＜ASEANへのやさしい旅 50＞東南アジア10か国への旅を「サステナブル」な視点で楽しむ50のおすすめアイデア

「ASEANへのやさしい旅 50」は、「多様な自然環境や動物たちへの思いやり」、「環境・歴史・文化への敬意」、「地域コミュニティへの還元」などを考慮したサステナブルツーリズムを知ることができるウェブコンテンツです。
東南アジア10か国ごとに「知る、感じる」「遊ぶ」「泊まる」「食べる」「買う」の5つのカテゴリーに分類。国やカテゴリー毎に、また両方とも選択してトピックを検索することができます。

ボルネオ島の北西海岸、国土は三重県と同じほどの小国で、正式名称は「ブルネイ・ダルサラーム（永遠に平和な国）」。資源に恵まれた豊かさを象徴する豪華絢爛な観光地もありながら、水上集落で暮らす昔ながらの人々と文化、国土の約7割を占める熱帯雨林もたおやかに共存し、手付かずの大自然を感じるエコツアーも人気です。

大河メコン川や東南アジア最大の湖トンレサップ湖、北部の大部分は森に包まれ「森林の国」とも称されるほど、豊かな自然の恵みとともにあるカンボジア。クメール王朝建築の最高傑作アンコール・ワットをはじめ、世界遺産遺跡群を一目見ようと世界中から旅行者が訪れるこの国は、各地で観光地化やリゾートもできています。

懐深い大自然と動植物の多様性、人々の伝統文化も多彩な島々が1万4000以上と、世界最多の島嶼を誇るインドネシア。信仰と祈りのバリ島、世界遺産ボロブドゥールを擁するジャワ島、熱帯雨林と固有種も豊かなスマトラ島、コバルトブルーの海と白砂が美しいビンタン島やロンボク島といったリゾートも人気の旅先です。

安らぎと微笑みの国、自然豊かな秘境など、この国を称するフレーズはどれも癒しに満ちているラオス。海をもたない山あいの小国は、母なるメコン川と緑濃い山々といった瑞々しい大自然を擁し、エコツーリズムも人気。歴史香る名所旧跡、朝の托鉢風景も仏教国ラオスならではの魅力です。

マレー半島とボルネオ島北部にまたがるマレーシアは、イスラム教を中心としたマレー文化、中国文化、インドのヒンドゥー文化などが美しく調和する国。近代都市のクアラルンプール、街全体が世界遺産のマラッカ、リゾート地のペナン島やランカウイ諸島、熱帯雨林に包まれるボルネオ島北部と、異なる表情にも魅せられます。

肥沃な大地と大河、海に育まれた仏教の国ミャンマーは、かつて「ビルマ」の名で親しまれ、日本の1.8倍もの国土に130以上の民族が暮らす多民族国家。緑豊かな自然や長閑な田園風景、仏教に帰依する人々の慎ましい暮らしが息づき、祈りとともに生きる人々の優しさも旅人の心を解きほぐしてくれます。

フィリピンは大小7000以上もの島々からなる、世界第２位の群島国家。エリアによって表情や文化が異なり、世界有数のリゾートから山岳の避暑地、神秘的な秘境が点在する傍ら、発展がめざましい近代都市、スペイン統治時代の歴史的な街並みなど見どころ溢れる観光立国。東南アジア唯一のカトリック教国としても知られます。

マレー半島先端の小国、シンガポールは東西文化の交差点として発展した都市国家。クリーン＆グリーンシティとも呼ばれ、世界トップレベルの緑と美しさを誇る街並みも魅力。東京23区とほぼ同じ国土に、代名詞的存在のマーライオンやマリーナベイ地区をはじめ、多彩な文化が光る街角や夜景など見どころが凝縮しています。

微笑みの国タイはASEAN諸国で唯一、一度も外国の植民地下におかれたことがないために王朝の歴史が長く、誇りと伝統を受け継ぐ独自の文化が育まれた国。東洋の水の都バンコク、スコータイやアユタヤなどの世界遺産、南部はプーケットやサムイ島、クラビといった世界有数のビーチリゾートが広がり、持続可能な観光スタイルも浸透しています。

昔ながらのノスタルジックな風情を残しながら、近代化も目覚ましいベトナム。素朴な温かさが心地いい首都ハノイ、西洋と東洋が融合するホーチミンといった人気の都市に加えて、ダナンやホイアンといった中部リゾート、龍が降り立った伝説も残る北部の世界遺産ハロン湾など、訪れるたびにベトナムの異なる素顔に出会えます。

ASEAN10ヵ国政府と日本政府により1981年に設立。貿易・投資・観光・人物交流の 4分野を軸に、ASEAN諸国から日本への輸出の促進、日本とASEAN諸国間の直接投資、観光及び人物交流の促進を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。