北海道、稚内市にあるノシャップ岬は、「岬が顎のように突き出たところ」「波の砕ける場所」を意味するアイヌ語のノッ・シャムが由来。天気のいい日にノシャップ岬から見える夕日は絶景で、夕日の名所とも言われています。運が良ければロシアの樺太やモネロン島が見えることも。周辺には「ノシャップ寒流水族館」や「稚内市青少年科学館」、温泉施設などがあり、観光におすすめのスポットです。
ノシャップ岬には赤と白のボーダーが目を引く「稚内灯台」が立っています。高さは42.7mあり、北海道一高い灯台で、全国でも2番目の高さを誇ります。現在の稚内灯台は2代目で、初代は明治33年(1900年)に南側の丘の上に建てられていました。昭和41年(1966年)、現在の位置へ移動させる際に、光の届く位置に変化がないよう調整した結果、背の高い灯台になりました。
灯塔の赤い帯は6本あり、「雪の中でも目立つように」カラーリングされています。遠くからでも目立つ姿はとても可愛く、どんな色の空にもよく映えます。
稚内灯台は毎年春に一般公開されていて、誰でも無料で見学することができます(※新型コロナウイルスの影響で公開中止の可能性あり)。灯室に辿り着くまでには153段の階段を登らなければいけないので、少しハードです。春以外に、特別公開や夜間の一般公開が行われることも。海を灯す灯台のレンズを間近で見学できる貴重な体験は、年齢問わず大人気です。
写真が好きな人には夜の景色もおすすめ。見渡す限りに広がる星空と、海を照らすたくましい稚内灯台のコラボはとても美しく、撮影欲を掻き立てます。昼間と違った景色を、ぜひ楽しんでください。
稚内灯台(わっかないとうだい)/北海道<日本>
稚内灯台 基本データ
<住所>稚内市ノシャップ2丁目
<TEL>03-3591-6361(海上保安庁)
<駐車場>有り
入場料
無料
行き方・アクセス
<電車>
JR稚内駅からバス(市内線)で約10分「ノシャップ」下車、徒歩で約5分
JR稚内駅から車で約10分
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