"思春期"ならではの記憶や感情を呼び起こす作品を楽しめる写真展
写真家・⻘⼭裕企は、"日本社会における記号的な存在"をモチーフにしながら、自信の思春期観や父親・少女像を反映させた作品を主に制作しています。
写真展「schoolgirlʼs complex (,not schoolgirl complex)」では、2013年に映画化され、累計10万部以上のベストセラーとなった写真集『schoolgirl complex』シリーズより、新たな視点で撮影された新作を発表。人々が抱えるコンプレックスを魅力へと変換する、⻘⼭裕企の表現を楽しむことができます。
今までは「僕のスクールガールに対するコンプレックス(my schoolgirl complex)」を作品にしてきた私が、これからは「スクールガール(女性)たちが抱えているコンプレックス(schoolgirl’s complex)」へと意味を大きく変えて、2022年より新しく制作をはじめました。今後どのように作品が変化・進化してゆくのか、その幕開けとなる撮りおろしの新作を発表いたします。
舞台は、典型的な日本家屋ですべて撮影されました。日本的な背景の中で、日本的なスクールガールたちが群れることによって生み出される情念のようなものを、時にフェティッシュに、時にシュールに切り取っています。女性たち特有の人間関係の複雑さも捉えています。
クローズアップされた顔や身体の一部、傷痕や黒子など、"個性の痕跡"や"女性のコンプレックス"を写真に残すことから見えてくる世界を、私は探ろうとしているのです。
⻘⼭裕企
写真展「schoolgirlʼs complex (,not schoolgirl complex)」情報
開催日時
2023年1月13日(金)~2月10日(金) 10:00〜18:30
休廊⽇:日・祝
会場
AMMON TOKYO
〒101-0051東京都千代⽥区神⽥神保町2-11-4メゾン・ド・ヴィレ 神⽥神保町1F(神保町さくら通り)
行き方・アクセス
<電車>都営地下鉄 三田線、新宿線、東京メトロ 半蔵門線「神保町駅」から徒歩で約1分
青山裕企 プロフィール
1978年、愛知県名古屋市生まれ。
2002年、自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で写真の道で生きることを決意。
2005年、筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、上京して写真家として独立。
2007年、キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。
ギャラリー・出版レーベル・オンラインコミュニティを運営。現在、東京都在住。
『ソラリーマン』『schoolgirl complex』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親・少女像などを反映させた作品を制作。
2009年より写真集などの著書を刊行、現在100冊を突破(翻訳版も多数)。台湾・香港・中国・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。
『schoolgirl complex』は、2013年に映画化、写真集は累計10万部以上のベストセラーとなる。
吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。広告・企業・雑誌のグラビア・書籍の装丁・CD・アーティスト写真など、ポートレート撮影を中心に活動。撮るだけでなく、書く仕事(エッセイ・写真実用書)、教える仕事(講演・ワークショップ・講師)なども行う。TV・ラジオなど、メディア出演多数。
お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて25年目、上京・独立してから18年目。自分なりの戦略で、写真業界を“ファーストペンギン”を目指して泳ぎ続けている。
- 【お問い合わせ先】
- AMMON TOKYO
- www.ammon.co.jp