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見てくれる人がその場所にいる気分になってくれたら嬉しい LuLu

レンズの先に広がる世界は、ときを忘れて撮影に没頭するほどの絶景だったーー。
日本を撮り続けるフォトグラファーたちが、これぞ“新・世界遺産”にふさわしいと選んだ日本の光景を紹介します。
「世界遺産に推薦したい!日本の新百景」3人目は、自分を被写体に旅先の写真を発信するトラベルフォトクリエイター、LuLuさんです。

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見てくれる人がその場所にいる気分になってくれたら嬉しい!

「四季を追いかけているので、季節を感じられる場所を探して旅先を決めます。写真のテーマ は『ポートレートで残す旅の記憶』。だから風景だけではなく自分の姿も一緒に写しています。ひとり旅の時にはリモートシャッターが活躍!私の写真を見てくれる人が、自分に置き換えてその場所にいるのを想像してもらえたら嬉しいし、世界はこんなにも明るくて楽しいことがたくさんあるんだよ、ということをとにかく伝えたいです」。

TOTTORI【鳥取県・倉吉市】

<6月>日本一美しい廃線跡と呼ばれる「旧国鉄倉吉線廃線跡」

「朽ちていく線路と、青々と茂る竹林。静と動が美しく共存する景色にシャッターを切る手が止まらなくなります。竹林のまっすぐ伸びる姿を捉えるため広角レンズを使いました。不思議な世界に迷い込んだみたいに廃線跡を歩いてみませんか?」

HYOGO【兵庫県・小野市】

<7月>40万本のひまわりが咲く「ひまわりの丘公園」

「たくさんのひまわりに埋もれることができる、誰もが憧れる夏の絶景!これだけの数のひまわりはなかなか撮れないので新世界遺産にぴったりだと思いました。背の高いひまわりなので、人物がはっきり見えるように脚立に乗り、カメラ仲間にシャッターを切ってもらいました。満開の時期を狙って!」。

OKAYAMA【岡山県・新見市】

<12月>今は珍しくなった情緒ある無人駅「雪降るJR野馳駅」

「真っ白な雪景色の中を走る単線の列車。今ではなかなか見られなくなった、この情緒あふれる景色をぜひ新世界遺産として残したい!ひとり電車を待つ。どこへ行くのか?誰を待っているのか?...いろいろな物語を想像してこの写真を楽しんでもらえたら嬉しいです。カーブミラーにも景色が映っているのがポイント」。

LuLu

トラベルフォトクリエイター 「カメラと旅するインフルエンサー」として、関西を中心に撮影スポットや女子旅、ホテルステイ情報などを発信、観光PRも数多く手掛けている。カメラ歴は6年で、鮮やかな色彩の写真を得意とし、フォトグラファー&被写体ならではの視点で、季節ごとの美しい景色を撮影。旅の相棒は手提げトランク。
愛用カメラ:Sony α7 III
愛用レンズ:Planar T* FE 50mm F1.4 ZA、FE 135mm F1.8 GM

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GENIC vol.68【世界遺産に推薦したい!日本の新百景】

GENIC vol.68

10月号の特集は「旅と写真と」。まだ見ぬ光景を求めて、新しい出逢いに期待して、私たちは旅に出ます。どんな時も旅することを諦めず、その想いを持ち続けてきました。ふたたび動き出した時計を止めずに、「いつか」という言葉を捨てて。写真は旅する原動力。今すぐカメラを持って、日本へ、世界へ。約2年ぶりの旅写真特集。写真家、表現者たちそれぞれの「旅のフレーム」をたっぷりとお届けします。

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