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【前編】GENIC編集長 藤井利佳とフォトグラファー6151の「伊豆・伊東旅」produced by Izu Letters

伊豆の観光情報サイト「Izu Letters」が、公式LINEアカウント開設告知キャンペーンとしてこの春に実施する「Trip Rally Season1 in 伊東」(開催:2024年4⽉1⽇〜6⽉30⽇)。伊豆の魅力的なスポットを巡りながらポイントを獲得することでプレゼントに応募できる、ポイントラリーイベントです。
Season1でチェックポイントとなるのは、伊東市内のさまざまなスポット。6つの「ボーナスチェックポイント」も設定されていて、そこでは3倍ものポイントと、フォトグラファーの6151さん撮影による、イベント限定のオリジナルNFTがもらえます。
今回は、そのボーナスチェックポイントを、ちょっとお先にGENIC編集長の藤井利佳とNFTを撮影した6151さんが女子旅。藤井の旅エッセイ形式で、魅力をたっぷりとお届けします。
本記事は前半です。

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私にとっての「伊豆」という場所

Photo:6151
「JR 伊東駅」の改札にて。

東京で生まれ育った私にとって、伊豆エリアはとても身近で思い出深い場所です。中学3年生のときに初めて、いわゆる「子どもだけで行く旅」として許された卒業旅行は今井浜のペンションだったし、免許を取った18歳のときに初めて自分が運転する車で目指したのは、伊東の海が見渡せる旅館。就職して初めて出張に行った先は沼津で、いっぱしの社会人ぶってビジネスホテルに仕事顔でチェックインしたのを思い出します。

さらにもっと書いてしまうと、民宿の初体験は多々戸浜だし、ヘリコプターで初めて空の散歩をしたのは下田、大学生時代にラクロス部の余興として練習した、伊東のハトヤホテルのCMソングに合わせたダンスは、今でも踊れます。

こう振り返ってみると、私にとって伊豆は「人生のチェックポイント」だらけのエリア。今回は6151さんと一緒に、Izu Lettersの新企画「TRIP Rally」のボーナスチェックポイントを巡るという機会をいただきましたが、個人的にもボーナス得点が加算された気分です。また人生のチェックポイントに伊豆が増えました。

もちろん伊豆は今でも、温泉に、海に、とプライベートでしょっちゅう旅する場所ですが、実はあまり観光スポット的な場所に立ち寄ったことがなかったので、今回はほとんどが初体験。なぜ今まで行かなかったのかと悔みつつも、きっと私はこの日のためにとっておいたのだなと自己解決しながら巡った6つのスポットを、6151さんのたくさんの素敵な写真とともにご覧ください。

ボーナスチェックポイント1:伊東駅

Photo:6151
JR伊東線、伊豆急行線の駅である「伊東駅」。海まで徒歩5分ほどという立地。

伊東駅は、ボーナスチェックポイントだからという理由がなくても、一度訪れてみてほしい駅です。旅の始まりが伊東駅の人は次に向かう前に、車の人は隣に駐車場があるのでそちらに停めて。
別名「夫婦椰子(めおとやし)」と呼ばれる、背の高い2本のカナリーヤシが出迎えてくれます。南国に来たんだっけ?と思うこの景色。「伊東オレンジビーチ」まで徒歩約5分ですから、南国でなくともここはもう、バケーションの入口なのです。

この日は本当に本当に最高のお天気。よくいう話で申し訳ありませんが、6151さんと私の普段の行いの良さが出てしまい、このとおりの写真となりました。ニッコリお天気旅です。

Photo:6151
地元の人にとっても観光客にとっても伊豆エリア巡りの重要な足となる東海バス。

「花と海といで湯のまち。伊東温泉へようこそ」。
そう、伊東は極上の温泉地でもあります。源泉数が多く、さらに源泉が適温なため、かけ流しが楽しめる温泉も多い伊東。最近、温泉ソムリエマスターを取得した私にとって、東京からたった1時間半ほどで来られてしまうここは、週末のオアシスです。

Photo:6151
「JR伊東駅」が、今回の私の旅のスタート地点。

東京から旅先まで、電車で移動をすることの多い私。だからよく駅で記念に写真を撮るけれど、こんなに素敵に撮れたことはありません。土地の名前もわかるうえに、旅情をそそるような雰囲気のある1枚。6151さんの構図を決める視点の素晴らしさに感服です!

ボーナスチェックポイント2:東海館

Photo:6151
「東海館」の玄関。中央部分が高くサイドが低い、なだらかな曲線になった唐破風屋根(からはふやね)に、地元の彫師が彫った旭や鶴などの彫物が彩りを添えている。

元々は温泉旅館だったそうで、その開業は昭和3年。当時の職人たちが、高級な木材をふんだんに使って腕をふるった和風建築。現在は昭和を知ることのできる文化施設として観光名所になっています。レトロ流行りのせいか、「昭和風」なものが世にたくさん溢れていますが、ここは大切に修復されながら保存されてきた本物。たくさんのリアル昭和に出会うことができます。

ちなみに、映画「テルマエ・ロマエ」の原作である漫画の4巻に、東海館が登場しているそう。それほど歴史のある温泉宿だということですね。いまは宿泊はできないけれど、土曜・日曜・祝祭日は、入浴が可能とのこと。必ずその日に戻ってくると誓いました。絶対。

Photo:6151
東海館を伊東の中心街を流れる松川側から。右側の丸いドーム屋根が付いた建物は、東海館の隣にある外国人に人気の宿泊施設「K's House Ito Onsen」。

ところで、2024年は昭和で数えると99年だと知っていましたか? 来年は昭和100年です。骨董品の世界の正しい定義で言うと、「アンティーク」とは製造100年を超えたものに使われる言葉。ですから、骨董的に考えれば東海館は(美術品ではないけれど)もう少しでアンティークの仲間入り!3年後には100歳を迎えます。

客間探索へ

Photo:6151
2階にある「牡丹の間」。1階と2階は花や植物の名前が、3階は鳥の名前がつけられている。

3階建ての建物の中に、それぞれ広さやしつらえが異なる10室以上の客間があり、そのほとんどを見学することができます。私は温泉宿を予約するとき、WEBで部屋の様子をじっくりと見て、自分が好きそうなデザインはどの部屋か?しっかり確認して選びます。今回もそんな気分で1部屋1部屋を探索。
至るところにこの土地らしい彫り物や細工が施されていて、その意味を知るのも楽しい。牡丹の間の書院障子(写真右側)に描かれているのは「網干」。おさかな王国でもある伊東らしいデザインです。

必ず立ち寄りたい喫茶室

Photo:6151
東海館の1階にある喫茶室。

何時間でもいられそうな場所を伊東に見つけてしまいました。東海館の1階にある喫茶室です。この原稿もここで書きたかったな~、絶対筆が乗るはず。とはいえ、こんな素敵な場所をひとり占めしてはいけませんね。みんなで少しずつシェアしましょう。
朝10時オープンというのも、旅人にとっては嬉しいところ。東海館自体は9時開館なので、朝いちばんに来る観光スポットとしてもおすすめです。

Photo:6151
松川を望む窓際の席。カリモクのテーブルに落ちる影がとても美しかった。

クリームソーダとあんみつでひとやすみ。かけそばなど、小腹を満たすメニューもあるので朝ごはんや軽めのランチにも◎です。土日祝に来て、源泉かけ流し(加温あり)のお恵みをいただいたあと、ここに座ったら…あぁ、それってば最高な時間に間違いないじゃないか。妄想が止まりません。
そうそう「一度座った席から移動することはできません」と注意書きがありました。土日祝はお風呂というオプションがあるけれど、平日は窓際の席をキープしやすいというメリットがあるので、この席を体験するなら、平日の旅が良よいかもしれません。2024年2月時点では、窓際にあるのは3テーブルでした。

次に向かう前に

Photo:6151
東海館の前にて。しゃがみ込む私。

東海館から離れる前に押さえておきたいのが、こちら!

Photo:6151
東海館入口前の通りのマンホールカバーのアップ。

ご当地マンホールです。東海館を背景に、伊東の風物詩である松川の灯籠流しと打ち上げ花火、それを見る浴衣のファミリーが描かれています。ご当地マンホールって見つけると嬉しくないですか? この通りには、このほかにも2種類のイラストのマンホールがあるので、歩いて探してみてください。

夜の表情も

Photo:6151
松川沿いにずらりと並ぶ「竹あかり」。

東海館前から音無神社まで続く松川遊歩道には、なんと約400本以上の竹でできた灯篭「竹あかり」が常設されていて(ちなみに、先ほど書いた「灯籠流し」とは漢字が違う「灯篭」です。違いが気になる方は調べてみてください)、毎晩18時~22時の間、ロマンチックに輝いているのです。まさに温泉浪漫を感じる光景。こんな風に昼とは違う夜の表情に出会えたとき、泊まるという旅の醍醐味を感じて、なんだかちょっとその土地と仲良くなれたような気分になります。

ボーナスチェックポイント3:道の駅 伊東マリンタウン

Photo:6151
このカラフルな建物が「道の駅 伊東マリンタウン」。

道の駅というと、車で行く場所、というイメージを持っている人も多いのではないかと思いますが、ここ「道の駅 伊東マリンタウン」は、伊東駅から東海バスで約5分で行けてしまう観光施設。
お土産屋さんからレストラン、足湯に遊覧船、そして日帰り温泉「朝日の湯 シーサイドスパ」まで、カラフルな建物の中にぎゅぎゅっと楽しいが詰まっているスポットです。

カメラを持って出かけたならばぜひ、「海の遊歩道」を渡って、海側から伊東マリンタウンを捉えてください。ちょうど正面あたりの遊歩道に立てば、あまり見たことのないこんな光景に会うことができます。上の段の歩道から撮ってもらうと、全身+伊東マリンタウンがこのとおり、すっぽり。
取材時は、左側の建物が外壁の工事中で、ネットに覆われていましたが、これが終わるとさらに美しさが増すのです!(2024年3月末には終わるそうです。)

Photo:6151
心地よい風が吹き抜ける海の遊歩道。

海の遊歩道は11:00 〜 15:00に通ることができる、海の上に設けられた2階建ての歩道です。歩いているだけで本当に気持ちがいい!
そうでした。カメラを持って出かけたならばぜひ、なんて書いてしまいましたが、このときの心地よさを思い出したら…カメラを持っていなくても渡るべき道でした。

Photo:6151
海の遊歩道に入る手前の柵になびくカラフルなリボンたち。

遊歩道の入口手前には、たくさんのリボンが結ばれていました。これは、入口で販売されている「幸せリボン」。色によって愛、健康、仕事、など6種類に分かれています。風に揺られるこのリボンたちを見ていると、幸せを願う人々の気持ちにグッときてしまいます。

満足ランチを「伊豆高原ビール 伊東マリンタウン店」で

Photo:6151
メガ盛りの「漁師の漬け丼」。レディース版もあり。

さて、ランチです。私は旅先の食事には妥協しないタイプです。全力で美味しさを追い求めます。これは「伊豆高原ビール 伊東マリンタウン店」の「漁師の漬け丼」。鮪、いか、サーモン、ホッキ貝につぶ貝…海の宝石だらけの、大合格旅ランチ。
ここだけの話、道の駅的なところの食事って、アレなことも多いじゃないですか…。残念な気持ちになるアレです…。でもここは地元の人も「間違いない」と太鼓判を押す、期待を裏切らないメニューが勢ぞろい。私は写真より少ないレディース版をいただきましたが、すごくすごく!美味しかったです。海鮮の量が本当にすごい。ごはんがあまっちゃう…なんてことは絶対にありません。伊東駅についたら、東海バスでここまでチャチャッと来ちゃっていきなりランチ、という旅プランもありだと思います。

これは余談なのですが、旅の始まりに「6151という車のナンバープレートを旅中に発見する!」という謎のミッションを自分に課し、宣言していた私。そしたらなんと、ここの駐車場で遭遇!!!しかし、発見したのは6151さんご本人。あぁ、私が見つけたかったなあと言いつつも、奇跡的な出来事にキャアキャアした、よい思い出です。人生初だそうで、きっと6151さんにとっても忘れられない旅になったことでしょう。

さて、だいぶ長くなってきたので、ここで前半を終わります。後半でも、「TRIP Rally」のボーナスチェックポイントを3つ、紹介します。ぜひお読みください。

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Trip Rally Season1 in 伊東詳細はこちら

各スポットの詳細はIzu Lettersの記事で!

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