カメラマン・大畑陽子と近所のお友達、ナナちゃんの18年の軌跡
実家の近所に住むナナちゃんを撮り始めたのは私が大学生のころ。
初めて撮ったのは2歳、いつしか頻繁に遊びにくるようになり、私たちはお互いを友達と呼ぶようになりました。
私に撮られることが当たり前だった彼女はカメラを向けても臆することなくいつもそのままの姿を見せてくれましたが、思春期に入るとカメラに向かって変顔をするようになり、私は撮るのを躊躇いやめてしまいました。やがて私は家を出てナナちゃんとも疎遠になってしまいましたが、高校生の彼女をどうしても撮りたくてお願いに行ったのが高校三年生の冬。
そこからまた20歳まで撮り続けることができました。
今回初めて写真集を作るにあたり、大学生だったころの写真とカメラマンとして独立して10年経った私の写真は何も変わっていないことに気がつきました。
私が大事にしていること、私が撮りたいもの、見せたいもの、何も変わっていなかったし、私の写真はこれなのだと確信をつかむことができました。
ナナちゃんとカメラマン大畑陽子の軌跡、ぜひ多くの方にみて頂きたいです。
大畑陽子
大畑陽子写真集「Nana」出版記念写真展 情報
開催日時
2022/11/7(月)~11/17(木)11:00~18:00
※最終日は17:00まで
会場
zakura
東京都渋谷区桜丘町14-5-103
行き方・アクセス
<電車>JR「渋谷駅」南口から徒歩で約5分
大畑陽子 プロフィール
1983年生まれ 埼玉県出身、スタジオアシスタントを経て独立。人物写真を中心に雑誌広告web等で活動中、エネルギーのある写真を撮るのを得意とする。
2022写真集「Nana」出版