どうしても気持ちを引き上げられない時の処方箋/夏南の法則Vol.147
ジメっとした梅雨が終わって、びっくりするほど暑い夏がやってきましたね。
みなさん体調はいかがですか?私はきゅうりやみょうが、レモン、梅干しなどのさっぱりしたものを大量摂取し、なんとか夏バテをしのいでおります。
先日、シドニーに住んでいる義母が東京に来ました。ヨーロッパに向かう途中、長いフライトが苦手なために乗り継ぎ先を東京にし1泊だけ我が家に泊まるとのこと。
普段はなかなか会えないのでほんの少しでも一緒に過ごせる時間をとても楽しみにしていましたが、急に決まったことだったので仕事がかなりたて込んでいるタイミングと重なってしまいました。
撮影や打ち合わせ、複数の締め切りを抱えながらも、家の掃除をしなきゃ、ウェルカムギフトを用意したいな、お花も買いに行こうかな?遅いフライトだから夜ご飯は家の方がいいよね、なんて考えてたら脳内がてんやわんや。
しかし夫の助けも借りながらなんとか全てこなし、到着までには家もピカピカになってスッキリ。
掃除に関してはかなりギリギリでしたが一度始めたら気分が良くなって、年末の大掃除レベルでいろいろな箇所を磨いてたら、ふと、いつもこれくらい家を綺麗にしてたら運気が上がりそうだな、と思いました。
部屋の乱れは心の乱れとはよく言ったもので、私も心の荒れ具合に比例して家が荒れていきます。時に最優先事項を優先するために家のことを完全に放棄することもありますが、心がアタフタしたり気分が落ちたりしている時こそ身の回りを整えるメリットが大きいのかもしれません。
実際、家が整っていくと心も整っていくような感じがして、気持ちがスッと楽になりました。
自分の精神力だけではどうにも気持ちを引き上げられない時は、フィジカルなアプローチがおすすめです。心をケアしたくてもどうしていいかわからない時に体のケアをしてみる、停滞しているような気分の時は体を動かしてみるなど、自分の外側から引き上げていく。
一見関係がなく必要なさそうに思えても、心と体のつながりは思いのほか強いので、1つの処方箋として覚えておくと役に立ちます。特に“必要なのはきっかけだけなのに”みたいな時は効果絶大です。
私もこの方法にこれまで何度も助けられてきました。最近は抱えているものが多すぎて圧倒されている感覚があるので、近々断捨離でもしようかなと思っています。
考えすぎて身動きが取れなくなってしまう前に、軽やかにできるところから手をつけて、小さなアクションを重ねながら少しずつ前に進んでいきましょ。
素敵な1ヶ月でありますように♡

プロフィール

大屋夏南
1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。