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雪がなくたって楽しい!2泊3日で行く冬の飛騨旅

世界遺産の白川郷や飛騨高山など、有名な観光スポットが充実している岐阜県。冬は雪景色が素敵な場所だけれど、なんと今年は暖冬で雪がない!?でも大丈夫!真っ白な世界が見られなくても楽しめるのが飛騨の魅力!絶景や温泉、グルメに、手つかずの大自然、古き良き日本の町並みなどを満喫できます!そんな冬の飛騨へ、プロトラベラーの羽石杏奈とChihiroが2泊3日の旅に出かけました。

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1日目 世界遺産・白川郷で古き良き日本を感じよう!

8:36 北陸新幹線 かがやき505号で富山へ

東京駅から北陸新幹線で約2時間、富山駅まで移動します!富山駅からまず向かうのは、世界遺産「白川郷」!車で約1時間の道のりです。

12:15 「荻町城跡展望台」から白川郷を望む

まずは白川郷に入る前に、「荻町城跡展望台」に行って全景を見渡します!ここは、白川郷の伝統的な家屋がズラリと並ぶ姿が見られる絶景スポット!どこか懐かしい気持ちになり、何度訪れても感動してしまいます。
白川郷全体が写るよう、少し引きで写真撮影!

12:45 穴場スポットの「カフェ アカリヤ」でランチタイム

展望台を楽しんだあとはランチをいただきに、古民家カフェ「白川郷テラス カフェアカリヤ」へ!築170年の合掌造り板倉を移築した、モダンな雰囲気がとっても素敵です!

オーダーしたのは「飛騨山椒チキンカレーの厚切りベーコントッピング」。手作りのチキンカレーに、カリッと焼き上げられた厚切りベーコンが乗っています。山椒が入ったカレーは初めてでしたが、ベーコンとの相性が抜群!あったかいカレーにじわじわ溶けていくアクセントのレーズンバターも最高です◎
白川郷エリアの入り口にあり、少しだけメインスポットから離れている穴場のカフェ♡バリスタが淹れるコーヒーも美味です!

13:45 世界遺産「白川郷」をのんびり散策

お腹もいっぱいになったところで、歩いて「白川郷」へ!

白川郷は、大小100棟以上の合掌造りの家屋が残る集落で、1995年に世界文化遺産に登録された場所です。なんと、一番古い建物で築300年!とも言われています。
さらに白川郷のすごいところは、今でも実際に人が生活をしている村だってこと!

日本の原風景を体験できると、海外からもたくさんの旅行者が訪れています。
そこでおすすめなのは、白川郷内にある野外博物館「合掌造り民家園」。入場料600円のエリアで、落ち着いて写真を撮ったり観光したりすることができます。合掌造りの家屋に入って、屋根裏にある窓から顔を出して撮影することも!ゆっくり白川郷を体験できるスポットです。

白川郷内には飲食店やお土産店もたくさんあります。たっぷりお昼を食べたはずなのに、魅力的なお店に出会ってついつい食べ歩き!「日本の故郷」のような風景を堪能しながら食べる"みたらしだんご"と"五平餅"、最高です。
民宿もあるので次回は絶対に泊まって、たっぷりと白川郷を楽しみたい!

提供:岐阜県

白川郷では例年、真っ白で幻想的な雪景色が見られます!来年は雪景色を見られるといいな!

17:30 本日のお宿「下呂ロイヤルホテル雅亭」にチェックイン

白川郷から車で約2時間、本日宿泊する下呂温泉の「下呂ロイヤルホテル雅亭」に到着です。
広々としたお部屋に通されると、点てたてのお抹茶とお菓子のサービスが。旅の疲れもほっこりと癒されます♡
4つのタイプがある客室から、今回は「古民家風」のお部屋をセレクト!

下呂温泉は日本三名泉の1つで、美肌の湯としても知られる、女性にとって嬉しい温泉地。
さっそく館内の大浴場に向かって、お風呂をいただきます!庭園露天風呂の壺風呂が可愛くって、テンションアップ!冬の夜風を感じながら、のんびりと温泉に入るのは最高に幸せな時間です♡肌がキュッとなって、入ってるそばからハリが出てきたんじゃないかと思うくらいいいお湯!

館内で着る浴衣を、数十種類の中から選ぶことができる嬉しいプランもあり、湯上りのお着換えタイムも楽しい♡

温泉でリラックスしたあとは待ちに待った夕食の時間!
飛騨牛だけでなく、地元の山の幸、日本海でとれた海の幸など、美味しそうなものがズラリと並びます。
食べきれないんじゃないかと思う量に見えたけれど、食べてみると美味しくってペロリ。女性にちょうどよいボリュームです。

食後のお楽しみ、夜のお散歩へ!ホテルは下呂温泉街の中心にあり、目の前には川が流れています。夜はライトアップされて、とっても幻想的な雰囲気です!ちょっと路地に入ると足湯やカフェなども並んでいるので、下呂ならではの二次会をしちゃうのもありです。

提供:岐阜県

また、この時季のおすすめは、毎年1~3月までの毎週土曜日に開催される「冬花火」!
キーンと澄み渡る冬の空に咲く花火は、夕食後のほっと一息つく時間にぴったりのイベントです。

2日目 下呂温泉街&飛騨高山の町歩きを楽しもう!

10:30 温泉街をぶらりして「下呂プリン」を味わう♡

最初に訪れたのは、カエルがロゴマークの「下呂プリン」!銭湯をイメージしたレトロな店内が可愛くって、懐かしい気持ちになります。プリンの種類は全6種。甘さ控えめで濃厚で滑らかでとーっても美味しい♡何種類かお持ち帰りして、ホテルで食べるのもGOODです!

ちなみに…下呂温泉街にはいろんなところにカエルのモチーフがあります。なぜかというと、蛙の「ゲロゲロ」という鳴き声と、地名の読みが同じだから。

「げろぐるくん」という、カエルのイメージキャラクターまでいるんです。町歩きしながら、カエル探しするのも楽しい!

下呂温泉ではスイーツを食べながら足湯に入るのが人気なんだとか。足湯+スイーツ、寒い冬にぴったりな楽しみ方です!
今回は「下呂プリン」の目の前にある「鷺の足湯」で足を温めながらプリンをいただきました♡お湯加減もちょうど良く、しばらく浸かっていると体全体がポカポカして汗ばむほどに!

14:30 「小京都」とも呼ばれる飛騨高山の町並みを観光

「岐阜県の小京都」ともいわれる高山市は、いつでも観光客で賑わっている一大観光地!なんと、日本で一番広い市なんだとか!江戸時代から明治時代にかけての面影を残した「古い町並み」は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

「古い町並み」にある「さんまち通り」で人力車に乗って、町内巡りを楽しみます。車夫のお兄さんが、高山の歴史や建物などについての解説もしてくれてとっても楽しい!

食べ歩きの選択肢もとても充実しています!地産の飛騨牛のお寿司や、牛まん、甘酒などなど目移りすること間違いなしで、1日町歩きしても飽きなさそう!

飛騨牛が有名な飛騨高山ならではの牛まんは必食!飛騨牛の肉寿司も口の中でとろけてたまりません♡

高山は、その気候ときれいな水のおかげで、古くから日本酒作りが盛んな場所。江戸時代には酒蔵が56軒もあったんだとか。今でもある7軒は、見学することができるので、今回は『平瀬酒造』さんにお邪魔しました。酒造ツアーでは、日本酒ができる工程や、酒蔵の建物についての解説を聞き、飲み比べを楽しみました。試飲でいただいた梅酒が気に入りすぎて、何本も購入!

18:00 奥飛騨にある古民家風の宿「故郷」に到着

2泊目は奥飛騨温泉郷・福地温泉の山里にひっそりと佇む「奥飛騨の宿 故郷」に宿泊です。
大きな居間の真ん中に囲炉裏(いろり)があって、タイムスリップしたかのよう!“ちゃんちゃんこ”の貸し出しにも気分がアガります。

奥飛騨温泉郷は、さまざまな泉質を楽しむことができる人気の温泉地!宿の露天風呂には、初めて見た赤い卯の花が!体の芯から温まり、出てから1時間たっても体がポカポカ!気持ちが良すぎて2回入りました♡

囲炉裏を囲んでの夕食を開始!目の前の囲炉裏にかけられた鴨鍋や炭焼のお魚をはじめ、大なめこというきのこや山菜、岩魚のお刺身など、すべてが感動レベルの美味しさ。普段なかなか食べることができない奥飛騨の食材を、囲炉裏でいただくという、パーフェクトな体験です!鴨鍋は何度もおかわりしちゃいました。

また、宿の女将さんの素敵さにメロメロ!話しているだけで癒されるんです。女将さんに会いに、もう一度この宿に戻ってきたい!

3日目 雪景色が広がる新穂高で奥飛騨の大自然を満喫

11:00「新穂高ロープウェイ」で銀世界の広がる鍋平高原へ!

最終日は、奥飛騨温泉郷にある新穂高へ!
北アルプスの絶景が楽しめる「新穂高ロープウェイ」は、日本で唯一の2階建てロープウェイ。今回は強風のため、頂上まで行く第2ロープウェイは止まっていたのですが、第1ロープウェイの終点である鍋平高原駅の周辺を堪能!冬の北アルプスが目の前に広がる絶景と、雪遊びも少し楽しみました!

提供:岐阜県

次回は、頂上まで行って、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星として掲載された、360度の大パノラマの絶景にリベンジしたいです!

12:20 「平湯温泉」のバスターミナルでひと休み

新穂高から下山して、「平湯温泉」でひと休み。
ここで必ず食べたいと狙っていたのは、名物の「はんたい卵」。黄身が硬く白身が半熟という、普通の半熟卵とは反対の、不思議な温泉卵です。バスターミナルの近くにある「つるや商店」で購入できます。おやつにぴったり!

13:00 旅のラストは「平湯大滝」までトレッキング!

この旅の最後に訪れたのは、日本の滝百選にも選ばれている有名な「平湯大滝」。冬に見られる氷結した姿に出会いに向かいます。
実際に目の前にした、高さ64メートル、幅6メートルの大きな凍った滝は、とても幻想的で美しく感動!
毎年2月には、滝の結氷した姿をライトアップする「平湯大滝結氷まつり」も開催されています。

平湯大滝のあたりは、この暖冬でも積雪がしっかり!ふかふかの雪に童心にかえって、雪遊びも堪能です。

滝までは、バスターミナルから川沿いをトレッキングして25分ほど。岩山の間から凍った滝が見えたら、まもなく到着です。道は舗装されているので、雪のシーズンでも歩きやすく、ひんやりとした澄んだ空気の中、気持ちよく歩いてリフレッシュすることができます。

16:30 JR特急あずさに乗って帰路へ

長野県松本駅まで車で移動し、JR特急あずさに乗って約2時間半で新宿に到着です。

白川郷の雪景色はお預けだったけれど、日本の古き良き景色や伝統をたっぷり感じることができた、2泊3日の飛騨の旅。雪がなくても、冬の飛騨には"楽しい"がいっぱい詰まっていました!夏の飛騨とはまた違う、冬の飛騨の魅力に触れて、どの景色でも楽しめる旅先なんだと実感!

大自然もグルメも、そして温泉も楽しめる飛騨の冬旅。次の旅のリストに入れてみてはいかがですか?

冬を楽しむ!雪遊びと温泉三昧

プロトラベラー 羽石 杏奈

ハワイ留学後、テラスハウス ALOHA STATEに出演。ハワイ生活で培ったコミュニケーション力と度胸を武器に、一人旅をこよなく愛する生来のトラベラー。

羽石杏奈 Instagram

プロトラベラー Chihiro

街並みを散策しながらカワイイモノ・ヒト、文化に触れる旅行スタイルが好きなプロトラベラー。コーヒーとチルライフを愛する生粋の博多っ子。

Chihiro Instagram

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