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私流、旅の必需品たち/市川渚の“偏愛道” Vol.05

市川渚<連載コラム>第1・第3日曜日更新
ファッションとテクノロジーの世界で活躍する
クリエイティブ・コンサルタント市川渚が
身の回りのモノ/コトへの強いこだわり=偏愛を語る!

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私流、旅の必需品たち/市川渚の“偏愛道” Vol.05

前回は旅の準備について書いたのだけれど、今回は旅に持っていくものについて。
準備や下調べが苦にならないタイプなので、パッキングも好きな作業だ。パズルのように無駄な隙間が出来ないように上手く詰めていく過程もとても楽しい。

スーツケースは初めて購入した時からRIMOWAのポリカーボネートタイプ一筋。軽いから、ひとり旅の時も比較的移動しやすい。
ホワイトの大きいサイズのスーツケースは特にお気に入りで、数年前まで売っていたUNITED ARROWSとのコラボモデル。小さい方も同じもので揃えたかったのだけれど、いつの間にか取り扱いが終わってしまっていた。残念。

ホワイトのスーツケースは汚れが目立つけれど、「スーパーリムーバー アメリカの主婦が選んだ住まいのno.1クリーナー」という仰々しい商品名のスプレークリーナー(このクリーナーは汚れ落ちが最高なので、白好きの方はぜひご家庭に1つ常備しておくことをオススメする)で拭き、取れない汚れはメラミンスポンジで擦ればすっかりきれいになる。これらは旅から戻った時、必ず行う儀式のようになっている。

シワになっても問題無い肌着、シワがつきにくい服は衣類圧縮袋へ。衣類圧縮袋は謎の柄がプリントされているものが多いのだけれど、無印良品に無地のものがある。さすが無印だけある。
トラベルポーチ類も無印のグレーで揃えているのだけれど、無印のトラベル用品は本当に優秀で、毎回旅の前には新商品がないかチェックしに行っている。

無いと何もできなくなってしまう、重要な充電器やケーブル、バッテリー。旅行の日数や目的に合わせて、必要なものをセレクトして持っていく。充電器は基本的にAnkerのものを愛用。改めて並べてみてわかったが、これではケーブルが足りない。買い足さなければ。

上のアイテムたちは私専用の装備で、夫婦で出かける時はこれらにプラスして自宅に設置してある5口タイプの充電器を引っこ抜き、まるまる持っていく。我々は夫婦共に充電が必要な持ち物が多いので、充電の口数は多ければ多いほど良い。

身軽な旅に憧れるのだが、機内にも結構な荷物を持ち込む。環境の変化でストレスを感じやすいこともあり、フライト中いかに快適に過ごせるかということに重点を置き、スキンケア用品、薬、文具、充電器&ケーブル等を2つのポーチにまとめている。

機内はとてつもなく乾燥しているので、水平飛行に入ったらすぐに化粧室に行き、顔をザッと洗って化粧水をつけたら、洗い流さないタイプのクリームマスクを塗る。
ここ数年愛用しているのはドゥ・ラ・メールのザ・インテンシブ リバイタライジング マスク。通常は8分程で拭き取るものなのだけれど、フライト中はつけたままにしてしまっている。おかげで乾燥知らず。着陸前にスプレー化粧水で軽く拭き取って、日焼け止めを塗れば、外に出る準備が終わる。

濡れマスクも欠かせないアイテムなのだが、人工的な香りが苦手なので、無香料タイプを購入して、好きなアロマスプレーをひとふき。これとノイズキャンセルのヘッドホンがあれば、どんなフライトでも快適に過ごせる。

香りつながりで、最近導入したアイテム。無印良品のポータブルアロマディフューザーは、宿泊先の枕元やデスクに置いておけば、好みの香りが楽しめる。充電式なので場所を取らないし、音も静かでとても良い。充電がmicro USBじゃなくてUSB Type-Cだったら100点だったのだけれど。
アロマオイルは昨年行ったサムイのSix Senses Spaで購入したレモングラス。リフレッシュできる。

キャッシュレスが浸透してきたとはいえ、やはりいくらかキャッシュを持っていたほうが安心なもの。これまで行った国の余ったお金はそれぞれチャック付きの袋に入れて、整理している。ここから必要なお金を持って行き、現地に着いたら、現地通貨をお財布に、日本円はチャック袋に、それを宿泊先のセキュリティーボックスの中に入れておけば良い。中身も見えるので、どのくらいお金が残っているかも一目瞭然。

その他に欠かせないものといえば撮影機材かな。では、行ってきます。

【市川渚の“偏愛道” 】バックナンバー

Vol.04 記憶の解像度を上げる“旅のしおりづくり”のススメ
Vol.03 纏う服がくれる力

市川渚

1984年生まれ。N&Co.代表、THE GUILD所属。
ファッションとテクノロジーに精通したクリエイティブ・コンサルタントとして国内外のブランド、プロジェクトに関わっている。自身でのクリエイティブ制作や情報発信にも力を入れており、コラムニスト、フォトグラファーやモデルとしての一面も合わせ持つ。

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