オーストリアとの国境近くに位置する、ドイツで一番有名なお城、ノイシュヴァンシュタイン城。
19世紀にバイエルン王のルートヴィヒ2世によって建築されました。
しかし建設途中にルートヴィヒ2世が亡くなり、お城の建設は中止されたのです。
そう、実は未完成のまま。
ルートヴィヒ2世がお城を建設したのは要塞や宮殿としてではなく、「中世への憧れ」を実現するため。
趣味と言っても過言ではない理由での建設でした。
そのためお城は伝統的な石造りではなく、鉄骨組みのコンクリート&モルタル製。
世界中から観光客が集まる人気スポットなのに世界遺産に登録されていないのには、これらにも原因があるようです。
城内はガイドツアー限定のため、好きな時間に入って好きに見ることはできません。
チケットに自分のツアー番号と入場時間が記載されているので、それに従って入ります。
チケットは、ホーエンシュヴァンガウ駅(バス)を降りてすぐの場所にあるチケットセンターで購入できますが、公式サイトでもできるので事前に予約するのがオススメです!
2022年まで(予定)修復作業が行われていますが、通常通り観光できます。
アメリカのディズニーランドなどにある「眠れる森の美女の城」は、このノイシュバンシュタイン城からインスピレーションを得ている、と公式に発表されています。
憧れから建設された、ある意味ロマンチックなお城。
城内には人工の洞窟もあります。
ルートヴィヒ2世のこだわりが詰まった空間、覗いてみてはいかが?
Schloss Neuschwanstein(ノイシュヴァンシュタイン城)/バイエルン(ドイツ)
Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau, ドイツ
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