テクニック1:Sモードでシャッタースピードを速く設定
>>鳥が飛び立つ奇跡の瞬間が撮れる
Sモードに設定
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シャッタースピードを速く設定
Sモードとは?
Sモードはシャッタースピードを自分の好きな数値に設定できます。
露出(写真の明るさ)や絞り値(F値)はカメラがオートで調整します。
写真のように鳥が羽ばたく瞬間を鮮明に写したいときは、シャッタースピードがポイントになります。
1秒よりも早くシャッターを切るときは「1/40」などと表示され、後ろの数字が大きいほど高速になります(機種によっては「1/」が省力されて表示されることも)。
1秒以上のスローシャッターは「2"」などと表示されます。
高速シャッターに設定!
シャッタースピードを1/1000よりも速いシャッタースピードに設定すると、動く被写体を瞬間で写し撮ることができます。
シャッタースピードが遅くなると、動く被写体はぶれて写ります。
>>連写機能を使って撮影すればシャッターチャンスを逃さない!
動く被写体を狙うときは連写撮影をして、シャッターチャンスを逃さないようにしましょう!
連写機能には、高速連写やピントを合わせながらの連写(フォーカスモードをAF-Cに設定時)など幅広い設定があり、より一瞬の出来事を印象的に残すことができます。
連写した中からタイミングのよい写真を選んで、シャッターチャンスを最大限に活かして。
連写はシャッターボタンを押している間、連続撮影ができる機能。
1秒間に何コマ撮影できるのかはカメラや設定によって異なります。
テクニック2:反対にシャッタースピードを遅く設定
>>被写体の周りで動くものがぶれて幻想的な写真が撮れる!
素早く通りすぎる車や歩いている人々がぶれるように、スローシャッターに設定(写真はシャッター速度1/10~1/2秒)。
行きかう通行人がぶれ、シャッターが開いている間、静止していた被写体との対比が面白い写真に。
ぶれやすいシャッタースピードは、ぶれさせたい被写体の動くスピードによって違うので、いろいろトライしてみて。
写真全体が手ぶれしないように、カメラを固定するのがポイントです。
シャッタースピードを遅く設定して、背景はそのままで動く被写体だけをぶれさせると(被写体ブレ)、躍動感が伝わりやすくなります。
GENIC VOL.52【GENIC的やさしすぎるカメラの取説2019!】
Text: Miho Comuro
illustration: Ayumi Kuriyama
Edit: Yoko Tadano
GENIC VOL.52
「アジア」と「カメラの使い方」の2大特集!