menu

<石川・金沢 - 吉岡栄一>#フォトグラファー5名がOM-D E-M5 Mark IIIで切り取る地元の日常 vol.2

クラシックな小型軽量ボディーと高性能を両立したミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III」と、どんな状況下でも常に高画質な撮影が叶うプロフェッショナルレンズ「M.ZUIKO PRO」、シャープさとやわらかいボケが楽しめる高画質単焦点レンズ「M.ZUIKO PREMIUM」。今回は5名のフォトグラファーが、このカメラとレンズで愛する地元の日常を切り取りました。魅力溢れるその土地らしい光景や、日々の暮らしのあたたかいシーンとともに、OM-D E-M5 Mark IIIとM.ZUIKO PRO、M.ZUIKO PREMIUMシリーズのレンズの使用感やお気に入りのポイントを紹介します。2人目は、石川県に暮らし、金沢をライフワークとして撮り続けているフォトグラファー、吉岡栄一さんです。

  • 作成日:
  • 更新日:

フォトグラファー5名がOM-D E-M5 Mark IIIで切り取る地元の日常

吉岡さんの石川・金沢への想い

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

「金沢は新しいものと古いものが共存した魅力的な街です。『ひがし茶屋街』など、石川の“小京都”とも形容される古い景観は昔ながらの雰囲気が残り、風情があります。『金沢21世紀美術館』など近代的な建造物もあり、フォトジェニックなスポットがたくさんあって、四季を通じて楽しめる場所です。また、能登は“祭り半島”とも呼ばれるほど祭りが多く、地域の方々が大切に守り続けてきた伝統文化を感じることができます。写真を撮り始めた頃に気づかされたのは、自分自身が『地元のことをよく知らなった』ということ。僕は写真を通じて地元の魅力を発掘し、石川県・金沢の魅力を伝えていきたいと思っています」。

フォトグラファー・吉岡栄一がOM-D E-M5 Mark IIIで切り取った地元の日常

雪の舞う茶屋街をアートフィルターでよりノスタルジックに表現

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 / アートフィルター(ジオラマⅠ)

【Scene】
浅野川沿いに町屋が並び、昔ながらの古い街並みが残る「主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)」。「しんしんと雪が降る中、町屋の屋根が雪に覆われ、とても美しい雪景色でした」。「ひがし茶屋街」と並ぶ、金沢の人気観光スポットの一つです。

【Shooting】
「手前の雪ボケを生かしたかったので、単焦点レンズのM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を使用しました。川を挟んで約50メートル離れた街並みにピントを合わせていますが、シャープに写せて満足しています。アートフィルターのジオラマⅠは、写真の真ん中以外の上下がボケるので、まるで別世界にいるかのような表現ができ、茶屋街をよりノスタルジックな雰囲気にしてくれました」。

昔ながらの街並みと和装。由緒ある日本の文化に心躍る一枚

M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

【Scene】「『ひがし茶屋街』は、金沢を代表する観光スポットの一つです。メインストリートには多くの観光客が行き交い、中には着物や浴衣を着て観光される方も多いです。昔ながらの街並みと和装の相性が良く、日本の文化を感じさせてくれます。この日は雨で、色鮮やかな和傘を持つ観光客のグループがいました。黄色の傘の並びがとても美しく、茶屋街に彩りを添えていました」。

【Shooting】
「レンズの圧縮効果で手前のボケを生かしたかったので、中望遠の単焦点レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8を使用して撮っています。ピントを合わせた被写体とは距離があったのですが、シャープに写すことができました」。

茶屋の軒先で、雫が滴る雨の日の南天を艶やかに写し出す

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

【Scene】
「秋から冬にかけて真っ赤な実をつける南天(なんてん)。縁起の良い植物として知られ、『ひがし茶屋街』にある店舗の軒先などでよく見かけます。季節のうつろいを感じることができるので、記録も兼ねてよく撮っています。この日は、雨に濡れて艶やかな南天の実と、その真っ赤な実から滴る雨雫がとても美しかった」。

【Shooting】
「OM-D E-M5 Mark IIIで撮って一番感動したのが、南天を艶やかに撮れたこと。強い雨風の中、手持ちで撮影しましたが、ボディー内の手ぶれ補正力が高いので安心感があります。意図した部分にしっかりとピントが合っていて、とてもシャープに写ったので大満足。レンズは背景ボケを生かすためM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を使っています」。

祭りは日常の一部。被写体を強調しながら小路の雰囲気まで写し出す

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

【Scene】
石川県輪島市で毎年1月14日と20日に行われる新年の厄除け神事「面様年頭(めんさまねんとう)」のワンシーン。面様年頭は400年以上の歴史を持ち、国指定重要無形民俗文化財に加え、2018年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に、共に「能登のアマメハギ」名で登録されています。「祭りが多い能登半島を拠点にしている僕にとって、こういったシーンは日常の一部。地元の小学生が面をつけて夫婦の神様に扮し、地域の約150軒の家々を回るこの神事を、僕は4年前から撮影しています。この日、雪の舞う中を面様がゆく光景はとても厳かな雰囲気でした」。

【Shooting】
「被写体の存在を強調しながら、小路の雰囲気も画角に入れるためレンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8を使用。被写体が動いていた中でも、ピントがしっかりと合っています。小型で軽量なので取り回しがしやすいのも高ポイントです」。

木造外壁で囲まれた古い街並みを、広角域の画角で臨場感ある一枚に

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

【Scene】
「漁師町である石川県輪島市輪島崎町には、たくさんの小路と古い木造家屋が立ち並んでいます。好きな小路がいくつかあるのですが、特に木造外壁で囲まれた小路は、輪島崎町ならではの古い街並みの雰囲気を伝えてくれるので、僕の好きな小路の一つです。面をつけた神が小路を歩く姿は、さらに古き良き空気を漂わせていました」。

【Shooting】
「神事では、どんなシチュエーションでも対応できるよう標準ズームレンズを持ち歩いています。広角域の画角で撮れて便利なのでM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROを選びました。広角で撮ると、手前に広がって伸びてくるような臨場感のある写真を撮ることができますね」。

鮮やかな着物が映り込む水たまりを生かして撮影した一枚

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

【Scene】
ひがし茶屋街にて。「艶やかな着物を着た人たちが並んで歩いている姿が、茶屋街の街並みに合い、金沢らしい印象的な光景を生み出していました。石畳に水たまりがあったので、それを生かした写真を撮りたいと思い、水たまりの水面に着物が映り込み、美しいと感じたときにシャッターを切りました」。

【Shooting】
「被写体をシャープに写すために、レンズはM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を使用。被写体が動いている中でも、速い連写機能でイメージ通りの写真を撮ることができました」。

構図のバランスを意識した、柳と和装の女性が美しい雨の金沢

M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

【Scene】
「ひがし茶屋街のメインストリートにある一本の柳の木は、茶屋街のシンボルです。観光客を迎え入れるように立っており、多くの方がその柳の木の下で記念撮影をします。雨が滴る柳越しに見える和装の女性は、古い街並みが残る茶屋街の雰囲気によく合っていました。雨風で柳の葉はゆらゆらと揺れ、その先の鮮やかな和傘がとても美しいと感じカメラを向けました」。

【Shooting】
「中望遠の単焦点レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で垂れ下がる柳を画面の上部を覆うように前ボケで入れ込みました。和傘にしっかりとピントが来ていながら柳の葉についた雫も写り、美しい雨の情景が立体的に表現できました」。

※雨中、雪中の撮影では、より高い防塵・防滴性能を備えたM.ZUIKO PROレンズシリーズとの組み合わせをお薦めします

吉岡栄一さんが「OM-D E-M5 Mark III」を使ってみて感じたこと

「金沢は全国的にも雨が多いことで知られる地域。僕はそれもまた魅力と捉え、日常的に“雨の金沢”をテーマに撮影しています。OM-D E-M5 Mark IIIを使ってみて一番魅力的に感じたのは、防塵・防滴性能です。雨に強いということは知っていたのですが、実際に雨の日に使用してみてその性能の高さには驚きました。普段はカメラ用レインカバーをつけて、カメラが濡れないように注意深く撮影しているのですが、それでも濡れて正常に作動しなくなることがしばしばあります。今回、OM-D E-M5 Mark IIIとM.ZUIKO PROレンズとの組み合わせで、時に横殴りの雨の中でもスナップを撮りましたが、正常に動き続け、全く問題ありませんでした。3時間ほど雨の中で撮っていても問題なかったので、それからは安心して雨や雪の日でも使用しました。これは他社製品にない強みだと思います。また、小型・軽量で携帯性に優れているため「普段使いできるカメラ」として非常に有用な点も魅力ですね。プレミアムレンズでいうと、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8がとても気に入りました。僕にとっては新鮮な焦点距離(35mm換算で約150mm)の単焦点レンズで、シャープな描写や背景がとろけるようなボケはもちろん、圧縮効果を生かして新たな視点でスナップを楽しむことができました」。

「OM-D E-M5 Mark III」商品情報

オープン価格
カラー:シルバー/ブラック

「OM-D E-M5 Mark III 12-45mm F4.0 PROキット」
オープン価格
キット内容:
ボディー(シルバー/ブラック)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

吉岡さんのお気に入りレンズ

「M.ZUIKO DIGITAL 75mm F1.8」商品情報

希望小売価格:130,900円(税込)
カラー:シルバー/ブラック

「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」商品情報

希望小売価格:38,500円(税込)
カラー:シルバー/ブラック

吉岡栄一

フォトグラファー・デザイナー。1986年石川県生まれ。2014年、石川県輪島市に移住し、広告デザイン事務所を開業。地域に根ざす広告を作りながら、フォトグラファーとしても地域との関わり方を模索する。写真をはじめたきっかけは能登半島の美しい自然を撮って回りたいと思ったことから。写真歴10年。金沢や能登の祭りを中心に撮影する傍ら、国内外でのストリートスナップ撮影をライフワークとする。

吉岡栄一 Twitter
吉岡栄一 Instagram

フォトグラファー5名がOM-D E-M5 Mark IIIで切り取る地元の日常

クラシック感のある小型軽量デザインに高い描写性能を詰め込んだミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III」

「OM-D E-M5 Mark III」購入はこちら
もっと詳しく知りたい方はこちら
次の記事