目次
プロフィール
コムロミホ
福島県出身。カメラ歴は14年。
愛用カメラ:Leica M11、Nikon Z f、LUMIX S5IIx
愛用レンズ: Leica APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.、Leica Summilux-M 50 mm f/1.4 ASPH.、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
What’s Your Job?
<Job1>写真家&講師
ストリートフォトの撮影から講師まで
20代前半、スタイリストやWEBショップ経営などアパレル業をしていましたが、モデルにチャレンジしたことを機に写真家の道へ。1年で10名の写真家のアシスタントについて勉強しました。初めてお仕事したのは『女子カメラ』でした。現在はストリートフォトを撮りながら、カメラメーカーとの仕事や講師の仕事もしています。
ライカM10-Rの広告。世界のフォトグラファーの一人として選んでいただきました。
<Job2>ショップ経営
写真やカメラ好きが集うショップに
2022年に夫でフォトグラファーの上田晃司とMONO GRAPHY Camera & Artを開業。ストリートフォトを中心とした写真集やカメラグッズの販売、ギャラリースペース、プリントサービス、写真教室なども。主人が銀塩プリントのラボも始める予定です。
好きなことをやろう
「LUMIX GINZA TOKYO(現・LUMIX BASE TOKYO)にて『The Decisive Moment』という写真展を行いました。直訳のとおり、街の中には決定的瞬間で溢れています。パリで出会った一期一会の瞬間を切り取ったシリーズ」。
「2019年Nikon Z50のカタログ撮影で訪れたベトナムのハノイ。街の雰囲気を気に入り、その後もZシリーズのカメラを持って訪れています。これから何度か訪れて作品を仕上げていきたいです」。
好きなことを全部やろうと思って、人と繋がれる場所を作りました
「2014年、新婚旅行で訪れたキューバですが、このとき撮影した写真をLUMIX GM5のカタログに使用していただきました。初めて担当させてもらったカタログなので、思い入れのある一枚です」。
「MONO GRAPHY Camera & Artを始めたのは2022年1月。ショップを始めるきっかけになったのはコロナでした。自粛期間中に自分の人生について考える時間がたくさんありました。一度きりの人生だから好きなことをやりたいと思ったんです。今まで撮影した写真を振り返りながら写真集を作り、それを販売できる場所を作りたい。そして、カメラや写真が好きな人と繋がれる場所を作りたいと思いました。その形がMONO GRAPHYなんです。ギャラリーを併設して、写真集をたくさん販売していますが、今ではたくさんの人が集まり、写真やカメラについて語り合うような場所になりました」。
休みは年に3日だけ。だけど結局楽しいから続けられるんです
「ライカストアで『空に染まる』というタイトルで写真展を行ったときの展示作品。ベネチアは海に囲まれた場所なので、空の色がそのまま街の色に。美しい空の下のドラマを切り取ったシリーズです」。
「写真家や講師としての仕事もやりながら、ショップを経営しているので、朝起きてから寝るまでずっと仕事していたり、昨年は休みが3日しかなかったり、ハードに仕事をしていますが、好きだから続けられるんですよね。事務作業など細かな仕事もありますが、何でも楽しく取り組むようにしています。ライフワークであるストリートフォトも楽しむことでいい写真が撮れるんですよね。旅先では1日20kmくらい歩きながらスナップしていますが、現地の人々とコミュニケーションをとったり、異文化に触れられるのが街スナップの面白さだと思います。何事も一生懸命楽しむことで、自分のやりたいことが形になっていくんですよね」。
information
MONO GRAPHY Camera & Art
東京都中央区日本橋小伝馬町17-5-2F
GENIC vol.70【パラレルワーカーという生き方】
Edit:Megumi Toyosawa
GENIC vol.70
2024年4月号の特集は「撮るという仕事」。
写真を愛するすべての人に知ってほしい、撮るという仕事の真実。写真で生きることを選んだプロフェッショナルたちは、どんな道を歩き今に辿りついたのか?どんな喜びやプレッシャーがあるのか?写真の見方が必ず変わる特集です。