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プロフィール

外山リョウスケ
写真表現の可能性を探求し、光と時間の本質に迫る作家。独自技法”Tempusgraph(テンプスグラフ)”では、未来から過去へ流れる時間をフレーミングし、その軌跡を像として留めます。本展では、二十四節氣という自然のリズムを通して、鑑賞者の時間感覚に静かな揺らぎをもたらします。
かつて多くの偉人たちがカメラオブスキュラを使って探求していた光の中には、”Tempusgraph”の光学現象も潜んでいました。けれど誰も、それに意味を見出さなかった。時代がそれを求めていなかったのだと思います。AI の台頭によって写真を取り巻く状況が大きく変化する今、私はあらためて光が引き起こす現象に目を向けながら、「写真」という表現の本質を再定義することを試みています。
展示作品の一部と解説

外山リョウスケ氏は、アトリエ シャテーニュからサポートを受け作品を制作している注目の写真家・アーティストです。 本展では、外山氏が独自に開発した写真技法”Tempusgraph(テンプスグラフ)”を用い、“時間の色彩”をテーマに、日本の季節の移ろいを光で視覚化した「二十四節氣」シリーズ(全 29 点)を初公開いたします。
また、本展と合同で作品の制作過程にフォーカスした展示「Tempusgraph:拡張する写真の地平」を東條會館写真研究所にて開催いたします。会場では、作品に使用されている独自の写真技法”Tempusgraph”の仕組みや表現手法に光を当て、写真の原点に立ち返りながら、その拡張性と可能性をご体感いただけます。
2つの展示を通じて、作品の完成形だけでなく、発想から構築に至るまでの軌跡を“見て・知る”ことで、外山リョウスケ氏の表現に込められた想いやこだわりを、より深く感じていただける内容となっております。
── Galerie GEEK/ART プレスリリースより

世界でただ一人、時間そのものを写しとる写真技法”Tempusgraph”を生み出した外山リョウスケ。 本展では、⻑年の技術探究から生まれた唯一無二の作品群を初公開します。鮮やかな色彩と手仕事による深い質感は、写真と絵画の間をたゆたうよう。GEEK/ARTが自信をもってお届けする、見逃せない企画展です。ぜひ会場で“光と時間の物語”をご体感ください。
──Galerie GEEK/ART 山口典子

オープニングレセプションの様子

作品展「Tempusgraph ⼆⼗四節氣:Colors of Time」の本開催に先駆け、7⽉10⽇(⽊)にオープニングレセプションが行われました。作品9点と合わせて、制作過程で⽣み出された写真の新技法”Tempusgraph(テンプスグラフ)”を体験できる展⽰ブースが設置されました。来場者の⽅々には、作品が完成するまでの外⼭⽒の試みの数々を実際に⽬で⾒て楽しんでいただきました。
── Galerie GEEK/ART プレスリリースより


何を撮られた作品ですか?と聞かれることが多いのですが、⾔い過ぎてしまうとクイズのようになってしまう気がしていて。皆さんの⾃由な想像に任せて、⾒て感じたものを⼀⼈ひとりが持って帰っていただければと思っています。
── 外山リョウスケ
外山リョウスケ 作品展「Tempusgraph 二十四節氣:Colors of Time」情報
開催日時
2025年7月19日(土)~8月11日(⽉・祝)
⽉・⽊・⾦14:00〜18:00
⼟・⽇・祝13:00〜18:00
休廊日:火曜・水曜
入場料
無料
会場

GEEK/ART
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-6 1F
- Google Map
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅7番出口から徒歩5分
JR山手線渋谷駅B1出口から徒歩5分
合同開催 Tempusgraph:拡張する写真の地平 情報
開催日時
2025年7月19日(土)~9月15日(⽉・祝) 13:00~19:00
※最終入場18:30
休廊日:月〜木曜
入場料
無料
会場

東條會舘写真研究所
- 〒102-0083 東京都千代田区麹町1丁目6-12
- Google Map
行き方・アクセス
〈電車〉
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」3a出口から徒歩で5分
東京メトロ有楽町線「麹町駅」3出口から徒歩で8分