全国でも珍しい黄金色の鳥居
堀出神社(ほりでじんじゃ)の境内にある、ほしいも神社。
こぢんまりとした神社ですが、眩しい黄金色をした大小26基の鳥居が人気です。
鳥居といえば赤のイメージがありますが、全国には白、黒、青、ピンクなどの鳥居もあります。
多くの神社の鳥居が赤色なのは、魔除けの色とされているから。赤以外の鳥居は、祀っている神様のテーマカラーであったり、神社のある方角やご利益のイメージであったりなど、由来はさまざま。
ほしいも神社の黄金色の鳥居は、干し芋に使われる“紅はるか”をイメージしています。
ホシイモノは総て手に入る!ほしいも神社とは?
ほしいも神社は、干し芋創始者の小池吉兵衛をはじめとした、干し芋の普及に貢献した5名が神様として祀られています。
ご利益は、「ホシイモノ(欲しいもの)がすべて手に入る」。
参拝方法は、二礼二拍手一礼。欲しいものを念じながら心を込めてお願いしましょう。
ほしいも神社のコンセプトやデザインは、デザイナーの佐藤卓(さとう たく)が協力しています。
佐藤卓は、「ロッテ・キシリトールガム」や「おいしい牛乳」のパッケージデザインから、「金沢21世紀美術館」や「国立科学博物館」のロゴデザインまで、幅広く活躍しているデザイナー。2021年には紫綬褒章を受章しています。
星のかたちの社紋や、鳥居のかたちなど、細かい部分まで凝っていてシャレが効いています。よく見ると“干し芋”と掛けているデザインと気づけたりするので、チェックしてみてください。
干し芋型の絵馬で“ほしいもの”をお願い
干し芋のかたちをしているかわいい絵馬。
お金やブランド品、権力、愛など、“ほしいもの”を書いて奉納しましょう。
ちなみに、干し芋の作り方は、スダレの上に並べて干します。写真の絵馬のように吊して干しません。
かわいい御朱印と、カラフルな御朱印帳
御朱印は、ほしいも神社と堀出神社の2種類。堀出神社社務所にて、300円でいただくことができます。
書き置きのみですが、裏面がシールになっているので、そのまま御朱印帳に貼ることができて便利。
ほしいも神社の御朱印に描かれている社紋は、ほしいも(干し芋)の干しと星を掛けたもの。星の中に干し芋のようにシワがついていて、こだわりを感じます。
御朱印帳もこだわりを感じるデザイン。
表紙は、堀出神社で海をイメージしています。裏には、ほしいも神社が描かれており、干し芋をイメージした図柄がかわいらしいと評判です。
ほしいも神社(堀出神社)/茨城県<日本>
茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町178番地
<行き方・アクセス>
電車:阿字ヶ浦線「阿字ヶ浦駅」下車。徒歩2分。
車:東関東自動車道路「ひたち海浜公園IC」より5分。
おすすめ記事
世界中のフォトスポットを地図で!
※ 本記事内のInstagramの写真は、アカウント所有者より許可を得て掲載しております。