ずっと知りたかった「あの写真の秘密」第1回：もなみん／Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) N

写真家であり、手書き文字作家でもあるもなみんさん。「手書きの短い言葉を写真にリンクさせることで表現の幅が広がると思っていて、取り入れています」と話すもなみんさんですが、さらにその表現を深めるため、普段からレンズに装着するクロスフィルターを使って写真を撮影しています。

「“日々に転がるときめき”というのがわたしの作品のテーマ。そのため、地元で季節を感じる写真を撮ることが多いです。人々の暮らしが根づいた日常の風景が好きなんです。レンズフィルターは、そんな日常をキラリと輝いて見せてくれるもの。カメラに内蔵されたフィルター機能や撮影後の加工で演出するものとは違って、レンズとフィルターの組み合わせによって描写が変わってくる。レンズフィルターにしか出せない表現があると感じています」。

もなみんさんのお気に入りのクロスフィルターは、ジュエリーや夜景など、フレーム内にある点光源を幻想的にキラキラと輝かせ、アクセントを加えてくれるフィルターです。もなみんさんは普段からクロスフィルターをレンズに装着した状態にしておき、状況や被写体によって輪郭をしっかり描写したいと感じたときだけ外す、という使い方をしているそう。

「撮影をするうえでもっとも意識しているのが光で、被写体そのものというよりも、普段から光をよく見て良い光を探すようにしています。クロスフィルターは、晴れていて光の強い場所で、例えばシャボン玉や太陽の光があたってキラキラしている水面などでその効果を発揮してくれます。​​写真の主題においてその効果を発揮してくれるだけでなく、人物をメインに入れるような写真でも、周囲や背景にキラリと輝く光を演出してくれます。写真全体にメリハリが生まれ、写真がグッと特別なものになると感じます。また、クロスフィルターの魅力は光の強い部分をキラリとさせてくれる以外に、写真全体がソフトでやわらかい描写になること。クロスフィルターはわたしにとって欠かせないアイテムで、わたしの好きな被写体や求めている表現と、とても相性がいいと感じています」。

「天気が良く光が強い日、テラスにて。クロスフィルターを使って撮影したら素敵な画が撮れると思い、その場で太陽に砂時計をかかげて撮影をしました。砂時計自体が、レトロでストーリー性を持つ被写体だと思っているのですが、それでも、Beforeだと砂時計という被写体そのものが主張してくる。それがAfterでは、周囲の光がにじんで写真全体がやわらかい印象になったうえで、キラリと大きくクロスフィルターの輝く効果が出たことで、物語を感じられるような作品になりました。普段から、写真に写る事実以外の余白を意識していて、写真を見た方それぞれが想像を広げ、自由に解釈していただけたらと思っているのですが、Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nによって、まさにそんな1枚になったと思います」。

「シャボン玉自体がドリーミーな被写体で、人の目を引く魅力があると感じています。ただ、被写体そのものに魅力がある分、『きれいだな』って、漠然としか見ていないようなところがあると思うんです。そこでクロスフィルターを使うと、シャボン玉に反射する光がより強調され、ディテールまで視線が届くようになります。また、このときはシャボン玉を逆光で撮影したいと思い、日が傾く夕方の時間帯に、シャボン玉の道具を持って近所の公園へ行ったのですが、日中よりも夕方の光のほうがエモーショナルでストーリー性を感じられました。Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nと夕方の光の相乗効果で、シャボン玉のドリーミーな雰囲気をよりしっかりと表現できました。斜陽の光にきらめくシャボン玉を、主題としてだけでなく前ボケや後ろボケにもなるよう意識しています」。

「太陽の光が少し傾いてきた、晴れた日の夕方。葉の隙間から漏れる光がきれいで、一つひとつの光をよりキラキラとさせることができたら、美しい写真になるだろうなと想像しました。わずかな撮影位置の違いで光の漏れ具合やフィルター効果の表れ方が変わるので、カメラの位置を手ぶれレベルで何度も変えながら、微調整を繰り返し撮影しました。強い光の木漏れ日はキラッと光る描写になり、隙間から漏れるわずかな光はソフトがかった描写になりました。Beforeは写真全体的に目が行きますが、Afterはフィルター効果で生まれた一つの強い光が強調され、写真の主役が伝わるメリハリのある写真に。調整しながら何枚も撮ったなかで、お気に入りの1枚です」。

クロスフィルターは、点状の光輝部をクロス効果で幻想的にキラキラと輝かせ、写真にアクセントを加えてくれます。Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nは、Kenkoのスタンダードなクロスフィルター3種をPRO1Dシリーズとしてリニューアルしたうちの一つ。点光源に4本線の効果が出ます。

「クロスフィルターは複数持っていて、これまでは6本線の効果が出るものをよく使っていました。でも今回、4本線のKenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nを使ってみたらすごくいいな、と。6本線や8本線だと、時に“キラキラの渋滞”が起きてしまう。キラリと輝くきらめきを表現したいはずの光が、それぞれケンカしたり潰し合ったりしてしまうようなことが時々ですがあるんです。その点、Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nは光の線が少なく、シンプル。そのため写真に余白が生まれ、物語性のある表現ができると感じました。撮影用にお借りして撮影を始めてすぐ、私物として欲しくなったくらい、本当に気に入りました。写真にアクセントを出してくれるクロスフィルターは、光を写すのが好きで、今までの作風に変化をつけたいという方に向いていると思います」。

今回ご紹介したKenko PRO1D R-クロススクリーン(W) Nを、2名様にプレゼントいたします。
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​​・プレゼント商品：Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) N
・当選人数：2名
・応募期間：7月15日（月祝）23時59分まで

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Kenkoのクロスフィルターには、今回紹介した点光源を星のようにキラキラ輝かせる「クロスフィルター」と、映画撮影に使用されるアナモルフィックレンズのように、光線状のフレア効果が手軽に得られるレンズフィルター「アナモフレア」があります。

クロスフィルターは、スタンダードタイプと、光の線が短めのトゥインクル・スターシリーズの2タイプ。クロス線の本数が4本、6本、8本の展開となっていて、全ラインナップで6種。
4本線は、今回紹介した「Kenko PRO1D R-クロススクリーン(W) N」に加え、光の線が長く出すぎないのを特長とする「PRO1D R-トゥインクル･スター(W)」があります。6本線は、スタンダードタイプ「PRO1D R-スノークロス(W)」と、それよりも短い長さのクロスで輝かせる「PRO1D R-トゥインクル･スター6X(W)」。8本線は、スタンダードタイプの「PRO1D R-サニークロス(W)」と、ほどよい長さのクロスで輝かせる「PRO1D R-トゥインクル・スター8X(W)」があります。

カメラ用光学フィルターの専門ブランドである「Kenko Filters」。60年以上の歴史を持つ光学設計のノウハウを結集した、ブラックミストシリーズなどの高品質な光学フィルターは、写真や映像に豊かな表現力を与え、クリエイティブな可能性を広げます。