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自分の“やりたいこと”が見つからない時は/夏南の法則Vol.135

大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡

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自分の“やりたいこと”が見つからない時は/夏南の法則Vol.135

すっかり梅雨に入ってジメッとした天気が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?

私はやりたかったプロジェクトの準備を着々と進めていて、少しずつカタチになってきました。

皆さんにご報告するのが今から楽しみでとってもワクワクしていますが、やらなくちゃいけないことと、やりたいことのバランスを上手く取るのに少々苦戦して模索している日々です。

さて、この“自分のやりたいこと”というのは、複雑な想いを抱えている人が多いテーマであるように感じます。

Q&Aなどをやると「自分のやりたいことが見つからなくて不安」とか、「やりたいことを見つけるにはどうしたらいいですか?」などといった相談を頻繁に受けます。

私がこれにめちゃくちゃシンプルに答えると、「興味があることもないことも、とにかくいろいろ触れたり、やってみたりするのがいい」になります。

知らないものは好きになれないし、自分のことはわかってるようでそんなにわかってないので、深く考えずにとりあえず試してみて、やりたいことに出会う確率を上げていくのが大事です。

このソーシャルメディアの時代に、他の人たちが自分のやりたいことを見つけてキラキラしているところばかり見ていると焦ってしまう気持ちはすごくよくわかるけど、それは1つの側面を見ているだけで全体像ではありません。

実際は自分のやりたいことにすぐに出会えるのはかなり稀なケースで、第一線で活躍している人たちの話を聞いても、いろいろ試してみて、失敗を重ねながら時間をかけてそれを見つけています。

私はこのジャーニーが恋愛と似ているところがあるなと思っていて、パッと運命の人に出会っちゃう人もいれば、デートを重ねたり失恋したりしてやっと理想のパートナーを見つける人もいる。

そして出会ったらそこで終わりではなく、むしろスタートであり、愛情を注ぎ努力を重ねて良好な関係性を育んでいくところもそうです。

どちらも出会うのが早い方がいいとか、遅いと良くないとか、スピード勝負なものではなく、人は人、自分は自分。

他人と比べたところでなんのメリットもないジャンルである上に、出会ったと思っても時間が経つにつれその先で違うものに惹かれていくこともあるので、一生をかけて取り組んでいくテーマの1つだと思って気長にやるのがいい。

無駄だったと思うようなことがあっても、向き合っている限りそれは遠回りじゃなくて一歩近づいたことになる。その1つ1つのステップまでも楽しんでしまえばこっちのもの。

大丈夫。きっと出会える。

素敵な1ヶ月でありますように♡

大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。

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