Maria Olkhovik
イラストレーター 1988年生まれ、ロシア出身。。言語学の学士号と国際関係学の修士号を取得している才女ながら、アートスクールに通いイラストの基礎を習得。
Instagramでの発信をきっかけに、昨年より本格的にイラストレーターとして活動中。
「スケッチブックアート」
“第一印象をその場で残せるスケッチブックは、外出時の相棒”
モスクワで、イラストレーターとして活動しているマリア。モノトーンでスタイリッシュなイラストを、お気に入りのモレスキン社製のスケッチブックごと撮影しているのが印象的。
「最小限の素材で最大限の表現ができる、シンプルなモノクロアートが好き。スケッチブックがあれば風景など、いいなと思った第一印象をその場ですぐに思い出として残せるから、外出時にはいつも持ち歩いています。旅行の際はその場で描いて同じ建物の前で撮影したりするけど、自宅やホテルでインテリアなどを描いてテーブルの上で撮影することも多いです。見る人に自由に解釈してもらいたいから、撮影時の背景はシンプルというのが私のルール。今後はクレヨンやパステルなど、カラーを使った作品も増やしていきたいと思っています」。
Q. どんなものを描くのが好き?
気分や季節で変化
「普段の生活では、旅行の写真やインテリアなどを描くことが多いけど、気分や季節しだいで変化します。たとえばコロナの自粛期間中は自宅にある静物を描くことが多かったけど、そのあとは夏の日差しを浴びに行った海辺のバカンスでの風景を描いています。人物も描くけど、人物を構図の中心にするのではなく、風景の一部として描くのが好き」。
Q . お気に入りの画材は?
モレスキンのスケッチブック
「イタリアのモレスキンのスケッチブックは、紙の色やクオリティがパーフェクト!ペンはサクラクレパスのピグマ、三菱鉛筆のポスカ、ドイツのファーバーカステルがお気に入り。地元のアートショップで購入しています」。
Q . イラストはどのように学びましたか?
アートスクールとYouTube
「4年間アートスクールで基礎を学びました。デジタルアートについて特定のことを学びたい場合は、YouTubeやオンラインのアート講座を利用します。イラストレーターとして活動するようになったのは、Instagramを通じてアート業界の人々と出会ったことがきっかけ。最初の仕事は、パッケージのイラスト作成でした」。
GENIC VOL.56 【私が創り出す、ときめきの世界】
Edit:Satoko Takeda
GENIC VOL.56
「“好き"を撮る」をテーマに、 好きなものを愛でるように撮って表現する人たちにフォーカス!