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30代、新しい友達ってどう作るの?/夏南の法則Vol.136

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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30代、新しい友達ってどう作るの?/夏南の法則Vol.136

先日以前から知り合いだった人と、初めて一対一で食事に行きました。

共通の友達がいるため前から話は聞いていたし、彼女のビジネスの方でも少し関わりを持って何度かそういう場で話をしたことがあったので、知り合い以上友達未満みたいな関係性。

私がワイン好きなのを知っていて、会ったりメールのやり取りをしたりする度に、お互い「今度ワインでも」と話していたのがついに実現しました。

初めて会った時から興味深い人だなと思っていたので、この夜を楽しみにしていたものの、最後に誰かと初めて2人っきりで食事したのが思い出せないくらい昔だったので、どんな風にやればいいんだっけ?と正直少し緊張していました。

若い時ってこれといった努力をしなくともなんとなく友達ってできていたけど、大人になると社交場に行く機会はあっても“知人”止まりになってしまうケースが圧倒的に多く、食事や外出が一緒にできるような“友達”までなかなか発展しない。

特に同年代の同性はキャリアが充実していたり家族ができたり、もしくはその両方で忙しい日々を送っていて、これまで築いてきた人間関係もしっかりある。だから仕事や趣味など何か新しいことに挑戦するようなタイミングでもない限り、新しい友達ってできづらい。

私は人と会う時は失礼のないようにとか、馴れ馴れしくしすぎないようになどと気を使いすぎたり、社交辞令だったかしら?と深く考えすぎてしまったりして、空回りしちゃうことが多いのですが、穏やかなオーラを放つ彼女とはいつ会っても自然と会話が弾みました。

しかし、いざ食事となるとまるで初デートの時のようなソワソワした気持ちになって、ぎこちなかったけど、緊張していることも素直に伝えた上で、まずは相手を知ろう!という思いで会話をしていきました。

30代後半ともなると人生経験も多く、自分を変えた出来事もいくつかある。2人とも結婚して仕事もバリバリしていている女性ということで、そういうライフスタイルならではの話もあって、とにかく話題に事欠かなかった。

あっという間の4時間。帰りのタクシーでは、やはりこうやって新しい交友関係を持ったり、いろいろな話を聞いたりして、自分の世界や感覚を押し広げる努力はちゃんとしていかなきゃなと考えていました。

年齢を重ねれば重ねるほど、素敵な人間関係こそが人生を豊かにする秘訣であることを学びます。

マテリアルなものや成功もいいけれど、それを分かち合う人たちがいなかったらなんだか虚しいもの。

友達100人作ろう!なんて言わないけど、自分にあった良いことを喜んでくれる人やその人に良いことがあったら自分が嬉しくなる人がいる方が、人生が楽しいのは間違いないです。

私も人見知りだし、人混みすら苦手なタイプだけど、もしかしたらこれが10年20年、いやそれ以上の友情の始まりかもしれないと思って、自分の殻をどんどん破っていきたいです。

素敵な1ヶ月でありますように♡

大屋夏南 プロフィール

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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