#GENIC_Canon EOS R10体験イベント第２弾レポート＆参加者が撮ったMY BESTな1枚を紹介

今回皆さんに体験いただくのは、最新機種「EOS R10」と、キットレンズのRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM。さらに単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF50mm F1.8 STM、RF85mm F2 MACRO IS STMも用意しました。

イベントは「Canon EOS R10の楽しみ方」と題して、フォトグラファー杉本優也さんによるポートレート・スナップ撮影解説からスタート。前半で、この時すでに2ヶ月以上EOS R10を体験中という杉本さんが、EOS R10の実力や魅力について、リアルな感想をお話ししてくれました。
「オートフォーカス（AF）がとても速くて、合わせたいと思った時にはもう合っている、まさに高速といえる速さで、シャッターを切るまでの時間にズレが出ない、自分の感覚に非常に近いカメラです。広角から望遠まで1本でカバーできるレンズとセットになっているので、撮りたい対象が遠くても、近くても、おそれることなく、いいなと思ったら撮ることができる。一方で簡単に設定できる操作感や、ボタンやダイヤルなど指周りの使い勝手は非常にシンプルで、初心者にも優しい作りになっています」。

プロの実体験を聞いて、参加者もそれぞれに貸し出されたカメラを手にしながら、早く撮ってみたい！とうずうずしている様子。
そんな中、EOS R10を使用して撮った杉本さんの写真を見ながら、ポートレートやスナップ写真を“いい感じ”に撮るために、以下の3つのポイントを教えていただきました。

①モデルさんに日光が当たっているシーン
②旅先のワンシーン
③面白い背景＝壁
に出会ったらまず撮るということ。

「あまり写真を難しく考えすぎてシャッターを切る回数が少なくなってしまうのは、カメラがもったいないし思い出もなくなってしまうから、いいなと思ったら撮る。それだけで、その日のお天気や季節感が残って、あとで思い返せるんですよね。このカメラは勝手にピントを合わせてくれる心強いAFと、光のグラデーションまでしっかり捉えるレベルの表現力で、こんな写真を撮ってみたかった！と思うような1枚が、最初から撮れます。自信を持って、どんどん自由に撮ってみてください」
と励ましのメッセージをいただいたところで質問コーナーに。

まずは、杉本さんがポートレート撮影の際に心がけていることについて。
被写体にお気に入りの服を着てもらって、内面のワクワク感まで写せるように意識すること、ポージングの指示はあえてアバウトにして、被写体の自由度を高めて個性を引き出すことなど、興味深い回答にうなずく参加者。
また、モデルから思い切り離れて望遠機能で撮影することで、被写体を画面の中で小さくし、まわりの風景をいっぱい写すというテクニックや被写体にカメラを意識させずに表情を引き出すテクニックを教わり、早速やってみました！という声も後日いただきました。

続いては、Canonスタッフの谷岡さんによる「EOS R10のご紹介」。“想像以上が、始まる”「EOS R10」のコンセプトの話のあと、杉本さんも絶賛の高性能オートフォーカスをはじめ、APS-Cのセンサーサイズのメリットである高い望遠効果や、高速連写、動画機能、高倍率ズームレンズなど、EOS R10の魅力をとてもわかりやすく説明いただきました。
特に、人物も動物も瞬時にキャッチする被写体検出機能は、マスク、メガネ、さらには帽子をかぶっていても瞳を追いかけるとのこと。”想像以上”の実力に、参加者の期待は高まるばかり！

その他にも、写真を撮る際の基本的な操作や、簡単で便利な機能についても丁寧に解説していただきました。
参加者からは、「普段カメラを購入した時にじっくりと使い方を習う機会はなかなかないので、とても役に立った」、「デジタルカメラを使うのが初めてでしたが、とてもわかりやすかった」などの感想が。

EOS R10の基本情報を学んで準備万全というところで、イベントは実践編に。最初はおしゃれなカフェで人物撮影にトライします。
参加者もだいぶリラックスしてきたところで、改めて自己紹介タイム。今回は、プロのフォトグラファーと一緒にCanonの最新機種を試せるという絶好の機会。「Canon機を使ってみたかった」、「ミラーレスを試してみたかった」、「いつもはフィルムカメラを使っているけれど、デジタルに興味があって」など、参加の動機もさまざまな写真好きが集いました。

ここからはモデルの心さんに登場いただき、実際に杉本さんが撮影しながら、ボケの基本をレクチャー。
「人物を撮る時はついモデルさんに近づいていきがちですが、寄るとどこで撮っても変わらない写真に。せっかく素敵なカフェで撮るのなら、カフェのインテリアを背景にしてあげたいので、モデルさんから離れること。人物も背景もある程度の情報を入れることで、状況説明ができます。モデルと背景の距離が遠くなるほど背景がボケて、撮影者がモデルから離れて撮るほど背景がくっきりと写る、これさえマスターすれば、屋外で撮影する時も同じ要領ですので、自由にボカせますよ」。

続いては、ポートレート撮影のコツを伝授していただきます。
「モデルさんには、その場所で不自然じゃないことをやってもらえば大丈夫。あとは露出を適正にすれば問題なく撮れます。室内で撮影する時に、一番簡単なのは窓に近づくこと。窓は大きな光源なので、人工光より露出設定がラクです」。

杉本さんのデモンストレーションに、参加者そろって思わず前のめり。その後、Canonのスタッフに質問をしたり、杉本さんのアドバイスを受けたりしながら、それぞれが思い思いに撮影。「オートフォーカス、速い！」、「本当に軽い！」などのコメントが飛び交っていました。

どんなリクエストにも快く、しなやかに応えてくれるモデルの心さんを被写体に、窓から離れた少し暗い場所での撮影にも挑戦。
「暗いと思ったら、ISOを上げること。通常ISOを上げると、粗くなるイメージだと思いますが、このカメラはかなりいけます。仕上がりを明るく考えているなら、明るく撮っておいたほうがいいです。カメラをやっている人ほど暗く撮るクセがありますが、実は暗く撮ったものを後で明るくするほうが、ISOを上げて撮るよりノイズが出ます」という杉本さんのお話に、一同ざわざわ（笑）心あたりがある方もいたようです！

カフェで約30分間ポートレート撮影した後、次は屋外へ。それぞれがEOS R10を持って、フォトウォークしました。前半はモデルの心さんに被写体になっていただき、後半は散策しながら各自で自由にスナップ撮影。「歩道橋のように高さのあるものは積極的に利用して、上から下に、下から上に、撮ってみると新鮮」、「服の色と背景の色をリンクさせる」、「目線が散らばらないように色数は絞る」と杉本さん。アドバイスを熱心に聞きながら、とても楽しそうにみんなで撮影している様子は、まるで大人の遠足のよう！

今回の参加者の中にはモデル撮影が初めてだったという方も。最初は緊張したそうですが、初歩的な質問にも親切に答えてくれる杉本さんのおかげで、今まで試したことのなかった設定でEOS R10の機能を使いこなすことができたとのこと。「モデルさんのいろいろな表情を撮るのも楽しく、普段身近にいる人を撮るのとはまた違う感覚。一瞬一瞬を逃さずに撮るのに夢中で、あっという間に時が過ぎました」という、うれしいコメントもいただきました。

フォトウォーク後半は、「ちょっといいなと思ったら、撮る」をテーマにスナップ撮影です。普段ポートレートが中心で、スナップになると何を撮ればいいかわからなくなるという参加者の片倉ゆうきさん。「気になったものを撮ればいい」、「そこにある一つだけ違う形、色とか」、「違和感を見つける」など、杉本さんのアドバイスを参考にシャッターを切ってみたと、素敵なお写真とともにご自身のnoteに投稿してくれました。

約70分間のフォトウォークを終え、最後に本日の成果発表。それぞれが渾身の1枚を自身でセレクトし、杉本さんに講評いただきます。杉本さんに作品を見てもらえる貴重な機会とあって、参加者全員、一斉にカメラのモニターとにらめっこ。“MY BEST”を選ぶ目はとても真剣です。その側で「そんな皆さんの作品にコメントするなんて、緊張します」と杉本さん。

この時間を利用して、杉本さんご自身がフォトウォークで撮った作品をいくつか披露してくださいました。その中にはなんと飛んでいるトンボにピントが合っている写真が！一瞬を捉えるEOS R10のAF性能の高さに、改めて驚きの声が上がりました。

いよいよイベントもラスト。それぞれのベストショットの発表に参加者もドキドキ。一人ずつ順番に、その1枚を選んだ理由やこだわりのポイントを説明していただきました。同じエリア内で撮影した参加者それぞれが、どういう視点で切り取っているのかにも興味が集まります。それに対して杉本さんが1枚1枚丁寧に講評。「曲線と直線の対比がいいですね」、「配色のバランスがお見事ですね」といったコメントをいただくたびに拍手が起こりました。参加者は自分が撮った作品にプロの視点から感想をもらえたことで、とても勉強になったそうです。

学びと実践が盛りだくさんな、あっという間の3時間。終了後もアドレス交換で盛り上がるなど、参加者同士の交流やCanonのスタッフや杉本さんへの質問と最後まで会話が尽きない、楽しく有意義なイベントとなりました。

イベントで使用した機材「EOS R10・RF-S18-150 IS STMレンズキット」は、そのまま18日間、皆さんに貸し出しされました。日常の中で参加者それぞれが「EOS R10」を使って撮影した作品を紹介します。

「ポートレートのワークショップで杉本さんに教えていただいた“遠くからズームして撮る”を実践した1枚です。素敵な笑顔を逃さず撮ることができ、とても気に入っています。EOS R10とRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMのレンズキットはオートフォーカスの精度の高さと、遠くからでも寄れるズーム機能の優秀さが魅力。あ、撮りたい！と思った時にシャッターを切ると、撮りたい写真が撮れていることに感動します。とにかく軽くてコンパクトなカメラで持ち運びしやすく、気軽にスナップできるので、憂鬱な通勤時間も一気に楽しくなりました」（yukiko takatsunaさん）

「真っ赤な彼岸花の中にある木に朝陽が差している、幻想的な情景を、Tvモードで撮りました。光と影がはっきりとした、静かさの中に力強さを感じるお気に入りの１枚に。EOS R10は素早いAF機能と持ち運びに便利な軽いボディーで、大切な瞬間を逃さず、何気ない日常を切り取れる素敵なカメラ。今回デジタルカメラを初めて触ったのですが、操作がしやすく、初心者でも楽しめましたし、杉本優也さんのフォトウォークを通して、写真がもっと大好きになりました！」（ナナさん）

「道端に赤黒く実っていたヨウシュヤマゴボウ。茎の赤紫の美しい色味と物珍しさに惹かれ、シャッターを切りました。普段フルサイズのレフ機を使っているので、ミラーレスを体験して、サイズ感と軽さの違いに感動。小型軽量で首にかけられるので、自然と外で撮る機会が増えるカメラだと思います。またAFの速さと精度は驚くほど。構えてすぐ気がついたら合っているという感覚。液晶パネルの解像度も高く、MFに切り替えてピントを合わせる際にも、確認がしやすいと感じました」（あんどれさん）

「モデルの琉璃さんと渓谷で撮影。少し日が落ちて薄暗くなってきた頃、木々の隙間から差すぼんやりとした光で、より際立つ彼女の色の白さや首から肩にかけての美しいラインを捉えた1枚です。EOS R10はフルサイズミラーレスの重くてゴツいイメージとは違って、サイズに圧迫感がないため、モデルさんを間近で撮る際もリラックスした雰囲気で撮影できました。とても軽くてコンパクトなボディー、AFの速さ、スムーズな操作性、機能の利便性、モニターの画質、どれも魅力的です」(shocoさん)

「レトロな喫茶店に入った時の1枚。お皿やコーヒーカップなどの曲線を多く取り入れながら、色合いでもノスタルジックな雰囲気が出せたところが気に入っています。EOS R10は撮って出しがきれいですね。自然な色が出やすいカメラだと感じました。本体が軽く、グリップも握りやすくて、カメラを持って出かけようという気になります。フィルターで遊ぶのが楽しくて、特にラフモノクロがお気に入り。ざらつき具合が昔の写真っぽくて、モノクロフィルムで撮ったような質感が手軽に味わえました」（junさん）

「大好きな親友親子の自然体が撮れた写真。子供の無邪気な笑顔に勝るものってあるのかな？と思うような、満面の笑みを捉えることができました。EOS R10でマニュアルモードやズーム機能などを試しながら、普段使っているカメラとはまた違った素敵な写真が撮れて、撮影の楽しさやカメラの奥深さを再確認。少し重さがあるレンズでも、本体のグリップ部分がしっかりした形なので、女性でも片手で持つことができ、いろいろなアングルで撮影できたこともうれしいポイントです」（maipさん）

「Canonのミラーレス一眼は初めてだったのですが、EOS R10は軽くて、特にオートフォーカスがとても優秀。写真は曇っていた日に、だんだんと晴れ間が見えてくる様子がきれいだったので撮影した都内某所の空。オートフォーカスが非常に速くて優れているので、ハッと思った時にすぐ撮れる手軽さがとてもいいです。構えるだけで被写体にピントが合うので、使っていてストレスがまったくなし。軽いのでバッグにぽんと入れられて、カメラを持ち歩く回数が増えました」（霜月ジョーさん）

「動物の瞳も追いかけてくれるオートフォーカスということで、お気に入りの猫カフェへ。普段、撮影している時は、ピントを合わせても、シャッターを切る前に猫が動いてしまうことがよくありますが、EOS R10はシャッターを半押しするだけで瞬時に猫の瞳を認識してくれるので、感動しました。いつも使っているレンズより高倍率ズームが可能で、しかも軽くて首にかけていても負担なく撮影できました。とてもコンパクトで持ちやすく、ハイエンドカメラ並みにスペックの高いカメラだと思います」（片倉ゆうきさん）

今回EOS R10を使ってみて感じた魅力として、参加者の声でもっとも多かったのは「軽くてコンパクト」なこと。EOS R10はバッテリーとSDカードを入れても約429gという、EOS Rシステム史上最軽量のミラーレスカメラ（※）で持ち運びしやすく、いつでも誰でもハイクオリティーな写真を撮影できます。
ちょっとした買い物や散歩にも連れて行きたくなる、毎日気軽に持ち歩けるカメラでありながら、本格的な機能が凝縮されているのが特長。中でも被写体を瞬時に捉える高精度なオートフォーカスと高速連写は大きな強みです。動きを予測しにくい子供を追尾し、すばやい犬・猫・鳥の瞳もしっかりキャッチ。日常にあふれる大切な瞬間を逃さず、切り取ります。

また、撮りたいシーンに合わせて設定できる「スペシャルシーンモード」や雰囲気を変えた写真が撮れる「クリエイティブフィルター」など、初心者に優しい機能も満載。
一方で、絞りやシャッタースピードを自分好みに調整できる「Fvモード：フレキシブルAE」といったステップアップしていける上級テクニックにも対応。さらには4Kやスローモーションなど本格的な動画を手軽に撮影でき、専用アプリを使ったスマホやPCとの連携もスムーズで、SNSを楽しむライフスタイルにも寄り添ってくれるカメラです。

キットレンズは軽量コンパクトな標準ズームレンズRF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMと高倍率ズームレンズRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの2種を用意。交換レンズも、手持ちでマクロ撮影が可能な単焦点レンズRF35mm F1.8 MACRO IS STMやボケの美しいRF50mm F1.8 STMなど、表現の幅を広げてくれるラインアップが揃っています。
※2022年7月時点