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林響太朗/Skin Photography:肌

米津玄師、星野源、あいみょんなど錚々たるアーティストのミュージックビデオや、CMなどを数多く手がける映像監督/写真家の林響太朗さん。今号のテーマである「素顔・素肌」のオファーに対し、過去のプライベートワークにプラスして新たに撮り下ろした作品を寄せてくれました。

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林響太朗

1989年生まれ、東京都出身。多摩美術大学情報デザイン学科 情報デザインコース卒業後、DRAWING AND MANUALに参加。写真・映像・グラフィックデザインなど多岐にわたるクリエイションに関わり、 数多くのCMやミュージックビデオを手がける。
愛用カメラ:FUJIFILM GFX 50R、Canon EOS R5 C、Nikon 28Ti、Mamiya 645
愛用レンズ:Makro-Planar T* 2/50 ZF、MAMIYA-SEKOR C 80mm f1.9、Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

シルクのような心地良さと生物ならではの愛くるしさ

レース越しのやわらかい朝の光の中、気持ちのよい幸せな時間が流れていました。
僕の緊張を感じ取られないように、静かな音楽をかけながら。マクロレンズで素直に寄って。
そういった優しい時間をそのまま閉じ込められたらいいなと思って撮影しました。

素肌の美しさ、曲線美

人が生まれ持ったものは、きっとすべてが愛おしく美しい

普段から意識している素肌の美しさ、曲線美。シルクのようで心地よさそうな印象と同時に、生物ならではの愛くるしさにフォーカスして。人が生まれ持ったものは、きっとすべてが愛おしく美しい。 そこから時間が経ち、いろいろな経験を経てできたシワやシミも美しさです。もしかしたら本人にとっては恥ずかしいことかもしれないけれど、きっとそれこそ魅力的なんじゃないかなと。ただ僕の場合、そのものを美しく捉えつつも、ナマモノっぽく写し出すのではなく、気持ちのよいものだなと思ってもらえることが大切だと思っています。「自分の理想」のようなものを投影しているのかもしれません。
思い描く「その人」が「そのとき」に写っていると喜びを感じます。何かを伝えたいということよりも、その一枚をずっと見続けてしまうような、心地よさを感じてもらえたら嬉しいです。

自分の理想を投影して、美しく心地よく写し出す

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林響太朗の現場

「林 響太朗の現場」
現場を共にしてきたクリエイター7名をゲストに迎え、数々の林響太朗作品の舞台裏を語ったトークショー。

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GENIC vol.62 【林響太朗/Skin Photography:肌】

GENIC vol.62

テーマは「素肌と素顔を写す」。
人の美しさを大切に写しとった「素肌」と「素顔」の世界をお届けします。「性」ではなく「生」を感じる、神秘的で美しい森に迷い込んでしまったような写真たちと、そこにある撮り手の想いに迫ります。

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