【表現者が撮る東京 #7】もろんのん(トラベルフォトグラファー)

GENIC編集部

様々な分野で活躍中の写真を愛する表現者たちが捉えた“東京”をクローズアップ。
#7では、季節や人々を繊細に切り取るトラベルフォトグラファー、もろんのんさんの伝えたい東京、そして東京への想いに迫ります。

もろんのん

トラベルフォトグラファー 1993年生まれ、埼玉県出身。平日は人気ケーキ会社の広報として働き、週末は全国を巡ってSNS活用や写真の楽しさを伝えている。Hanako公式ウェブサイト『Hanako.tokyo』でホテルステイをレポートする連載『#Hanako_Hotelgram』、『弘中綾香の純度100%』(写真)を担当。
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❝東京の色と光❞

初夏に訪れた、二子玉川の河川敷。「ここは周りに大きな建物が少なく、きれいな夕焼けを見られます」

単なる風景よりも、 重要なのは「誰と過ごすか」

トラベルフォトグラファーとして国内外を飛び回るもろんのんさん。埼玉県川越市出身で、現在は東京に住んで3年目になる。
「東京という街から思い浮かぶ言葉は、“仲間”。私は写真が好きというよりは、“友達と出掛ける”のが好きなんです。単なるきれいな風景なら、探せばどんな街でもあると思うのですが、それ以上に“誰と過ごすか”ということを重視しています。そういう意味で、仲間がたくさんいる東京が好きです」

「メタセコイアが燃えるように色付く季節、秋と冬の間。葛飾区の水元公園にて、iPhoneで川のリフレクションを撮影」

「夕暮れ時に、鳥がたくさん飛んでいたので思わずパシャリ。空のグラデーションも気に入っています」

大切な仲間たちと探しに行く、東京の季節

今回、もろんのんさんがセレクトしたのは、色と光にこだわった写真。四季折々の東京が、独特の柔らかい色彩で切り取られている。
「友達と出掛けるとき、季節を探しに行くことが一番多いです。たとえば春なら桜、夏なら古民家、秋なら紅葉…といった感じ。そんな、季節を感じる色がある空間に、光が差し込んだようなふんわりとした写真が好きなんです。特に太陽が傾いている朝や夕方に光を捉えると、ドラマチックな雰囲気になると思います」

❝夕暮れ時には、「今日」にしがみつくように風景を切り取る❞

「日没後、まだまだ撮り足りなくて“今日”にしがみつくように撮った一枚。友達が被っていたニット帽と、近くに咲いていたたんぽぽの綿毛のシルエットが可愛くてシャッターを切りました」

「お昼過ぎの日が傾いた時間に、逆光で光を切り取りました。根津神社の雰囲気に合わせて、フィルムで撮影」

「東京の被写体としての魅力は、大都会の中にも“和”を感じられる空間がある点。浅草や谷中銀座のような、和レトロな街とか惹かれますね」

❝「好き」を届けたくて、写真を撮る。これは、私の好きな東京たち❞

もろんのんさんにとって、写真を撮る意味とは?
「私の“好き”を世界に届けること。私の好きな人、もの、場所を、写真を通して世の中に知ってもらいたい。もともと自信がないタイプで、自分にフォーカスが当たることが苦手だったのですが、写真を通して喜んでくれる人が増えたことが嬉しくて…。
今後はスタジオで作り込んだ作品撮りから世界の絶景まで、さらに幅広い撮影にチャレンジしたいと思っています。よりたくさんの情報を届けたくて、動画にも挑戦中です」

「目黒川を、スマホのGalaxyで撮影。実際はまだ満開前でしたが、桜の花が咲いているところをトリミングして撮っています」

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GENIC VOL.55【表現者が撮る東京】
Edit:Satoko Takeda

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