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【表現者たちの旅スタイル #5】Tokyo Hyony

弾丸派、長期滞在派。ホテル派、エアビー派。一人旅、友達と。旅の仕方は人それぞれだけれど、旅への思いには、その人の生き方が現れています。
様々なジャンルで活躍する表現者たちは、どんな旅をしてきたのでしょうか。
#5では、旅する日韓夫婦 Tokyo Hyonyさんのオンリーワンな旅のスタイルを見せてもらいました。

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Tokyo Hyony

クリエイター 1988年、韓国ソウル出身。高校から独学で日本語を勉強し、19歳で来日。Webメディアの企画職で働きながら、クリエイターとしてパラレルキャリアを実践中。世界中を飛び回って仕事をする夫と出会い、新しい刺激と体験を求め旅をしている。
愛用カメラ:Canon EOS Kiss X8i/iPhone XS/GoPro HERO5/Sony RX100M3

あなたのことが知りたくて旅をしている。

「結婚3年目だったこの頃、私たちはまだ一度も喧嘩をしたことがなく、この旅はこれからも仲良く生きていくために何を大切にすべきか考えるものになりました。たどり着いた答えは、二人の程よい距離感。私たちの心地よい距離感を伝えたくて、美しい韓国のチェジュ島の海を背景に撮りました」。

旅が、二人の関係をより心地よいものにしてくれる。

韓国出身のHyonyさんは、日本出身の夫・げんさんと結婚5年目。
「旅の最大の目的は、心を揺さぶる刺激と体験で自分をアップデートすること。どんな目的で行く?というテーマを先に決めるので、旅先は自然と決まります」。
最初は旅のスタイルの違いに戸惑いも。
「でも、旅中のトラブルを夫が英語力で解決してくれて。“自分にはない強みを相手は持っているんだ!”と気がつきました。人の価値観は日常では分からないことも多いから、二人で旅することによってお互いの理解が深まります」。

「私の旅のBUCKETLISTにあった『スイスのアルプスで辛ラーメンを食べること』という項目を叶えました。スイスは韓国人に大人気の旅先で、有名な山の展望台には必ず辛ラーメンが置いてあります。これ本当です(笑)」。

旅とは、新しい世界と、自分たちを発見する時間。

「一昨年のGWに行った、恋人の街・美しいパリで。旅先では時々、現地のカメラマンさんに依頼して写真を撮ってもらいます。気がつけば、パリに恋していました」。

18歳のときにお母さまから譲り受けたフィルムカメラが写真歴の始まり。「そのとき『何を伝えたいか考えず撮った写真からは何も伝わらない』と言われたのが印象的で。だから旅先でも、誰かに伝えたいメッセージが浮かんだとき、思わずシャッターを押します」。

「一昨年末、夫が韓国語の勉強をすると決心して、ソウル市立大学に社会人留学しました。せっかくなら母国の文化に触れてもらいたくて、お正月に韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」に泊まりました。韓国らしい景色と、日本らしい風物詩の鏡餅をお布団とみかんで再現して、同じフレームの中に。私たちらしい一枚です」。

夫婦の心地よい距離感のために大切にしている3つのこと

(1)決して相手を所有しようとしないこと。
(2)相手の思いやりの行動を当たり前に思わないこと。
(3)感謝と愛情は惜しまず言葉で表現すること。

「モロッコの冒険の記録。バックパックを前後に背負っている私の姿を見た夫が撮ってくれました(こんな姿にキュンときたらしい)」。

Tokyo Hyony Instagram

Information

旅する日韓夫婦のYouTubeチャンネル「도쿄효니 Tokyo Hyony」にて旅の動画を配信中。

도쿄효니 Tokyo Hyony

GENIC VOL.57 【表現者たちの旅スタイル】
Edit:Yoko Abe

GENIC VOL.57

テーマは「100人の 旅という表現」。
表現者たちのオンリーワンな旅スタイルや、撮欲も満たすひとり旅、旅するように暮らす多拠点生活など、様々な旅する人とその想いに迫ります。

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