menu
  • Home
  • 写真展
  • 野村佐紀子 写真展「Lirio」が神戸で開催。失われたものと残されたもの─そのあいだに息づく親密な記憶

野村佐紀子 写真展「Lirio」が神戸で開催。失われたものと残されたもの─そのあいだに息づく親密な記憶

写真家 野村佐紀子による写真展「Lirio」が、兵庫 神戸のTHE BOOK ENDにて2026年6月18日(木)~7月20日(月・祝)に開催。本展では、スペイン グラナダで撮影、マドリッドで開催された大規模回顧展で初公開された作品と未発表作で構成された同名写真集の作品を展示。スペイン語で死者への供花であり、生者と死者を結ぶ象徴的な存在を意味するタイトル「ユリ/アイリス」。その象徴性を軸に、失われたものと残されたもの、そのあいだに息づく親密な記憶を繊細に映し出した。それは、深く静かな闇とそこに差し込む光、そして生と死のあわいに漂う記憶の気配。5番目の巡回先となる本展では、一部プリントを替え、全32点の額装作品が展示されます。

  • 開催期間:2026.6.18 ~ 2026.7.20
目次

プロフィール

野村佐紀子

写真家 1967年山口県下関生まれ。1990年九州産業大学芸術学部写真学科卒業。1991年荒木経惟に師事。1993年より国内外写真展、写真集多数。
おもな写真集に、『裸ノ時間』(平凡社)『夜間飛行』(リトルモア)『黒闇』(Akio Nagasawa Publishing)『nude / a room / flowers』(bookshop M)『愛について』(ASAMI OKADA PUBLISHING)『majestic』(BCC)『春の運命』(Akio Nagasawa Publishing)などがある。

解説と展示作品の一部をご紹介

同名の写真集『Lirio』は、2024年スペイン グラナダで撮影され、翌年同・マドリッドの Fundación MAPFREで開催された大規模回顧展「Sakiko Nomura: Tender is the Night」(2025年2月6日~5月11日)で初公開された作品と、未発表作品によって構成されています。この展覧会は大きな反響を呼び、2026年3月からスペイン各地を巡回、その後ヨーロッパ各地へと巡回予定で、国際的に野村佐紀子の存在をさらに広げる契機となっています。スペイン語のタイトル「Lirio(ユリ/アイリス)」は、死者への供花であり、生者と死者を結ぶ象徴的な存在を意味しています。本作ではその象徴性を軸に、失われたものと残されたもの─そのあいだに息づく親密な記憶を、繊細に映し出しています。
編集・造本設計・出版を手掛けたのは、日本を代表する造本家・町口覚。表紙には、麻と紙を撚り合わせて織り上げたオリジナルの麻の紙布(しふ)を用い、その独特な質感に"闇に刻まれた傷が、夜明けへと導く。"という造本コンセプトを重ねるように、ふたつのデザイン(SCAR Edition / DAWN Edition)を制作しました。タイトルロゴには、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの手書き(筆跡)に基づいて設計されたフォント「Federico」を採用。モスクワのタイポグラファー、オルガ・ウンペレヴァの手によるその文字は、抒情と静けさをたたえ、写真集『Lirio』の世界に花を添えています。
5番目の巡回先となる本展では、一部プリントを替え、全32点の額装作品を展示いたします。
闇と光、生と死、そのあわいに息づく親密な記憶。静かに問いかける作品群をぜひ会場でご体感ください。

── 写真展「Lirio」プレスリリースより

野村佐紀子 写真展「Lirio」情報

開催日時

2026年6月18日(木)〜7月20日(月・祝)11:00~18:00
休廊日:火、水曜(祝日は営業)
※入場制限やアポイントメント制となる場合があります。

入場料

無料

会場

THE BOOK END

  • 〒650-0024 兵庫県神戸市北区海岸通3-1-5 海岸ビルヂング 302
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
JR神戸線「元町駅」から徒歩で5分
神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」から徒歩で3分

野村佐紀子 写真集「Lirio」情報

Lirio DAWN eddition

Lirio SCAR eddition

編集・造本設計・出版は町口覚。オリジナルの麻の紙布を用いた「闇に刻まれた傷が、夜明けへと導く」という造本コンセプトのもと、中身はそのままに、表紙のデザインが異なる『SCAR Edition』と『DAWN Edition』の2つの装丁が制作されている。

発行年:2025年
サイズ:H233mm × W170mm× D22mm
製 本:ハードカバー288ページ
出版社:bookshop M

THE BOOK END:Lirio DAWN eddition
THE BOOK END:Lirio SCAR eddition

おすすめ記事

潮田登久子、川内倫子、野口里佳ら30名の女性写真家を紹介する展覧会「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」が渋谷で開催。“写真”という枠組みを超え、多様なアプローチによる作品約200点が一堂に集結

編集長 藤井利佳の編集後記を追加「GENIC|Color as Identity 私の色の話 vol.79 2026年7月号」特集詳細

次の記事