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キラキラ加工は不要!?Z 6のカメラでここまでロマンティックに夜景が撮れる!

プロトラベラーのERIKOです。フルサイズミラーレスカメラ、Nikon Z 6を新しい相棒として購入したことで、大きく変わったことがあります。それは、今まで一番苦手だった夜景や星空などの写真が、びっくりするほど綺麗に撮れるようになったこと。私が使ってみてわかった、Z 6の魅力を3回にわたってお伝えする連載、第2回は「暗い場所での撮影」にフォーカス!

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初心者に朗報!Z 6はAUTOモードでも夜景が綺麗・簡単!

こちらは、AUTOモードで撮影した写真。
夜景って、カメラの設定をきちんとしないと撮れないイメージでしたが、Z 6のAUTOモードではこんなに綺麗な夜景が撮れてびっくり!AUTOモードに設定すると、夜景撮影で重要なISO感度やシャッター速度を、自動でその場の状況に合わせてくれます。
さらに、夜景の手前にいる人物(私)もくっきり写っているんです。すごい!

ISO感度を調整

カメラは細かい設定を適切にすればするほど、思い通りの写真が撮れます。でも、それが難しいからAUTOに頼ってしまうんですよね。
そこで、ほんのワンテクニック加えるだけでも更に綺麗に夜景が撮れるのか?を試してみました。
まずは、モード設定ダイアルをP(プログラムオート)に。Pモードでは、AUTOではできない、ホワイトバランスやISO感度の調整が自由にできちゃうんです。露出はカメラが自動で決めてくれるので、初心者から一歩出たい人にはぴったりのモード!
今回は、夜景撮影に重要な役割を果たす「ISO感度」だけをあげて撮影してみました。

なんと!ISO感度を上げただけで、こんな写真が撮れました!
今までは、夜景を見た時の感動を残したくて苦戦し、思い通りの写真にならずガッカリすることが多くて、もどかしさを感じていました。
でもZ 6で撮ったこの写真は、目で見た夜景のキラキラ感をそのまま残せました!撮影したデータを見た瞬間に「すごい!」と声を上げてしまうほど。
ISO感度とは、デジタルカメラが光をとらえる能力を表す値で、数値が上がるほど暗いところでも明るい写真が撮れるようになります。Z 6のISO感度の最高数値は「51200」で、手振れするイメージだった夜景が、手持ち撮影でも綺麗に撮れました。

まさか私にも撮れるとは! Mモードでプロっぽい写真にチャレンジ

更に難易度の高い写真にチャレンジすべく、カメラM(マニュアル)に!

ISO感度とシャッタースピードの調整にチャレンジしました。
結論からいうと、案外簡単だったし、素敵な写真が撮れました!

ISO感度とシャッタースピードを調整

シャッタースピードは、その名の通りシャッターが下りるスピードのこと。
シャッタースピードを遅くすると、シャッターが下りるまでの時間が長くなり、その分レンズに入る光が多くなって夜景をより綺麗に撮れます。

シャッタースピードを遅くすると、その分シャッターが開いている時間が長くなり、こんな風にブレやすいので注意です。カメラを台や三脚に固定して手振れを防ぐのと、被写体が動かないようにするのが綺麗に撮るコツです。

憧れの星空撮影にチャレンジ!

カメラを買った人が憧れる被写体の一つが、星空だと思います。満天の星は息をのむほどですが、肉眼で見たままを写真にするのは、とても難しい!!星はカメラまで届く光が弱いので、AUTOモードで撮るのが難しい被写体のひとつ。
何度かチャレンジしたことはありますが、納得する写真が撮れたことはありません。

Z 6を使って、Nikon公式サイト内にある「夜景・星空撮影 クイックガイド」を参考にしながらチャレンジしました。

夜景・星空撮影 クイックガイド

三脚にカメラをセットし、Mモードにダイアルを合わせ、記事に載っている目安の数値を参考にISO感度やシャッタースピードを設定しました。

・ISO:3200
・シャッタースピード:30秒
・F値:3.2
夜空にカメラを向けてシャッターを切り、待つこと30秒。撮った写真を見てびっくり!

初心者の私でも、こんなに綺麗に星空を撮影できました!
「マニュアル設定」と聞くだけで、難しそうで敬遠しがちでしたが、設定する数値がある程度決まっていて、それを真似するだけなので、想像していた以上に簡単でした。

その後何度か撮影してみて、ISO感度やシャッタースピードなどを自分なりに調整してみました。

こちらは別の場所ですが、失敗作。
シャッタースピードを3秒に設定した写真です。シャッターが開いている時間が短すぎて光を取り込む量が少なかったせいで、星があまり見えず暗い写真になってしまいました。
失敗と成功を繰り返して仕組みがわかると、よりシーンに合った設定が自分でできるようになり、撮影がどんどん楽しくなりました!

更にこんな上級テクニックも!

光の線が美しい「光跡撮影」

いつか撮ってみたいと思っていた、光の軌跡を写した光跡写真。ついに私にも撮れる日がきました!

シャッタースピードを遅くして、動いた車のランプの光を軌跡にした写真。シャッタースピードの時間を調整すれば、軌跡の長さや量を調整できます。

このような、人間の目では捉えられないような写真が撮れるのも、カメラの面白さの一つです。

キラキラの玉ボケ写真

こちらは電飾の光を利用した玉ボケ写真です。
被写体と背景が離れている場合、手前の被写体にピントを合わせることで、背景の光が丸くボケて、キラキラの玉ボケ写真が撮れます。Z 6のボケは本当に綺麗だから、こんな写真もお手のもの。

夜景や暗い場所での撮影ほど、奥が深くて楽しい!

初心者でも撮りやすいZ 6を使えば、プロの腕前がなければ撮れないと思っていた夜景が、私にも撮れました!
あとは、案外簡単な仕組みをほんのちょっと理解するだけ。
「こうしたらどう写るだろう?」と、昼間の撮影よりもワクワクが倍増しました♡

カメラデビューにも2台持ちにもZ 6が気になる!

カメラデビューを果たしたい人がカメラに求めるのは「綺麗さ、使いやすさ」。
既にカメラを持っているけど、2台目を考えている人がカメラに求めるのは「コンパクトさ、プロ仕様の高画質」。
どちらも満たしてくれるZ 6で、カメラライフをもっと楽しもう!

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ERIKO

プロトラベラー/旅先の魅力がより伝わる写真を撮るために多数の機材を使い分け、ファッションも現地に合わせるという、おしゃれカメラ女子
また、ただ遊ぶだけの旅ではなく、学べる旅をするために世界遺産検定2級を取得する努力家。
ずっと目標としていたプロトラベラーに2017年の公募で就任。

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