上田義彦
1957年生まれ、兵庫県出身。写真家、多摩美術大学教授。福田匡伸・有田泰而に師事。1982年に写真家として独立。以来、透徹した自身の美学のもと、さまざまな被写体に向き合う。ポートレート、静物、風景、建築、パフォーマンスなど、カテゴリーを超越した作品は国内外で高い評価を得る。またエディトリアルワークをきっかけに、広告写真やコマーシャルフィルムなどを数多く手がけ、東京ADC賞最高賞、ニューヨークADC賞、カンヌグラフィック銀賞はじめ、国内外の様々な賞を受賞。2011年に自身のスペースGallery 916を主宰。2014年日本写真協会作家賞を受賞。また、初めて監督、脚本、撮影を務め2021年に公開された、映画『椿の庭』は大きな反響を呼び、映画監督としての仕事も注目されている。
作家活動は独立当初から継続し、2023年までに40冊の写真集を刊行、個展も国内外で多数行う。作品はエルメス・インターナショナル(フランス)、ケンパー現代美術館(アメリカ)、ニューメキシコ美術館(アメリカ)、フランス国立図書館(パリ)、Stichting Art & Theatre(オランダ)に所蔵されている。
1990年から2011年、大きく変貌した時代に撮影された中国の風景
今なお広告写真の金字塔である、写真家 上田義彦がサントリーウーロン茶シリーズと時を同じくして撮影された中国の記録を展示。
1990年から2011年、中国が大きく変貌した時代に撮られたこのシリーズは、桂林、瀋陽、上海、大連など中国各地を、撮影のために時間をかけて巡り、その旅のなかで生まれたもの。偶発的に遭遇した光景や情景なども含まれており、旅で出会った人がそのまま広告の一枚に登場するなど、土地の風景が写真を導く在り方は、広告文化を育む当時の土壌を感じさせます。
本写真展では小作品と写真家自身がプリントした1200×1700mmの大作品から空間を構成。当時の中国の風景から感じ得た「遥か感」を、プリントから、空間から感じられます。
重版となった同タイトルの写真集も販売されます。
写真展「いつでも夢を」情報
開催日時
2023年12月2日(土)~12月24日(日)
13:00~20:00(水・木・金)11:00~19:00(土・日)
休廊: 月曜日、火曜日
入場料
無料
※12月2日(土)開催のトークイベントは有料(1,000円)
会場
PURPLE
〒604-8261 京都市中京区式阿弥町122-1 3階
行き方・アクセス
<電車>京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」出口4-1から徒歩で約7分
京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」出口2から徒歩で約4分
京都市営バス9・12・15・50・67・101系統「堀川御池」から徒歩で約3分
写真集『いつでも夢を』重版記念トークイベント 上田義彦×姫野希美
上田義彦個展「いつでも夢を」開催に際し、展覧会の初日に写真家 上田義彦と上田義彦の写真集を数多く出版する赤々舎代表の姫野希美さんによるトークイベントが実施されます。
開催日時
12月2日(土)17:00~18:30
料金
1,000円
定員
30名(要予約)
※定員に達しているため現在は予約を受け付けておりません。
写真集「いつでも夢を」情報
Book Design:葛西薫 中本陽子
発行:赤々舎、Jiazazhi
Size:H257mm × W182mm
Page:584 pages
Binding:Cloth hardcover
1990年から2011年までの夢の軌跡、サントリーウーロン茶の広告写真と中国の記録
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