青空を見上げる大きな白い鹿のオブジェ
「White Deer (Oshika)」は、日本古来の神話などに登場する「神鹿(しんろく)」をモチーフに現代の技術を用いて再解釈した彫刻作品。
「Reborn-Art Festival 2017」で発表され、2027年まで展示が予定されています。
White Deer(Oshika)が展示されている牡鹿半島の荻浜エリアは、鹿が多く生息している地域。しかし近年、日本では鹿が増え続けており、人里に時々現れる鹿は「迷い鹿」と呼ばれています。
このアート作品は、インターネット上に現れた「迷い鹿」の剥製を取り寄せ、3Dスキャンして得たデータを元に制作されています。
白い鹿のオブジェは、旅の原点である、瀬戸内海 犬島の方を向いています。旅の原点とは、名和晃平が犬島「家プロジェクト」で発表した鹿の作品と言われています。犬島での作品制作を機に誕生した鹿が、「迷い鹿」として東京を彷徨い、その後、牡鹿半島に辿り着くという壮大なストーリーは、撮欲を刺激します。
White Deer(Oshika)を訪れるのは車が便利です。
少し分かりづらいところにあるので、車のナビやGoogleMAPなどを駆使しましょう。
県道2号沿いの脇道から、牡蠣の養殖場を抜けて細道を進むと、突然現れる大きな白い鹿。
White Deer(Oshika)は高さが6m以上もあり、存在感抜群です。
白い鹿に導かれて白の世界へ
屋外展示のアート作品には、季節や天気、時間の経過とともに変化する表情を切り取れる楽しみがあります。
雲ひとつない青空の下で撮りたいと思っていたのに曇っているなど、予定通りにはいかないストレスもありますが、それが新しい表現を生み出すこともあります。
幻想的で美しい星空を見つめる神鹿
星空の下に佇む巨大な鹿は、神々しさを感じます。
夜間撮影をする場合は、事前に許可が必要です。くわしくは、Reborn-Art Festivalの公式サイトからお問い合わせを。
Reborn-Art Festival会期中は、お食事しながら鑑賞も
リボーン アート フェスティバル会期中に、荻浜エリアにオープンする、「リボーンアート・ダイニング」。空と海に映えるWhite Deer(Oshika)を眺めながら、おいしいお料理をいただくことができます。
リボーンアート・ダイニングのレギュラーシェフは、石巻を代表するレストランの料理人たち。限定日には、宮城や東北を中心に日本全国から著名なゲストシェフが、海山の幸が豊富な石巻ならでは旬の食材をつかって腕を振るってくれます。
次回のリボーン アート フェスティバルは、2022年春を予定しています。
フェスティバル開催間近になると、リボーンアート・ダイニングの予約ができるようになるので、リボーン アート フェスティバルの公式WEBをチェックしてみてください。
White Deer(Oshika)/宮城県<日本>
White Deer(Oshika) 基本データ
<住所>宮城県石巻市荻浜
<TEL>0225-90-4726(Reborn-Art Festival事務局)
<鑑賞時間>日没まで
※夜間の撮影は事前許可が必要です。くわしくは、Reborn-Art Festivalの公式サイトからお問い合わせください。
<駐車場>
鑑賞者用駐車場:宮城県石巻市荻浜横浜山25−1
駐車場から作品まで徒歩で約7分。
※White Deer(Oshika)が展示されている場所「ホワイトシェルビーチ」は私有地です。漁業関係者が作業をしていることもあるので、マナーを守って作品を鑑賞してください。
行き方・アクセス
<車>石巻駅、もしくは石巻河南ICから国道398号と県道2号経由で約35分。
<バス>JR仙石線「石巻駅」から石巻市営バス 鮎川線「荻浜」まで約1時間。バス停から徒歩で約10分。
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