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写真家 馬場磨貴の個展「DONOR」が京都 PURPLEで開催。聖母子像をなぞる構図を通して、人が無意識に持つ“母性”のイメージに問いを投げかける

写真家 馬場磨貴の個展「DONOR」が、2026年8月5日(水)~9月6日(日)に、京都のギャラリー PURPLEにて開催されます。『DONOR』は聖母子像に準えた日本人母子のポートレートシリーズで、2024年にフランス・アルルのIRIS ARLESでも展示されました。西洋の聖母子像をなぞる構図で撮影を行いながらも、授乳中のポートレートを通して、人が無意識に持つ"母性"のイメージに問いを投げかけます。8月8日(土)には、批評家・作家 竹内万里子、写真家 映里を迎えたトークイベントも予定されています。

  • 開催期間:2026.8.5 ~ 2026.9.6
目次

プロフィール

馬場磨貴

写真家 東京在住。美術大学油絵科卒業後、大手新聞社出版写真部を経て、文化庁新進芸術家海外派遣制度奨学生として渡仏。Ecole Nationale Superieure de la Photographie ARLES に学ぶ。写真集に、「DONOR」赤々舎 (2026年)、「We are here」赤々舎 (2016年)、「ABSENCE」蒼穹舎(2008年)、「まぼろし/写真+詩・谷川俊太郎」私家版 (2022年)がある。主な写真展に「DONOR」OM SYSTEM GALLERY(東京・2008年)、「DONOR」IRIS ARLES(Arles, France・2024年)、「まぼろし」OM SYSTEM GALLERY(東京・2021年)、「Flora」銀座蔦屋書店GINZA SIX(東京)、「We are here」Place M (東京2016年)、「未来を担う美術家たちDOMANI・明日展」国立新美術館(東京・2009年)、「nude」中央展示会場マネージ広場(Saint Petersburg, Russia)、「nude」NAVICULA ARTIS(Saint Petersburg, Russia)。
第33回 太陽賞 準太陽賞受賞。文化学園大学、日本写真芸術専門学校非常勤講師。

解説と展示作品の一部をご紹介

©︎ Maki Umaba

「DONOR」は聖母子像に準えた日本人母子のポートレートシリーズで、2024年の夏にIRIS ARLES(フランス・アルル)での展示が好評を博しました。
美術館に並ぶ聖母子像から写真スタジオのメモリーフォトに至るまで、母と乳児のイメージは、長らく「幸福」の象徴として私たちの前に提示されてきました。
慈悲深く静謐なまなざしをたたえた聖母、光に包まれた記念写真に写る柔和な母性──そうして演出され、理想化が繰り返されてきた母子像は、無意識のうちに私たちの内部へと刷り込まれています。
しかし、馬場磨貴が見つめる「母」は、賢母や慈母といった観念や記号ではなく、矛盾や揺らぎを抱えながら生きる、血の通ったひとりひとりの女性たちです。『DONOR』において、馬場は、西洋の聖母子像をなぞる構図で撮影を行いながらも、授乳中のポートレートを通して、人が無意識に持つその「母性」のイメージに問いを投げかけます。
聖母マリアが突然の受胎告知を受けたとき、私たちが想像するように静かにそれを受け入れたのだろうか──。
ある瞬間、社会的な要請とまなざしの中で「母」と見なされ、その役割を引き受けることになる女性たち。甘美で抽象的な世界から遠く、今日も淡々と目の前の命に自分を与え続ける、その視線の先にあるものは何なのか。
妻、母、娘、友人、隣人──その先に、あなたはあなた自身でもあるという尊さが立ちあがる作品群です。

── 馬場磨貴 個展「DONOR」プレスリリースより

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

©︎ Maki Umaba

馬場磨貴 個展「DONOR」情報

開催日時

2026年8月5日(水)~9月6日(日)14:00~20:00
※期間中、夏季営業時間(サマータイム)となります
休廊:月、火
8月11日(火・祝)は営業、8月14日(金)~8月16日(日)は休廊

会場

PURPLE

  • 〒604-8261 京都市中京区式阿弥町122-1 3階
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」出口4-1から徒歩で約7分
京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」出口2から徒歩で約4分
京都市営バス9・12・15・50・67・101系統「堀川御池」から徒歩で約3分

トークイベント情報

批評家・作家の竹内万里子と写真家 映里を迎えたトークイベントを開催。展示「DONOR」に触れながら、これまでの活動や作品制作の背景、写真表現について、作家と批評家それぞれの視点から語ります。

開催日時

2026年8月8日(土)14:00~15:30

登壇者

馬場磨貴、竹内万里子、映里

参加費

1,000円

定員

20名(予約優先)

竹内万里子

批評家・作家 早稲田大学大学院修士課程修了(芸術学)。2008年フルブライト奨学金により渡米。「PARIS PHOTO」日本特集ゲストキュレーター (2008年)、「DUBAI PHOTO EXHIBITION」日本部門キュレーター(2016年) 、国際巡回展「I’m So Happy You Are Here: Japanese Women Photographers from the 1950s to Now」(アルル国際写真祭、2024年他) 共同キュレーターなど、国内外で数多くの展覧会を企画。共著書多数。単著に『矛盾の海へ』(2025年)、『沈黙とイメージ:写真をめぐるエッセイ』(2018年)、訳書にジョナサン・トーゴヴニク『あれからールワンダ ジェノサイドから生まれて』(2020年)など。京都在住。

映里(Inri)

写真家 三影堂撮影芸術中心(北京・厦門)共同創設者。1973年、神奈川県生まれ。1999年、東京で中国人写真家の榮榮と出会い、2000年より写真家デュオ榮榮&映里として共同制作を開始。2007年、中国・北京、草場地に、三影堂撮影芸術中心を榮榮と共同設立。2015年には三影堂厦門を開設し、中国における現代写真の発掘と発展を支える拠点として、展覧会やさまざまなプログラムを継続的に展開している。2015年より京都を制作の拠点とする。歴史・文化・風土が複合して生み出された京都の文化的景観と、その背後にある水循環に着想を得て《即非京都》を発表。さらにその探究は「即非写真」という新たな視点へと展開し、写真とは何か、見るとは何かを問い直す制作と発表を続けている。2016年、RongRong&inriとしてSony World Photography Awards Outstanding Contribution to Photographyを受賞。2022年、日本写真協会賞 国際賞受賞。

トークイベント申込

馬場磨貴 写真集『DONOR』情報

価格:5,500円(税込。本体5,000円)
サイズ:H257mm × W188mm
ページ数:120ページ
ブックデザイン:寄藤文平 服部季海
発売日:2026年1月
製本:ハードカバー
ISBN:978-4-86541-220-8
発行:赤々舎

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