東京都心から片道2時間!身近で、バランスのいい街
いつも同じ場所で仕事をしていると、ふと思うことがあります。「たまには日常を離れて、『いつもとは違う場所』で仕事がしたいなぁ」と。
できれば自然に囲まれた場所で、けれど多少なりとも街があって、喫茶店やおしゃれなカフェでの時間や、その土地ならではのグルメも楽しめたら最高……!
なんてわがままを叶えてくれる、素敵なワーケーションスポットを見つけました。それが、「静岡県富士宮市」。
富士宮市は、人口約13万人。静岡県第二の都市・静岡市から電車で1時間、東京都心からは電車で2時間と、アクセスのよさが人気の場所で、最近はワーケーションや移住先として注目を集めています。
富士山や朝霧高原など、自然のアクティビティがたくさん!
富士宮市といえば、やっぱり誰もが思い浮かべるのは「富士山」。
富士登山はもちろんのこと、富士山のふもとに広がる朝霧高原エリアには、白糸の滝や田貫湖など観光スポットが点在しています。
雄大な自然の中では、キャンプやグランピング、バーベキューやサイクリングなど王道アウトドアのほか、富士山のフィールドを通して自然を学ぶネイチャーガイドツアーや、第一級河川・富士川を利用したラフテイングなど、富士山近郊だからこそ楽しめるアクティビティが満喫できます。
GENIC読者にはお馴染みのフォトスポット、まかいの牧場のブランコも、じつは富士宮市郊外にあるって知っていましたか……!?(興奮)
牧場でのびのびと育った乳牛由来のアイスクリームやチーズケーキをいただきながら、富士山の景色を楽しみつつ、撮影も……なんて過ごし方も。
そして、富士宮市といえば、「富士宮やきそば」を忘れてはいけません。
ちょっぴり固めの麺にさまざまな具材、仕上げに削り粉をかけた特徴ある焼きそばは、富士宮市で古くから食べられてきたご当地グルメで、町おこしイベント「B 級グルメグランプリ」で第1位を獲得した、言わずと知れた名物。
街を歩けば、個性的な富士宮やきそばの食べ比べができます。
街中ステイは歴史に文化、喫茶店めぐりやクラフトビール探訪など、見どころが目白押し
大自然でのアクティビティだけが富士宮市の魅力……ではないんです。大自然と、街中ステイの両方をバランスよく楽しめるところが、富士宮市の真髄。
富士山のふもとまでは、富士宮の市街地から車で30分と気軽に出かけられる距離感。だけど、わざわざ出かけずとも、市内の様々な場所から富士山がとてもよく見えます。
たとえば、富士宮駅から徒歩すぐの場所にある、名所「富士山本宮浅間大社」からの眺めもその代表例。
「富士山本宮浅間大社」は、富士山信仰の広まりとともに全国に祀られた、1,300あまりの浅間神社の総本宮で、その昔、富士山が噴火したときの溶岩が止まった場所=「富士山の0合目」とも呼ばれる神聖な場所。
富士山の地下を何年も流れ、ろ過された清らかな水が流れるすぐそばの神田川を含め、地元の人や観光客に愛される癒しのスポットです。
市内で人気の「cafe&deli mogu」で富士宮の特産品であるニジマス料理や有機野菜がいただけたり、「Mt. Fuji Brewing」ではクラフトビール、「富士高砂酒造」では清酒が楽しめたりと、市内のいたるところで、富士山のきれいな水を活かした名産物に出会えます。
そのほかにも、世界文化遺産である富士山について学べる「富士山世界遺産センター」や、富士宮市出身の作家・甲斐みのりさんが監修する街案内冊子「みやめぐり」の内容を追いながら市内に点在する喫茶店やカフェ探訪なども楽しめる富士宮市。街中ステイでも、やりたいことが尽きない街なんです。
富士宮市ステイの宿泊費の半分を、自治体が負担してくれる取り組みがスタート
大自然と街中ステイ、どちらも楽しめて、かつ東京都心から電車で2時間でたどり着ける、バランスのよい場所、富士宮市。
そんなワーケーションに最適な富士宮市は、2021年7月から、首都圏で働く、40歳未満の移住希望者向けにテレワークによる移住を目的とした「お試しテレワーク補助金」制度をスタート。富士宮市滞在にかかる宿泊費と交通費の最大半額を、自治体が負担してくれるようになりました(なんと!?)。
家族連れの場合、同一世帯の世帯員であれば、同行者費用の補助も◎
勤務先や年齢などの条件、期間、補助金額の上限、申請方法などくわしい情報は富士宮市公式サイト、富士宮市移住・定住ポータルサイトの「お試しテレワーク補助金」ページで確認を!
富士宮市が気になってきた……!という方は、今回は、当記事を含めて4本立てで、富士宮市の魅力をお届けしますので、ぜひそちらも合わせて参照くださいませ。
伊佐知美さんがお届けする富士宮市の魅力
「移住女子」の著者でもあり、GENICで連載コラム「伊佐知美の旅するように移住」を執筆する伊佐知美さんが、4回にわたって富士宮市の魅力をレポートします。
第1回目:富士山を仰ぐ静岡・富士宮市で街と自然のよくばりワーケーションを(本記事)
観光・ワーケーション・移住など富士宮市情報はこちらから
伊佐知美
これからの暮らしを考える『灯台もと暮らし』創刊編集長。日本一周、世界二周、語学留学しながらの多拠点居住など「旅×仕事」の移動暮らしを経て沖縄・読谷村に移住。移住体験者の声をまとめた『移住女子』の著者でもある。