良品には、わけがある。展 -無印良品 徳永美由紀の仕事-
長年にわたり無印良品のタグコピーに携わってきたコピーライター徳永美由紀の仕事に焦点をあてた展示会。
無印良品のものづくりの基本となる考え方は「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つ。それが普遍性を持って伝播していくように、それぞれ商品の「わけ」がキャッチコピーとして商品タグに込められています。「わけ」という無印良品の原点を根付かせ、文脈を創造。2001年からは商品開発の視点や工夫などを簡潔に伝えるための社内養成所「コピー工房」を監修、商品のコピーだけでなく無印良品が発する言葉に対して多大な協力をしてきた徳永美由紀の歩みを振り返ります。
会場では、関わった商品タグと商品や、書籍「MUJI IS 無印良品アーカイブ」からの商品コピーの数々が展示されています。
空間設計:山本大介デザイン事務所
グラフィックデザイン:倉地亜紀子
企画協力:小池一子、中田晢夫、鈴木里子、萩原富三郎、大熊隆
くらし中心 特別号「良品には、わけがある。展 無印良品 徳永美由紀の仕事」
ATELIER MUJI GINZAにて開催の同企画展に合わせた特別号。
無印良品のものづくりを言葉であらわし続けた、徳永美由紀の仕事をまとめた一冊。「くらしの良品研究所」で発信し続けたコラムやブログの再収録をはじめ、無印良品の商品に付いているタグのコピーの制作裏話や、多くの方からの寄稿文も収録。
※展示会場にて配布
ものたちの誰彼(たそがれ)展
本展では、割れても、歪んでも、それでも残されてきたガラスを撮り続けてきたフォトグラファー泊昭雄の写真作品とその被写体を展⽰。
古くから様々な⽤途で使⽤されてきたガラスはひと欠けした途端に、廃棄か再生かの選択を迫られてしまいます。時を重ね、朽ちていく様をとらえた数々の作品には、⼣暮れ前の薄暗い“誰彼(たそがれ)時”の空気感やくらしの記憶が宿っているようにみえます。泊昭雄の写真作品を通し、身近なこわれやすいものとのつきあい方を再考し、⽇常の中に潜んでいる“ものたちの誰彼(たそがれ)”を感じられるような展示が試みられています。
写真:泊昭雄
空間デザイン:中村竜治、若木麻希子(中村竜治建築設計事務所)
グラフィックデザイン:太田江理子
特装本:FRAGILE BOOKS
協力:BON BOOK
展示品協力:内田鋼一、杉本理、辻和美、濵田萌、茂呂裕司、poubelle
「クチケル」
著者名:泊 昭雄
価格:3,000円(税込。本体2,727円)
ISBN:978-4-910462-233
発行元:BONBOOK
企画+編集:櫛田 理
編集:乙部恵磨
デザイン:太田江理子 翻訳:まいるす・ゑびす
シリーズ造本設計:田中義久
制作+取次:FRAGILE BOOKS
販売協力:無印良品 MUJI BOOKS
特別協力:辻 和美 内田鋼一 高橋酒造株式会社
印刷製本:図書印刷株式会社
企画展「良品には、わけがある。展 -無印良品 徳永美由紀の仕事-」「ものたちの誰彼(たそがれ)展」情報
開催日時
2024年2月2日(金)~3月25日(日)11:00~21:00
※営業時間・休館は、店舗に準ずる
入場料
無料
会場
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery
〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-5 無印良品 銀座 6F
行き方・アクセス
<電車>
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」C8出口から徒歩で1分、B2・B4出口から徒歩で3分
JR山手線「有楽町駅」から徒歩で5分