プロフィール

マーク・デ・パオラ(Mark de Paola)
ニューヨークを拠点に活動する写真家・監督。Vogue Spain, Vogue Mexico, Gucci, Oscar de la Renta, Prabal Gurung, Aveda, Estee Lauder, Brioni, Saint Laurentなどのキャンペーンやファインアートの撮影を数多く手がける。ファインアート作品は、ニューヨーク近代美術館、ゲティ美術館、東京都写真美術館などの公共コレクションに所蔵。個展は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、大理(中国)、東京、ミラノ(トリエンナーレ美術館)、そして故郷であるニューヨークなど、世界各地で開催されている。次回作となる長編映画『A Stab At Heaven』は、エマ・マッキーが出演する力強いノンフィクション。また、長編映画『The Final Film』の製作中であり、さらに限定シリーズ『betterthandead』の製作準備も進行中。写真と映像の両方を手がけるアーティストとして知られるデ・パオラのピクトリアリズムな作品は、人間の視覚における認知心理学や神経生物学に対する彼の造詣の深さが反映されたものとなっている。
ステートメント

「ストリーム・オブ・コンシャスネス(意識の流れ)」は自分自身という存在、思考の同時性、そして人と風景の間を彷徨う旅への入り口を表した作品です。たゆたう不均衡なフレームの数々が、つかの間のひとときの物語となり、映画の世界から飛び出してきたようなイメージを想像しました。炎と水、光と影、肉体と大地といった視覚的コントラストが、静謐さを湛えながら生命の根源的な姿を映し出します。
── マーク・デ・パオラ
展示作品の解説

ファインアートとコマーシャルフォトを融合させた独自のシネマティックな表現スタイルで高い評価を得ているデ・パオラ、彼自身の根底にある哲学「意識の流れ(ストリーム・オブ・コンシャスネス)」とは、人間の意識を動的なイメージや観念の連なりとして捉えるということ。デ・パオラは、この思考の奥深くに広がる世界を写真という形で写し出しています。
まるで映画のワンシーンを切り撮ったかのような彼のイメージは、見る者を一瞬の物語へと誘い、原初的な美しさを感じさせます。視覚的なコントラストと繊細なぼかしの表現が交差することで、観る人それぞれの記憶や感情を呼び起こし、新たなストーリーを想像させる作品となっています。
── ライカ プレスリリースより
マーク・デ・パオラ 写真展「Stream of Consciousness」情報
開催日時
2025年4月25日(金)〜7月20日(日)11:00~19:00
定休日:月曜
入場料
無料
会場

ライカギャラリー表参道
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-16-15 ライカ表参道店
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」A1出口から徒歩で約7分
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」から徒歩で約6分
JR山手線「原宿駅」から徒歩で13分