menu

編集長 藤井利佳の編集後記を追加「GENIC|Color as Identity 私の色の話 vol.79 2026年7月号」特集詳細

2026年6月5日(金)発売の、雑誌 GENIC7月号 vol.79 のテーマは「Color as Identity 私の色の話」。本記事では、それぞれの特集の詳細、そして編集長 藤井利佳の編集後記を掲載しています。
雑誌GENICのご予約・バックナンバーのご購入は、GENIC SHOPをぜひご利用ください。全国どこでも1冊から送料無料でお届けいたします。発売日以降は、全国の書店、Amazonなどでもお買い求めいただけます。

  • 作成日:
  • 更新日:
目次
一冊から送料無料・GENIC SHOPで購入

6月2日(火)朝9時までに予約注文したお客様には、6月2日(火)中に発送します。日本全国、ほぼ発売日までに到着する予定です(お約束ではございません)。

Color as Identity 私の色の話

Photo:Miss Bean

6月5日(金)発売 GENIC7月号
Color as Identity 私の色の話

写真の色は、その表現者がどのように世界を見ているのかを、静かに物語る「言語」です。
だからこそ、私たちは写真の色を通じ、多くのことを感じ、受け取ります。
GENICらしい「色」への想いの特集です。

【編集長 藤井利佳 コメント】

写真の「色」は、ときに、“何が撮られているか”よりも先に、目に飛び込んできます。
それだけ、写真という表現にとって、色は重要です。

あの人らしい色だな。
私自身いままで幾度も、写真を見てそう感じてきたし、皆さんにも経験があると思います。

写真の色は、署名のようなものであり、アイデンティティです。“自分色”を持つと、もっと写真が楽しくなるし、自信もつく。

では、どんな色が“自分色”? 悩んでいるという声もよく聞きます。
答えは、あなたが「よいな」と思う色が、あなたの色です。それでいいんです。

世界をどう捉え、何を大事にしているのか。
それを「世界観」と呼びます。生きてきたなかで出会ったいろいろなことが、学んだすべてのことが、その人なりの世界観をつくりだす。
その世界観のなかで、「よいな」は判断されます。

だから、あなたが「よいな」と思った自分の写真の色は、あなたがどのように世界を見ているのかを語っているのです。

あなたが「よいな」と思う色が、あなたの色。それがあなたの世界観。生きていけば世界観が変わることもあり、それに伴い「よいな」と思う色も変わっていく。
“自分色”ってそういうものだと思います。

とはいえ、です。
「よいな」という色が頭のなかにあるからといって、簡単に想像した通りになるものでもありません。1枚、最高な色の写真を生み出せても、他の写真ではできなくて悩んだり、迷ったり。

そんなときは、「よいな」と思う誰かの写真の色を真似してみてください。

真似はいけないこと?
-いいえ、まったく。

その人の世界観を物語る色なのに、真似したら自分の世界観ではないのでは?
-いいえ、違います。

レシピを見ながら料理をしても、決して同じ味にはなりません。
塩ひとつまみ→あなたの手の大きさが影響します。
中火で→あなたの感覚で決まります。
醤油小さじ1杯→そもそもどこの醤油使ってる?

でも、プロのレシピを見て作ると、同じでなくとも、確実に美味しいものができます。そして作り続けるうちに、自分の好みを少しずつ反映していきます。濃い味が好き。野菜を足そう。そうやって自分の味を見つけます。

GENICでも、Lightroomプリセットの販売をしていますが、プロのレシピはすごいです。でもそのプリセットを使用したからといって、同じ写真にはなりません。あなたが撮ったときの光が、機材が、設定が、世界を見る目が。プロのレシピとあいまって、新しい色が生まれます。そこから、さらに「よいな」を目指して“自分色”を見つけるのも、ひとつの方法だと思っています。

最後に。
写真の色を本当に決めるのは、「あとから」ではないことに、経験を積めば積むほど気づいていきます。いつどうやって決めるのか。ぜひ今号の特集を読んで、知ってください。

カバーフォトはMaria Svarbova

「フォルムや内容よりも先に、色は写真のイメージを形成する」と語る、スロバキアの写真家 Maria Svarbova。国際的に高い評価を受けたシリーズ『Swimming Pool』より、写真集には掲載されていない1枚を表紙に起用。「色」がこの写真の雰囲気とリズムを定義づけている。

【Focus】

「WHITE ─── すべては白になる」Takako Noel

これまでの作品がカラフルだったのは偶然に近いものであり、2026年春の展示でようやく色彩が自分にとって具体的な象徴として現れたと話す、写真家でありビジュアルアーティストであるタカコノエル。写真の色は自分の精神状態を表すものだと明確に感じ取ったからこそ、今、そしてこの先に目指していきたいものとは? 6ページの特集でお届けします。

「僕は、きゅんとしたい。」東 京祐

誰かの肌に宿る温度、表情ににじむ気配、光のなかでふっと立ち上がるその人だけの色。被写体の色をそっとすくい上げるように続いてきたウェブマガジン「人色」が、静かに幕を閉じた。「写真家一人ひとりの色は、その人の視界そのもの」と語る東 京祐の、人や世界を見つめるまなざしに迫ります。

「Way of feeling ~重なり合う感情とリアル~」YOSIGO

2024年に日本初となる個展「Holiday Memories -旅の瞬間-」を開催し、話題を呼んだスペイン出身のフォトグラファー、YOSIGO。「色は単なる美的な選択ではなく、見ているものを感じ、理解するための手段」だという彼が、15日間の滞在予定を6か月に延ばして表現した、東京の色とは?

【Features1】

写真家それぞれの“色表現”

光のなかに浮かぶ色をすくい取り、そこに想いを重ねる。写真家たちのカラーパレットは、彼らが世の中をどう見ているのか?言葉にできない「何か」を物語るものです。8名の写真家それぞれの“色表現”をお届けします。

「感動の所在 - Color reveals where emotion lies.」北岡稔章(フォトグラファー/シネマトグラファー)
「夢の続き」久野美怜(フォトグラファー/フィルムメーカー)
「My Rules.」MARCO(フォトグラファー)
「ずっと追っている、青がある。」八木 咲(写真家)
「Colors Simply Exist 無意識に切り取った先に現れる色」Natsumi Ito(アートディレクター/フォトグラファー/グラフィックデザイナーetc.)
「すでにそこにある光を探している」室岡小百合(フォトグラファー)
「いつも、あたらしい。」服部恭平(写真家)
「色は、その世界のルールを決める」Miss Bean(ディレクター/フォトグラファー)

【Features2】

International Color Notes 世界に見る色の美学

インタビューをした6名の海外フォトグラファーは、一様に「色は写真の印象を形づくる言語のようなもの」と話してくれました。だからこそ、通訳を介さずとも私たちは写真を通して会話ができる。彼らが育った環境や学びによって培われた色彩感覚とは? 世界に見る色の美学です。

「Quiet and precise 静寂と緻密」Maria Svarbova(フォトグラファー)
「Visual Language ~絵画的な視覚の領域へ~」Teresa Freitas(フォトグラファー/カラーリスト)
「See things differently ~色がすべて~」Linus Bergman(フォトグラファー)
「Inside the Moment その、感情のなかへ」Monaris(フォトグラファー)
「物語の色を紡ぐ」Cho Mina(ディレクター/フォトグラファー)
「季節の響きThe Observation of Seasonal Resonance」Jeremy Cheung(アーバンフォトグラファー/コンテンツクリエイター)

【Features3】

私らしい色のこと Signature Tones

写真の色は、署名のようなもの。人生のなかで出会い、美しいと感じたものが基礎となり、生み出されていきます。自分の色を語ることは、自分自身の輪郭をそっとなぞること。作品を支える「私らしい色のこと」をお伺いします。

「やさしい気持ち」Fujikawa hinano(写真家)
「翳り」河野 涼(フォトグラファー/ビデオグラファー)
「“透明な水”で包み込んで」tomei(透明愛好家)
「dreamscape」高木慎平(フォトグラファー)
「瀬戸内ブルー」古性のち(写真家/文筆家)

【Features4】

色作りにもっとこだわるためのQ&A「フィルムで次なるアプローチ」

フィルムの色は、もっと自由に、もっと深く変えられる。ラボとの対話、自宅暗室での手仕事、そしてフィルムそのものの選択。色を決めるプロセスには、知るともっと色作りが楽しくなるアプローチがあります。“自分色”に、よりこだわるためのヒント集です。

Approach 1 : ラボとの色作り
北岡稔章(フォトグラファー/シネマトグラファー)
古屋岳史(Prism Lab.KICHIJOJI/Public Relations Department)

Approach 2 : 手焼きプリント
安江憲人(写真家/フォトグラファー)

Approach 3 : フィルム選び
Yuya(会社員/写真家)

【Features5】

My Color My Preset 自分カラーの見つけ方

自分の色と出会うことは、表現を深めるうえで大切なプロセスです。けれど、その見つけ方に迷うこともあります。ここでは、自らの色の軸をどのように見つけたのか、4名の写真家に伺いました。彼らが展開するプリセットを使うことで、さらに大きなヒントが見えてくるかもしれません。

「光と透明感と」鎌田風花(フォトグラファー)
「撮った瞬間から懐かしい記憶のように」コハラタケル(写真家)
「自分の“好き”を可視化して」相武えつ子(写真家)
「子供の姿をノスタルジックに」はらかずあき(週末フォトグラファー/会社員)

GENIC Featuring / Magazine

GENIC編集部がSNSで注目したクリエイターに、雑誌GENICに出演していただく雑誌連載「GENIC Featuring / Magazine」。Instagram、Threads、Xで「GENIC Featuring」としてピックアップした作品の中からお声がけしています。ぜひ、各SNSのタグを付けて投稿してください。
InstagramとThreads:#GENIC_mag & @GENIC_mag
X:#GENIC_web

出演:
chihi(フォトグラファー)
荻野目すずか(フォトグラファー)

【連載】

女優・橋本愛「日日是好日」

現実のなかに溢れる愛おしい瞬間を封じ込めた写真と、そのとき感じた想いを言葉にのせて。かけがえのない日々を写真と言葉で表現する、橋本愛の連載第26回。

小関裕太の自分探しの旅「スキ」

連載第25回は、前回に引き続き、5年ぶりに訪れたミラノで探したスキをお届けする「ITALY vol.2」。「待ち合わせ」と題した文章もお楽しみください。今回も小関裕太自身による構成、デザインでお届けします。

Surreal Dance

衣装デザイナー/スタイリストの高橋毅が、自身で掲げるテーマに合わせて衣装をデザイン&スタイリング。毎回テーマによってクリエイションのチームを組みながら日常とは少し離れたSURREALで曖昧な世界を表現する、ファッションフォトグラフィー連載。Vol.5は『Between body & clothing』。

Creative Direction & Styling:Tsuyoshi Takahashi
Photograph:Yoshiharu Ota
Hair & Make:Koki Noguchi
Performer:KELO
Costume:TESSEY

KYON.Jが出会った“奇跡の一瞬”「Exploring the World」

世界を照らす美しい光を追いかけ続けるトラベルフォトグラファーKYON.Jが出会った、光溢れる大自然の姿。第28回「生命の讃歌、灼熱に燃ゆる光」をお届けします。

【and more】

Nikon Zfで広がる、色と質感の表現

出演:
藤澤一(写真家)

カメラカタログ<拡大版>:Color, with Me 自分らしい色を生み出すためのカメラ

送料無料での購入はこちら

一冊から送料無料・GENIC SHOPで購入

6月2日(火)朝9時までに予約注文したお客様には、6月2日(火)中に発送します。日本全国、ほぼ発売日までに到着する予定です(お約束ではございません)。

次の記事