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プロフィール

綾野裕輝/Yuki Ayano
写真家 1995年生まれ、神奈川県出身。大学生のときにヒッチハイクの旅に目覚め、2度の日本一周を達成。旅先をアジアまで拡大する。IT系企業に3年間勤めた後、俳優の道へ。2022年に趣味でポートレート撮影を開始し、2023年より写真家として活動中。
「エモーショナルな写真表現を叶えてくれる」ホワイトミスト No.1
綾野裕輝さんは、人間の奥底にある言葉にはできない感情や感覚など、写真は目に見えないモノを写し残すことができる装置だと話します。そして写真を撮ることは、ポートレートだけでなく、風景やストリートスナップであっても、他者という対象物を通して自分を知ることであり、言葉にはできない何かに触れられる、特別で愛おしい行為だと考えています。
そんな綾野裕輝さんですが、写真をはじめて間もない頃、表現や撮影そのものに壁を感じていた時期がありました。そのときに出会ったのが、レンズフィルター。自分が撮りたい写真の表現にフィットし、大きな刺激を受けたそうです。
「ある日、SNSでレンズフィルターを使った作例が目に留まりました。購入を決めて実際に使ってみると、行き詰まり、もがいていた自分に、新たな表現の手法としてインスピレーションを与えてくれました。描写はもちろん、モニターに映る世界がいつもとは異なり、撮影も楽しくなる。撮影を楽しめるようになると、それ自体も新たな刺激となって、どんどん想像力と創作力が湧いてきました」。

今回使用したレンズフィルターは、ホワイトミスト No.1。綾野裕輝さんにとって初めて使うレンズフィルターです。
「ホワイトミスト No.1は、コントラストの表現と光の入り方がとても印象的だと感じました。写真のなかでコントラストは抑えられ、色味は淡く、光に優しく包み込まれたような表現をしてくれます。僕の世界観にもとてもマッチしているし、ファインダーを覗くと、いつも僕がしている編集後の世界観が広がっていることにとても感動しました。フィルターの効果はとくに逆光や半逆光のときに強く出ますが、効果が薄い順光下で撮影した写真もまた、僕の写真表現にうまく合致していることにも驚きました。とても細かい領域ではあるのですが、自分の求めるコントラストのバランスと光のディテール部分で期待に応えてくれていたのです」。

ホワイトミスト No.1の効果を得やすく、より意図した表現を楽しめるのは「夕暮れの時間帯」だと話す綾野裕輝さん。
「淡くて、どこか懐かしい、儚さを感じる写真が好きなのですが、ホワイトミスト No.1はまさにそんな写真表現をしてくれるフィルターです。そして、その効果を最大限に発揮してくれるのが、陽が傾き、逆光や半逆光での撮影がしやすい夕暮れの時間帯でした。今回はポートレートを中心に撮影しましたが、人に限らず、植物や風景でもエモーショナルな写真表現をしてくれます。撮影の際、光を取り込みすぎてしまうことがありますが、カメラのアングルやポジションでフレームに入る光の量を調整すると、思い描く通りの世界観へと落とし込むことができました」。
フィルター撮影のBefore/After
1. 入る光の量を調整し、やわらかさとディテールを両立させる


「満開の桜の木の近くの芝生で、落ちていた桜の花を使って撮影した1枚。時間は16時頃、木々の隙間を抜けて斜めから入ってくる光が芝生に落ちていて、光と影のコントラストがとてもきれいでした。太陽はまだ高い位置にありましたが、フィルターの効果をしっかり得られるよう逆光になるアングルを探しました。逆光やサイド光で撮影するときは光を入れる量が重要になるので、背面モニターやファインダーをよく見て、光が入りすぎて全体のコントラストが薄くなりすぎてしまわないように注意。メリハリを意識して撮影すると、ディテールも残しつつ、フィルター効果による絶妙なやわらかさを表現できます」。
2.効果を最大限に生かしたフィルムライクな写真表現


「ホワイトミスト No.1は、光をうまく捉えることで、撮って出しでも十分完成された写真になります。逆光の環境ではとくに効果を発揮し、やわらかい光に包まれたような写真に。モデルの肌もきれいに写りますし、コントラストが抑えられることでフィルムライクな写真表現にもつながります。この写真はまさに、ホワイトミスト No.1の魅力を最大限に享受しています。夕暮れどき、逆光下で河川敷の草花が映える場所でモデルを撮った1枚ですが、フィルターを使ったことで色味が淡く、コントラストも包み込むような光も優しさをたたえ、僕が求めるままのエモーショナルな表現になりました。このシチュエーションとホワイトミスト No.1の相性がよく、すべてのバランスが最高でした」。
3.ハイコントラスト下でも、人肌を自然に表現


「17時前、水辺近くの古屋で、斜陽が木々の隙間を縫ってきれいな影をつくっているのが目に留まり、モデルに立ってもらいました。光と影が本当にきれいで、夢中でシャッターを切りました。構図の中に取り込む光の量によってフィルターの効果が変わるので、まずはモニターやファインダーを覗きながら、自分が気持ちいいと感じる表現になる構図を見つけていきました。光の入り方やモデルの自然な肌感など、コントラストやディテールにフィルターの効果がうまく出て、美しい光の陰影は残りつつ、写真全体が淡くエモーショナルな雰囲気に仕上がりました」。
使って実感するKenko ホワイトミスト No.1の魅力

ホワイトミスト No.1は、ハイライトとシャドウのコントラストを抑え、全体を淡い色調にしつつ、ほんのりとやわらかな描写にします。ホワイトミストはKenkoの代表的ソフトフィルターである「ブラックミスト」と対になるフィルターで、ブラックミストが黒い拡散材を使用しているのに対し、ホワイトミストは白い拡散材を使用しています。ブラックミストよりもコントラストを抑える効果が強く、彩度を抑えて淡いトーンに整えます。シャープな写りの最新レンズを使用しても、ホワイトミストをつければオールドレンズのような描写に。ポートレートでは肌の質感の生々しさを和らげる効果も得られます。
「とくにポートレート撮影において、コントラストが強いと影の部分にオレンジ色が濃くのりがちで、人肌が自然になるよう編集で色を抜いたり露出を調整したりすることがよくあるのですが、ホワイトミスト No.1をつけるとコントラストが抑えられ、撮影段階ですでに、ふだんなら編集で導く先へと向かっている。編集をするにしても、プリセットを当てて、あとは基本補正とディテールを整えるだけで完成できることは、僕にとって大きな魅力でした。また、コントラストが抑えられることで、色調が淡くフィルムライクな印象になることにも惹かれました。光の捉え方次第では、撮って出しでも完成された写真表現になります。とても印象的で、魅力的なフィルターだと感じました」。
Kenko ホワイトミスト No.1を2名様にプレゼント
今回ご紹介したホワイトミスト No.1を2名様にプレゼントいたします。
Instagram、Xから応募ください。両方からの応募も大歓迎です!
応募方法
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Instagramで、GENIC @GENIC_mag とKenko公式 @kenkofilters.jp をフォローし、「ホワイトミスト No.1」プレゼントの投稿に"いいね"してください。
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連載)ずっと知りたかった「あの写真の秘密」
— GENIC (@genic_web) May 16, 2025
第6回:綾野 裕輝
作例 https://t.co/dxIsA2cQgs
淡くて、どこか懐かしい、儚さを感じる写真表現をしてくれるレンズフィルター、Kenko ホワイトミスト No.1を2名様にプレゼント。
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応募締切とご注意
・締切:2025年5月25日(日)23時59分
・当選した方にはInstagram @GENIC_mag またはX @GENIC_webからDMで連絡を差し上げます。Instagram @GENIC_mag、X @GENIC_web 以外のアカウントから連絡を差し上げることはございません。偽アカウント、フィッシング詐欺のアカウントにご注意ください。
・当選は公開アカウントに限ります。
・賞品の発送は日本国内に限ります。
・応募された方はキャンペーン規約へ同意いただいたとみなします。
・賞品引換、発送時点まで該当のアカウントをフォローされている状態が保持されていない場合、応募が無効となります。
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カメラ用光学フィルターの専門ブランドである「Kenko Filters」。60年以上の歴史を持つ光学設計のノウハウを結集した、ブラックミストシリーズなどの高品質な光学フィルターは、写真や映像に豊かな表現力を与え、クリエイティブな可能性を広げます。
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