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現代の台湾を生きる注目のアーティスト 登曼波(マンボウ・キー)の個展「父親的錄影帶|Fatherʼs Videotapes」が東京で開催

登曼波(マンボウ・キー)の本邦初となるソロ・エキシビション「父親的錄影帶|Fatherʼs Videotapes」が開催。2024年6月7日(金)〜7月7日(日)に日本橋馬喰町のparcelで、2024年6月7日(金)〜8月29日(木)に青山のH BEAUTY&YOUTHで展示されます。
2019年に、アジアで初めて同性婚が合法化された台湾。そこで生まれた登曼波の作品は、台湾が文化的に持つ鮮やかでポジティブな色彩に溢れ、夢のような雰囲気を持っています。オープニングレセプションには、登曼波が来場予定です。

  • 開催期間:2024.6.7 ~ 2024.8.29

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目次

プロフィール

登曼波(マンボウ・キー)

写真家/アーティスト 台湾・台北を拠点に活動。写真家と被写体の親密な関係や日常生活の観察を通じて創作を行う。作品は、冷静で遠い視点のメタファーとして捉えられる。映像プロジェクトにも参加し、ジェンダーやアイデンティティに焦点を当てた表現方法を模索している。写真家として「Vogue Taiwan」「GQ Taiwan」「marie claire」などファッション、広告、多数のセレブリティのプロジェ クトに携わる。日本のアーティストでは渡辺直美、小松菜奈を撮影。アーティストとしては台北市立美術館で開催された 2019年「父親的錄影帶|Fatherʼs Videotapes」をはじめ、活動範囲を香港、ベルリン、東京へ広げている。

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10代の葛藤を超えて、アイデンティティの探究から生まれた作品

「父親的錄影帶|Fatherʼs Videotapes」は、1994年のある運命的な日、登曼波(マンボウ・キー)が父親の禁断のコレクションである自撮りのセックス・テープを発見したことから始まります。不安と戸惑い、そして好奇心に占領された10代を経験し、自身のアイデンティティの探求をすることで結実した作品です。2019年に「Fatherʼs Video Tape」が臺北美術獎(台北美術賞)でグランプリを、そのシリーズの延長である「Fatherʼs Video Tape_Avoid A Void」は 2021年に台新藝術獎(台新芸術賞)を受賞しました。

本展は、日本橋馬喰町のparcelと青山のH BEAUTY&YOUTHの2つの会場で同時開催されます。
parcelの「Fatherʼs Videotapes」では、2019年に臺北美術獎(台北美術賞)でグランプリを受賞した「Father’s Video Tape」で発表した作品を、今回の東京での個展向けにセレクト。
H BEAUTY&YOUTHでは、「Fatherʼs VHS 2024」と題し、初回の「Father’s Video Tape」の発表を通じて、テーマが深化したことで生まれた、新たな作品を追加。また近年取り組んでいる、印画紙では表現できない、テキスタイルの編み目を使った大型タペストリー作品も展示されるとのこと。

登曼波(マンボウ・キー)から、GENIC読者へのメッセージ

「Father's Videotapes」は、10年以上にわたって展開されてきたプロジェクトである。写真、ビデオ、オブジェ、インスタレーションを駆使して、父親と自分との間の不思議でよそよそしくも驚くほどリアルな関係を辿り、理解し、表現した。90年代、父親の自撮りビデオテープを発見し、必然的に父親の性的指向を知ることになった。それが「父親」という役割--それが個人にとって何を意味するのか、あるいは社会によってどのように定義されるのか--に対する新たな理解につながった。

20年にわたる解体・再構築のプロセスを経て作品づくりをすることによって父と「和解」する。異なる時代の素材を並べることで、シンボルやメタファーを再び組み合わせたり、結びつけたりする。この描写は父親のビデオから始まり、次第に世代間の変化、抵抗、遺産の描写へと発展し、自由の追求、欲望の探求、創造の価値を記録していく。外見上、この作品は自分の父親をフィーチャーしているように見えるが、実際は自分自身のために制作した自画像である。

これは、時間の変容を経た父と息子の私的な対話の記録である。

登曼波(マンボウ・キー)

登曼波(マンボウ・キー)個展「父親的錄影帶|Fatherʼs Videotapes 」情報

Fatherʼs Videotapes

Photo: Kohei Omachi (W) courtesy of PARCEL

Photo: Kohei Omachi (W) courtesy of PARCEL

開催日時

2024年6月7日(金)〜7月7日(日)14:00〜19:00
休廊日:月曜日、火曜日、祝日

オープニングレセプション

2024年6月8日(土)18:00~21:00
※登曼波(マンボウ・キー)氏 在廊予定。

入場料

無料

会場

parcel
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-14 まるかビル2F

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PARCEL WEB
Google Map

行き方・アクセス

<電車>
JR総武線「馬喰町駅」C4出口から徒歩で3分
都営浅草線「浅草橋駅」A2出口から徒歩で4分
JR中央・総武線「浅草橋駅」西口から徒歩で5分
都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口から徒歩で8分

Fatherʼs VHS 2024

開催日時

2024年6月7日(金)〜8月29日(木)
平日 12:00〜20:00
土日・祝日 11:00〜20:00

オープニングレセプション

2024年6月7日(金)17:00〜20:00
※登曼波(マンボウ・キー)氏 在廊予定。

入場料

無料

会場

H BEAUTY&YOUTH(エイチ ビューティー&ユース)
〒107-0062 東京都港区南青山3-14-17 B1F

H BEAUTY&YOUTH AMATEUR WEB
Google Map

行き方・アクセス

<電車>
東京メトロ半蔵門線・千代田線・銀座線「表参道駅」A5出口から徒歩で2分

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