目次
- 「料理本来の色や質感を残しながら、温かみのある雰囲気で撮影できる」by 阿部ちさき
- 「色味がとてもきれいでその場の空気感をより美しく残せるところが魅力」by sono
- 「カメラ初心者の私でもシャッターを切るだけで、感動する1枚が撮れた」by あきの
- 「初心者で知識がなくてもきれいな写真が撮れる」by れん
- 「どのような条件でも、すごくクリアな色で撮れる」by 土橋水菜子
- 「細部の質感やディテールがとてもクリアに美しく残る点が大きな魅力」by _yuccco_
- 「“おいしそう”を伝える色味の表現力に感動」by kano Rina
- 「操作がわかりやすく、初心者でも慣れたら直感的に触ることができた」by ともみ
- 撮影に使ったカメラEOS R6 Mark III
- RF24-105mm F4 L IS USM
- RF50mm F1.8 STM
- 講師プロフィール
- おすすめ記事
「料理本来の色や質感を残しながら、温かみのある雰囲気で撮影できる」by 阿部ちさき
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
自宅でライティングをしながらパンケーキを撮影しました。実はこのパンケーキは、スーパーやコンビニでよく目にする菓子パンのパンケーキです。1袋200円程度のパンケーキを、フードスタイリングと撮影で「魅せる」ことで、どのくらい付加価値を上げることができるか?というテーマで撮影にチャレンジしました。おいしそうや食べたいという気持ちを引き出せるように、パンケーキはあえてきれいすぎないバラバラさを出したり、高く積み上げることでボリューム感を表現しました。また、ハチミツを上から垂らしかけることでシズル感も演出しています。パンケーキに合うように、全体的にナチュラルな雰囲気でスタイリングを行いました。
Q.撮影で工夫した点は?
髙田鴻平さんの講座の内容を参考に、ライトを被写体に対して順光寄りに配置し、背景に影を落とすことで光のニュアンスを表現しました。ライトと被写体の間には植物のみを配置し、光を拡散させるものは使用せず、比較的硬い光を直接当てることで、パンケーキの存在感と影をしっかり出しています。ハチミツが垂れる瞬間や、垂れるときの線を見せたかったため、撮影はマニュアルで行い、シャッタースピードは速めに設定。静止画の中でも動きを感じられるように工夫しました。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
これまでCanonのカメラを7年ほど愛用しているため「やはりCanonっていいな」と改めて感じました。料理の色を自然に再現しながら写真としての美しさもしっかり表現できる点も魅力です。特にフード撮影では、パンケーキの焼き色やバター・シロップの色、質感や具材の色など、微妙な色の違いが「おいしそう」という印象につながります。R6 Mark IIIはそのような料理本来の色や質感を残しながら、温かみのある雰囲気も表現しやすくて、撮影後の編集や修正はほとんどせず、自分好みの色に仕上げやすかったです。また、カメラの重量も気にならないため、撮影する回数が増えたことも良かった点です。
阿部ちさき
「色味がとてもきれいでその場の空気感をより美しく残せるところが魅力」by sono
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
季節の果物を、素敵な空間でおいしく楽しむ贅沢なひと時を切り取りました。桃のみずみずしさや甘い質感を損なわないように、優しい光を当て、見ている人が思わず手を伸ばしたくなるような、温かみのある写真を意識しました。
Q.撮影で工夫した点は?
ライトを使って、木漏れ日のような光がテーブルに入るように表現し、フォークの輝きを入れたり、ヨーグルトにハチミツをかけたりすることで、少し贅沢な時間を感じられるように工夫しています。グラスに落ちる光は、影とのコントラストを意識して撮影しました。また、桃やハチミツのシズル感も意識しています。桃は時間を置くと酸化して赤みが強くなってしまうため、カットしてすぐに撮影。ハチミツも時間が経つと立体感が出なくなるので、かけた後にすぐ撮影しました。
クリアな空気感を表現したかったため、描写力の高いRF50mm F1.8 STMを使用しました。F値を低めに設定して、果物に意識が向くようにしています。果物のコントラストが上がりすぎないように優しい光を当て、レフ板も使用しました。一方で、グラス部分には強めの光を当てて影を出すことで、光と影のコントラストを表現しました。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
色編集をしなくても色味がとてもきれいで、その場の空気感をより美しく残せるところが魅力だと感じました。ボディーサイズは大きいように見えましたが、グリップしやすい形状だったことと、RF50mm F1.8 STMが軽かったこともあり、気軽に持ち出すことができました。これまで抱いていた「ミラーレスカメラは大きくて重い」というイメージが覆されました。家族旅行でもその場で感じた空気感をきれいに残すことができ、写真だけでなく動画でも大切な時間を残せたので、いろいろな瞬間を撮影したくなるカメラだと感じました。
sono
「カメラ初心者の私でもシャッターを切るだけで、感動する1枚が撮れた」by あきの
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
抹茶のバームクーヘンを撮影しました。実は市販のファミリーパックのお菓子ですが、そのままではなく、盛り付けや小物を工夫して、和テイストの重厚感のある一皿に仕上げてみました。黒のマットなお皿を選び、抹茶パウダーを散らし、クリームやあんこを添えることで、普段のおやつとは少し違う、大人っぽく落ち着いた雰囲気を表現しています。市販のお菓子でも、器や色、添える食材、光の当て方を変えるだけで、全く違う世界観を作れることが楽しく、フードフォトの奥深さを感じた1枚です。
Q.撮影で工夫した点は?
髙田鴻平さんの講座で教えていただいた「細かいものにピントを合わせる」ということを意識しました。バームクーヘンそのものではなく、あえて抹茶パウダーやあんこなどの細かな部分にピントを合わせることで、写真を見たときに視線が自然とそこへ向かうようにしています。特にあんこは、光が当たった部分にきれいなつやが生まれ、みずみずしくおいしそうなシズル感を感じられるよう意識しました。光は特別な照明機材を使わず、半逆光から入る自然光のみで撮影。自然光が小豆やバームクーヘンの表面を照らすことで、質感や立体感を引き立てました。市販のお菓子でも、ピントを合わせる場所や光の方向、器や添えるものを工夫することで、重厚感のある一皿に見せられることを実践を通して学ぶことができました。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
今回、人生で初めてカメラを手にしました。最初は使い慣れないカメラのボディーに、機能もたくさんあるので、自分に使いこなせるのかとても不安でした。ただ、実際に撮影を始めてみると、その不安はどんどん楽しさに変わっていきました。カメラ初心者の私でも、シャッターを切るだけでこんなに素敵な写真が撮れるんだと感動する1枚が撮れ、撮影するたびにもっと使いたいという気持ちが強くなりました。何より魅力に感じたのは、写真そのものの美しさです。人の肌の色、花の色、食べ物の色まで、どれも発色が鮮やかで美しく、細かな質感もしっかりと残ることに驚きました。特にフードフォトでは、食材本来の色が鮮やかに、そして自然に表現され、料理がとてもおいしそうに写ることが印象的です。慣れてくると片手でも操作がしやすく、撮りたいと思った瞬間にスムーズに撮影できる点も気に入りました。R6 Mark IIIを通して、写真を「きれいに撮る」だけでなく「自分が感じたものを自分らしく表現する」楽しさを知ることができたことが、私にとって一番魅力に感じた点です。
あきの
「初心者で知識がなくてもきれいな写真が撮れる」by れん
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
ウィークエンドシトロンを焼いたので、記念に1枚撮影しました。レモンの爽やかな香りが広がるお菓子なので、写真からも爽やかさを感じてもらえるように、レモンや黄色いお花を周りに添えて世界観を整えました。特に、炭酸水にレモンを浮かべることで、視覚からも酸味を感じられるようにし、なおかつ涼しさと透明感を演出しています。上からのアングルを選んだのは、アイシングの艶やかな質感やレモンピールの飾りをしっかり見せたかったからです。お菓子を作った時間の楽しさや、出来上がった瞬間の嬉しさをそのまま写真に残せるように意識しました。
Q.撮影で工夫した点は?
一番こだわったのは「影の質感」です。グラスに入る光の角度を細かく調整し、グラスの後ろに柔らかい影が落ちるように配置しました。強すぎる影だとお菓子の印象が重くなるので、自然光の向きを見ながら、柔らかな陰影を作っています。RF50mm F1.8 STMを使用し、レンズの描写力を活かしながら、アイシングの艶やレモンピールの細かな質感が伝わるようにピント位置を調整。光と影、色のバランスを丁寧に整えることで、爽やかさと温かみが同居する写真に仕上げました。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
これまでカメラは難しく、初心者には使いこなせないというイメージがありましたが、初心者で知識がなくても、きれいな写真が撮れることがわかりました。R6 Mark IIIは感覚的に操作しやすく、操作方法も覚えやすいので、撮影する回数が増えます。撮影用にセッティングをしなくても、きれいで雰囲気のある写真が撮れるので、ちょっとした料理を作ったときにも撮影するようになりました。また、RF50mm F1.8 STMは背景がきれいにボケるので、主役に目が行くような写真が撮れるのが魅力です。スマートフォンで撮影するよりも光が柔らかく、色彩も鮮やかなので、お菓子の魅力がより引き立ったように思います。
れん
「どのような条件でも、すごくクリアな色で撮れる」by 土橋水菜子
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
R6 Mark IIIを使ってみて驚いたのは、色被りの少なさです。どのような条件でも、すごくクリアな色で撮れると感じました。そこでやってみたくなったのが、カラフルなケーキをシンプルなシチュエーションで撮影すること。さっそくケーキをたくさん買ってきて、ずらりと並べて撮ってみました。ただ並べて撮っただけなのに、色とりどりのケーキがクリアに写りました。嬉しさのあまり、この構図のバリエーションだけで20枚近く撮ってしまいました。
Q.撮影で工夫した点は?
普段からカメラの性能と自然光頼りの撮影をしており、この日も自然光のみで撮影しました。自然光ではありますが、講座で教えていただいたようにカーテンの隙間を調整して、しっかり光を当てたいケーキと、そうでないケーキとで光量の差をつけました。たくさんのケーキを並べているにもかかわらず、絵がぱらつかないうえに、三角のケーキの焼きメレンゲやスポンジ生地のテクスチャーもしっかり出たところがお気に入りです。レンズはRF24-105mm F4 L IS USMを使用し、ズームを最大にして被写体からかなり離れた位置から撮影しました。R6 Mark IIIとこのレンズの組み合わせは、複数のものをまとめて撮る際にも間のびしにくく、自然光でもここまでくっきりと撮ることができる描写力が魅力的でした。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
最初は操作に戸惑いましたが、慣れるとものすごくボタンや画面操作がしやすいと思いました。F値、シャッタースピード、ISO感度など、いますぐに調整したい箇所が画面上で簡単に調整できてとても便利でした。また、思ったよりコンパクトで、レンズの組み合わせによっては重量もさほど気になりません。カメラを気軽に持ち出せるようになったことも魅力に感じています。
土橋水菜子
「細部の質感やディテールがとてもクリアに美しく残る点が大きな魅力」by _yuccco_
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
自宅でじっくりと焼き上げた、手作りのバナナケーキを撮影しました。こんがりとしたおいしそうな焼き色に、最後の仕上げとして粉糖でおめかしする瞬間を捉えています。お菓子作りの工程の中でも、仕上げに粉糖を振る時間は一番心が躍る特別な瞬間です。茶こしからふわりと舞い落ちていく粉糖の美しさと、ケーキが完成へと近づいていくワクワク感をそのまま写真に残したいと思いました。背景を暗めに落とし、落ち着いたトーンの中に白く浮かび上がる粉糖の軌跡を、ドラマチックに描写しました。
Q.撮影で工夫した点は?
背景を暗めに落とし、サイドからドラマチックな光を差し込ませ、舞い散る白い粉糖が美しく際立つようにライティングを調整しました。粉糖の一粒一粒をシャープに描写するために、シャッタースピードとピントの位置を細かく調整しています。RF24-105mm F4 L IS USMの高い解像力と、R6 Mark IIIの豊かな描写性能が相まって、暗部からハイライトへの滑らかな階調を残しながら、焼き菓子の表面の質感と、宙を舞う繊細な粉糖の粒子感を余すところなく捉えることができました。光と影の陰影のバランスを大切に仕上げています。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
もともとEOS R6 Mark IIを愛用しているため、同じ感覚で迷うことなくスムーズに操作へ入ることができました。R6 Mark IIの時点で完成度の高いカメラでしたが、R6 Mark IIIでは画素数がさらに向上したことで、撮影後にクロップした場合でも、細部の質感やディテールがとてもクリアに美しく残る点に大きな魅力を感じます。画素数に余裕が生まれたことで、撮影現場での自由度が増し、後からのトリミングや構図の追い込みも、より柔軟に行えるようになりました。さらに、RFレンズの描写力の高さと表現力を再認識しました。繊細なディテール描写からボケ味の美しさまで、安心と信頼の「Canonクオリティ」を実感します。食材のシズル感や光のニュアンスを忠実に表現したいフードフォトの分野においても、非常に頼もしいカメラです。Canonらしい温かみのある発色もとても印象的で、「おいしそう」と感じる心地よい温もりが自然に乗ってくれるため、非常に扱いやすく、色再現性も素晴らしいと感じました。
yuccco
「“おいしそう”を伝える色味の表現力に感動」by kano Rina
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
普段、ストロボしか使わない撮影方法を取り入れているので、R6 Mark IIIでもストロボならではの写真を撮影したいと思い、注いだ液体が丸い雫の形になる瞬間を切り取ることに挑戦。コーヒー屋さんで働いているので、被写体にはコーヒーを選びました。
Q.撮影で工夫した点は?
とにかく「丸い雫」を写し取ることに特化した練習撮影だったので、どの位置に雫が来ても写しやすいように縦位置で撮影し、シャッタースピードを調整しながら進めました。ドリップコーヒーを作るときは持続的に注ぐことしかないので、ポタポタと水滴を作るように注ぐのがこんなに難しいとは知りませんでした。無事にきれいな丸い雫を作ることができ、その瞬間を撮影できたときは、思わず嬉しくなりました。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
Canonのカメラは初めて使いましたが、特に感動したのは色味の表現力です。フードフォトを撮影するうえで、「おいしそう」を伝えるには色の情報は絶対に必要な要素なので、次にカメラを買うときにはR6 Mark IIIが候補になりそうです。また、手ブレの補正能力や光の受容量など、とにかく高性能で撮影するたびに楽しいと感じました。自分が写したい色をしっかり表現することができ、透明感や艶があり、明るい雰囲気の写真がとても私好みなのも魅力的です。元々、カメラを持ち歩くことが多いタイプではありましたが、R6 Mark IIIを使ってからは、より一層カメラを持っていこう!と思うことが多くなり、普段は撮らない風景撮影にも挑戦できました。
kano Rina
「操作がわかりやすく、初心者でも慣れたら直感的に触ることができた」by ともみ
Q.どんな撮影にチャレンジしましたか?
レシピアカウントでも紹介した「鶏肉と厚揚げのコーンあんかけ」を、ライティングにチャレンジしながら撮影しました。講座で学んだ光の当て方や、設定したカメラの値を参考にしながら、自宅でも同じような撮影に挑戦してみました。実際に撮影してみると、部屋の明るさや光の入り方など環境に合わせて柔軟に調整する必要があることを実感しました。学んだことをそのまま再現するだけではなく、その場の環境を見ながら光の当て方や設定を調整していくことの難しさも感じた撮影でした。
Q.R6 Mark IIIを使ってみて感じた魅力は?
実際に使ってみると、思っていたよりも操作がわかりやすく、最初は難しそうに感じていたカメラの操作も、慣れてくれば直感的に触れそうだと感じました。また、撮影した写真の色味がとてもきれいだったことも印象に残っています。料理を撮影する際にも、色が自然できれいに表現されるので、撮った写真を見返すのが楽しくなりました。カメラ初心者でも、きれいな写真を撮る楽しさを感じられるカメラだと思います。
ともみ
撮影に使ったカメラEOS R6 Mark III
高画質とスピード性能を高次元で両立した、“ハイブリッド フルサイズ”ミラーレスカメラ。最大約3250万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、食材や料理が持つ繊細なディテールまで美しく描写します。AF性能もさらに進化し、ディープラーニング技術を活用した高精度トラッキングに対応。料理撮影だけでなく、人物や動き回る動物の瞳や顔もしっかり検出し、ふとした視線や予測できない動きにも素早くピントを合わせ続けます。画面の端にいる被写体にもスムーズにフォーカスできるため、自由な構図で撮影を楽しめるのも魅力。さらに、高感度性能にも優れているため、室内や夜の撮影においてもノイズを抑えながら、その場の空気感までリアルに表現。料理写真の幅を広げてくれる一台です。
RF24-105mm F4 L IS USM
全長107.3mm、質量約700gの小型・軽量設計を実現しながら、画角全域で高い描写性能を発揮する標準ズームレンズ。静止画撮影時における高速AFと、動画撮影時の滑らかなAFを可能にするナノUSMを初めて採用したLレンズです。
RF50mm F1.8 STM
優れた携帯性とコストパフォーマンスを誇る、標準単焦点レンズ。50mmの自然な画角は、目の前の料理を見たままの印象で切り取れるのが魅力です。開放F1.8の明るさを活かせば、背景を柔らかくぼかしながら、料理を印象的に引き立てることも可能。テーブルフォトはもちろん、日常のスナップや旅先の風景など、幅広いシーンで活躍してくれます。
講師プロフィール
髙田鴻平
フォトグラファー 1994年生まれ、石川県出身、大阪府在住。大阪芸術大学写真学科卒業。在学中より仕事を開始し、卒業とともにフリーランスフォトグラファーに。料理写真を中心に活動している。性格としゃべり方はのんびりしているが、関心がある分野にはクセが強い生粋のオタク気質。今も昔も料理を撮ることに夢中。
