もろんのん
トラベルフォトグラファー 1993年生まれ、埼玉県出身。平日は人気ケーキ会社の広報として働き、週末は全国を巡ってSNS活用や写真の楽しさを伝えている。Hanako公式ウェブサイト『Hanako.tokyo』でホテルステイをレポートする連載『#Hanako_Hotelgram』、『弘中綾香の純度100%』(写真)を担当。
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❝東京の色と光❞
単なる風景よりも、 重要なのは「誰と過ごすか」
トラベルフォトグラファーとして国内外を飛び回るもろんのんさん。埼玉県川越市出身で、現在は東京に住んで3年目になる。
「東京という街から思い浮かぶ言葉は、“仲間”。私は写真が好きというよりは、“友達と出掛ける”のが好きなんです。単なるきれいな風景なら、探せばどんな街でもあると思うのですが、それ以上に“誰と過ごすか”ということを重視しています。そういう意味で、仲間がたくさんいる東京が好きです」
大切な仲間たちと探しに行く、東京の季節
今回、もろんのんさんがセレクトしたのは、色と光にこだわった写真。四季折々の東京が、独特の柔らかい色彩で切り取られている。
「友達と出掛けるとき、季節を探しに行くことが一番多いです。たとえば春なら桜、夏なら古民家、秋なら紅葉…といった感じ。そんな、季節を感じる色がある空間に、光が差し込んだようなふんわりとした写真が好きなんです。特に太陽が傾いている朝や夕方に光を捉えると、ドラマチックな雰囲気になると思います」
❝夕暮れ時には、「今日」にしがみつくように風景を切り取る❞
「東京の被写体としての魅力は、大都会の中にも“和”を感じられる空間がある点。浅草や谷中銀座のような、和レトロな街とか惹かれますね」
❝「好き」を届けたくて、写真を撮る。これは、私の好きな東京たち❞
もろんのんさんにとって、写真を撮る意味とは?
「私の“好き”を世界に届けること。私の好きな人、もの、場所を、写真を通して世の中に知ってもらいたい。もともと自信がないタイプで、自分にフォーカスが当たることが苦手だったのですが、写真を通して喜んでくれる人が増えたことが嬉しくて…。
今後はスタジオで作り込んだ作品撮りから世界の絶景まで、さらに幅広い撮影にチャレンジしたいと思っています。よりたくさんの情報を届けたくて、動画にも挑戦中です」
GENIC VOL.55【表現者が撮る東京】
Edit:Satoko Takeda
GENIC VOL.55
テーマは「TOKYO and ME 表現者が撮る東京」