menu
  • Home
  • 写真展
  • 写真家・石内都の新刊写真集「Naked Rose」が発売。東京にて写真展も開催

写真家・石内都の新刊写真集「Naked Rose」が発売。東京にて写真展も開催

石内都の新刊写真集「Naked Rose」の発売に合わせて、東京・神保町にあるギャラリースペース「SUPER LABO STORE TOKYO」にて、2023年5月26日(金)~2023年7月9日(日)に写真展を開催。
写真展初日には、レセプション & サイン会も。
"薔薇"の本質的な美しさを、独自の視点で切り取る石内都の作品が楽しめます。

  • 作成日:

ADVERTISING

新刊写真集「Naked Rose」情報

写真左から:表紙a、表紙b

各5.940円(税込)
仕様:w12.4 x h18.2 cm/上製本/カラーオフセット印刷
ページ数:104ページ、57イメージ
ISBN:978-4-908512-67-4
ISBN:978-4-908512-41-4(Slipcase edition)
発売日:2023年5月26日(金)予定
<事前予約特典>写真集に作家サイン入りフォトカードが付きます。

SUPER LABO:「Naked Rose」

大好きだった薔薇にある日飽きてしまい、買って飾る事も見る事もなくなって久しい頃、薔薇を撮りませんか、と依頼があった。花を撮影したことはことは今までなかったが、薔薇である。忘れていた薔薇を撮ることにした。薔薇の花は朝日と共に蕾が開き、その瞬間に芳醇な香りを放ち、時間と共にその香りは薄れてしまう。ここに登場する薔薇達は香り立つ薔薇と違って時間を受け止めた薔薇達だ。開花して香りが欠けた花弁の上に太陽の光が注がれ、時々雨や風が降りしきり、時間が刻一刻と全身に浸透して枯れていく。花弁は人肌に近く、花形は性器に近い。この撮影のきっかけは薔薇の香水の研究書にそえる写真だった。しかし私の薔薇の写真は香水の研究にあまり役に立たず、作品として自立してしまった。美しさや香りとしての薔薇の見方よりも生命のひとつのカタチとしての薔薇、時間の経過を受けとめる身体のしての薔薇。そして次の芽吹きの為にバッサリ切られて捨てられる。そのプロセスが植物ならではの物語として興味深く、改めて薔薇が好きになったのである。

写真展 「Naked Rose」情報

開催日時

2023年5月26日(金)~7月9日(日)
定休日:月曜日、火曜日
※5月26日(金)はオープニングレセプションのため17:00から営業

会場

SUPER LABO STORE TOKYO(スーパーラボ ストア トーキョー)
〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町1-4-11
03-6882-4874

SUPER LABO STORE TOKYO
Google Map

行き方・アクセス

<電車>東京メトロ半蔵門線・都営三田線・新宿線「神保町駅」A5出口から徒歩で約5分
JR中央・総武線「水道橋駅」東口から徒歩で約10分

レセプション & サイン会

写真展初日には、作家を招いてレセプション&サイン会が開催されます。
※サイン会の参加希望者は、SUPER LABO STORE TOKYO店頭にて写真集の購入を。

開催日時

5月26日(金)17:00~20:00

石内都 プロフィール

1947年生まれ。
故郷の横須賀で見慣れた街並みや建物を撮影し、写真家としてのキャリアをスタートさせる。
石内にとって、自宅の暗室で試行錯誤しながら独学で学んだ銀塩プリントの制作のプロセスは、非常に重要な意味を持つ。この時期の粗い粒子のモノクロームの作風は、森山大道が好んだアレブレボケの作風と比較されています。この独特の美意識は、師である東松照明からも高く評価され、日本はもとより、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークの国際写真センター・近代美術館など、世界各地で数々の展覧会が開催されています。ロサンゼルスのJ.ポールゲティ美術館や横浜美術館などで個展を開催し、素材を記録し続けている。
木村伊兵衛写真賞、第50回毎日芸術賞、ハッセルブラッド賞など受賞歴多数。

次の記事