歩けるようになった僕は、外の世界へ出て、写真を撮り始めました。
気づけば僕は、空を見上げ、海を眺め、青いものにカメラを向けていました。足が悪かった頃、空を見上げていた習慣が、今も残っているのだと思います。
青を見ると、心が安らぎます。
同時に、歩けなかった頃の記憶も蘇ります。
苦しかった時間も、もう一度歩けるようになった喜びも、写真と出会えたことも。僕の中にあるさまざまな記憶が、青の中に重なっています。
だから、この写真展を「MITO BLUE」と名づけました。
僕が見つけ、僕を支え、今も撮り続けている青。
それが、僕にとっての「みとブルー」です。
昨年の写真展のタイトルは「雨音」でした。
雨が降り、やがて雨がやみ、雲が晴れた先に、澄み渡る青が現れる。
「MITO BLUE」は、「雨音」から続く景色でもあります。
ここにある青が、僕だけの記憶で終わらず、見てくださる方それぞれの記憶や気持ちに、そっと寄り添うものになれば嬉しいです。
── 見藤健吾
見藤健吾 写真展「MITO BLUE」情報
開催日時
2026年8月22日(土)~30日(日) 11:00~18:00
入場料
無料
会場
miwa sukekawa atelier
- Instagram @sukekawa_miwa @miwa_sukekawa_atelier / Threads / 公式サイト
- 〒733-0032 広島県広島市西区東観音町24-1 1F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
広島電鉄「舟入町電停」から徒歩で6分