ぴさき
PROFILE
おでかけフォトグラファー 福岡県出身、愛知県在住。そこでしか味わえない体験やご当地グルメが大好き。年間150日以上旅をしながら、地域の魅力を写真や文字で伝えている。好きな言葉は「心躍る瞬間」。
【BIOGRAPHY】
<2016年3月>
大学卒業&就職 年に1回は海外旅行をするようになる
<2020年7月>
コロナのおうち時間でカメラを始め、D5500を購入。SNSも開始
<2021年2月>
新潟県のスキー場のPRで初めて旅のお仕事を手がける
<2021年8月>
会社を辞め、旅のお仕事をメインに
<2021年9月>
「#GENIC_Nikon vol.6 GENIC meets Nikon Z fc MEETUP」に参加。Zシリーズと出会う
<2022年1月>
Z 6を購入
<2022年7月>
Z 30のプロモーションメンバーに起用される
<2022年9月>
Z 30を購入
<2022年10月>
初めて海外の仕事を受ける
<2023年6月>
写真展「Nikon CREATORS」my favorite photo -GENIC+meriken cafe with Nikon-にて作品展示
<2023年12月>
カメラアカウントを開設
私とカメラの関係の始まり
社会人になってスマホで撮るようになり、コロナ禍を機にカメラに挑戦
大学生まではあまり写真を撮ったことがなかったのですが、社会人になってから休日にいろいろなところへおでかけするようになり、まずはスマホで撮影するようになりました。当時はスマホのアプリを駆使しながら、写真をコラージュしてはSNSに投稿。写真を撮るというよりは、想い出を記録としてSNSに残すという感覚に近かったと思います。
社会人1年目のときに当時の上司から「もっと世界を見たほうがいい」と言われ、有休を取って初めて海外に行くことにしました。その際にカンボジアでアンコールワットを見たことが、私が旅を好きになったきっかけです。それまで舞台しか興味のなかった私ですが、教科書や本に載っている有名な場所が、実際に目の前に広がっていることにとても衝撃を受けました。そこでしか味わえない景色や体験があると知ったとき、「もっと世界を見ないと人生もったいないかも」と思ったんです。
そして国内にもまだまだ自分の知らない景色や文化、グルメがあることに気づき、そこから週末は国内旅行に。次のおでかけ先をSNSで探すたびに、美しい旅写真に心動かされ、カメラで撮影した写真は本当に素敵だなと感じていました。だんだんと私もこんな写真を撮れたら楽しいだろうな、という気持ちになり、自分も「旅をするならカメラは必要かも…」と思いはじめました。コロナ禍の最中、おうち時間を利用してカメラを始めるか、料理の練習をするかで悩んでいたのですが、カメラを始めることに決定。初めは使いこなせるのか不安でしたが、いつの間にかどんどん夢中になっていきました。
MY ファーストカメラはNikon D5500
とはいえ最初はカメラを続ける自信がなかったので、「モニター画面がひっくり返せる機能(=バリアングル式モニター)がついていたらいいな」という希望のみで、お値段もお手頃なものを探していました。SNSでいろいろと写真を見ていく中で、空の青さが綺麗で、どこか味のある写真に惹かれていることに気づいて。それがNikon D5500で撮られたものだったんです。それからハッシュタグで #nikond5500 や #ニコン女子 などを調べて、写真を見ていくうちにますますその色味に惹かれていきました。
そして2020年7月、Nikon D5500をお迎えしたのが26歳のとき。店頭で実際にカメラを触って、重さや手へのフィット感を確認したり、店員さんに「初めてでも使えそうですか?」と質問をしたりして、最終的に購入を決めました。これが私にとって初めてのNikon機になります。D5500をお迎えしてからは、とにかくカメラが楽しかったです。カシャッとなるシャッター音や肉眼で見るよりも景色が美しく思えてしまう感動しました。一緒に購入した2本のキットレンズAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRも撮影時には必ず持参し、18mmの広角から300mmの望遠まで、フル活用していました。
D5500を使っていたときはカメラの知識もなかったので、ほぼ感覚で撮影していました。いま思えば、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRの望遠側でボケ感のあるお花畑の写真を撮ったり、リフレクション写真にハマって川や池に映る風景写真を撮ったり、当時は自然を撮るのに夢中でした。夜景や雪景色、鳥の写真などもいろいろと撮影し、わくわくが止まりませんでした。そして「次はここへおでかけしたいな」、「ここの風景、とても素敵だな」と思っているうちに、そこで撮影もしてみたいという気持ちが膨らんでいき、地元以外の場所にカメラを持ち出して、おでかけとカメラを一緒に楽しむようになっていったんです。
2021年、Zシリーズと出会う
GENICのイベントで触れたZ fcが写真と向き合うきっかけに
実はトラベルインフルエンサーのAYUMIさんの大ファンでして……(笑)。AYUMIさんがゲストで出られるZ fcのイベント『#GENIC_Nikon vol.6 GENIC meets_Nikon Z fc MEETUP』があることを知り、ダメもとで応募したら当選しました。おうちで飛んで喜んだのを覚えています。当日は憧れのAYUMIさんに会えたことがとてもうれしくて、かなりニコニコだったはず(笑)。あの日イベントで出会った方たちと、今では一緒に旅行を楽しんだり、ときには一緒にお仕事をしたりと、ずっとご縁が続いていて、いま考えると本当に素敵な1日でした。そしてそのイベントが、私のZとの出会いになります。Z fcはカメラ自体も絵になり、一緒におでかけしたくなる、撮っても持っても楽しいカメラです。最初はダイヤル操作が心配でしたが、すぐに慣れてきて、むしろカチカチ音がクセになっていく感じ。初めて試したクリエティブピクチャーコントロールは、同じ写真でも色味が変わるだけでまるで雰囲気が変わり、素敵だなあ、かわいいなあとテンションアップ。
そしてこのZ fcのイベントを機に、ミラーレスやZの魅力を知り、「もっと本気でカメラや写真をがんばってみたい、楽しんでみたい」と思うように。カメラショップへ足を運ぶ中で、店員さんにフルサイズの美しさやZ 6の高感度耐性(夜景やイルミネーション撮影が綺麗に撮影できること)などを教えてもらっているうちに、本格的に写真を撮ってみたいという想いも高まり、フルサイズのZ 6を購入することに決めました。
撮り逃したくない瞬間を美しくキャッチしてくれるZ 6
Z 6 はフルサイズでありながら、とても軽くて持ち運びがしやすいので旅行にぴったり。グリップが手に馴染むので、たとえば手に持った食べ物の写真を撮影するときにも、片手でシャッターボタンを押せます。旅行していると目の前の夕陽が本当に綺麗だったり、白鳥がたまたまこちらに寄ってきてくれたり、「撮り逃したくない」という瞬間がたくさん出てくるのですが、そんなときに、フルサイズの美しさでサッと写真に収められるのはZ 6だからこその魅力だと思います。
私は写真を撮るときに、ファインダーをのぞくのが大好きで。D5500時代からそうでしたが、Z 6に変えてからはファインダーから見たそのままの世界が写真になるので、さらにのぞくことが好きになりました。Nikonで撮る空の色が綺麗な青色で、ナチュラルにぱっと広がる感じがして、とても好きなんです。だから晴れるととてもうれしいですし、海と空が一緒に撮れたり、空が広く撮れるお花畑があったりすると、ムフフとなります。スマホでも十分綺麗に撮れますが、私はやっぱりカメラで撮る写真が好き。ファインダーをのぞきながらあれこれ構図を考えてみたり、ボケ感とともに自分の想いがのっていったり、ときには肉眼で見るよりも美しい瞬間に出会えたり……そのたびにカメラってすごいなと思うんです。
カメラをさわると心が落ち着くので、作業の合間にさわったり、なんとなくファインダーをのぞいたりしていますが、お仕事でもプライベートでも、「今日は撮るぞ〜〜〜〜」という本気モードの日にはZ 6を必ず持っていきます。たまにZ 6を持たずに出かけてしまい、撮りたい瞬間が撮れなくて本当に落ち込むことがありまして……。後悔しないためにも(笑) "迷ったらZ 6を持っていく" 、これは私の中でルールになっています!
新たな表現、新たなZとの出会い
Z 6で動画を撮る楽しさを知ったのもGENICのイベント
私が動画を撮影するようになったのは、2022年3月に「GENIC_Nikon vol.11 GENIC meets Nikon Z MEETUP」で、コムロミホ先生から動画について教えていただいたことがきっかけです。その後初めて、Z 6でソロキャンプのVlog動画を撮影。一人でキャンプ飯や焚き火の動画を収めていくのは本当に楽しかったです。動画撮影の基本設定だけでなくスロー撮影やピントずらしなど撮影技法についても教えていただいたので、一つひとつ試してみました。NikonのZマウントレンズで撮影した動画は、光の取り込み方がとても綺麗。ファインダー越しに映る“美しいボケ感”に魅せられながら、無我夢中で撮りました。これはスマホでは味わえない感動ですね。スロー再生やピクチャーコントロールを使えば、何気ない日常も素敵に切り取ることができて、大事な旅の想い出であればなおさら「カメラで大切に残したい」という気持ちになります。
旅で訪れる先は、何度も行ける場所ではないので、そこでの景色や体験、自分の感じた想いや出会いは大切に残しておきたい。それをZは美しく綺麗に残してくれるから、大切なものこそZで撮らずにはいられません。写真は一瞬を切るとるものですが、連続を映し出す動画は、私にとって「大切なものをまるごと大事に残す」ための表現方法。vlogのような1日の流れや毎日のルーティンなどを紹介したいときには動画の方が伝えやすいですし、音があるものや動いているもの(海で波が打ち寄せてくる瞬間や鳥が飛んでいる様子など)はもちろん動画で撮りたくなります。また、写真はシャッターボタンを押す瞬間が一番楽しく、ファインダー越しに伝えたいものが溢れてくるのですが、動画はそれぞれのカットを繋ぎ合わせて一つの作品にしていくので、撮影後の編集時間も含めて楽しいです。
軽さと綺麗な動画が簡単に撮れることに惹かれてZ 30を購入
Z 30との「はじめまして」は、GENICのイベント『#GENIC_Nikon vol.13 GENIC meets Nikon Z 30 MEETUP』。触れたときにまず「軽いっ」となりました。デザインもシンプルでかわいいですし、首からぶら下げておでかけしたくなる見た目で、持っているだけでテンションが上がります。もともとカメラで動画を撮ることに興味があり、Z 6で動画を撮るイベントにも参加させていただいたのですが、Z 30をお借りして使ってみた際、とても軽く、スマホで撮るのとほぼ同じ感覚で玉ボケや夜景が綺麗に動画で残せることに感激。これならもっと動画が楽しめそうと思えて、Z 30を購入することに決めました。Z 30のプロモーションメンバーにも起用いただいたのですが、とてもうれしくて、そういう意味でもZ 30は特別な存在です。
初めてZ 30で動画を作ったときは、シンプルに「楽しいっ」という気持ちでしたね。キットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRが焦点距離が16mmと広角でも撮れますし、バリアングル式画像モニターでトライポットグリップ(三脚)を使えばセルフィーも簡単。牧場で馬と一緒にセルフィーしたときはとても楽しかった!本当に軽いので、アイスクリームにはちみつをかけながら、もう片方の手で動画撮影することもできますよ(笑)。
モフモフがかわいいウインドマフですが、Z 30はマイクも高性能。旅先で出会う鳥の声やキャンプで楽しむ焚き火の音など、そのときの思い出を音まで全部残したいときにZ 30は本当に重宝します!普段は風景やグルメの撮影が多いのですが、友人からキッズフォトやペットを入れた家族写真をお願いされることもあり、そのときには「瞳AF」機能が活躍。動くものを写真に収める際、瞳にばっちりピントが合ってくれるのは心強いです。そして何と言っても一番のお気に入りポイントは、「気軽に綺麗な動画が残せる」こと。ちっちゃくて軽いのに玉ボケや夜景、かわいいカフェご飯など、撮りたいものが綺麗に写せて、セルフィーも簡単。音も綺麗に入れてくれるなんて優秀すぎます。
Z 30はふらっとVlogを撮影したいときやお仕事で動画を納品するときなど、とにかく動画を撮りたい という場面にぴったりのカメラ。たとえば、屋久島のような往復20kmを歩き続ける旅行や、川遊びなど、身軽に撮影したいときもZ 30です。友人とのプライベートな旅行では、Z 30をずっと首からぶら下げたまま!カフェや美術館など静かなシーンでの撮影にも活躍させています。
ライフスタイルに寄り添ってくれるZシリーズ
Z 6とZ 30を使い分けて「好き」を撮るのが楽しい
Z 6は「今日は撮るぞっ」という本気の日、ファインダーをのぞきたくなる日、星空や夕陽、夜景などいっぱい光を取り込んでほしい日に。Z 30はVlogを撮りたい日、ちょっとしたおでかけや、友人とワイワイ遊ぶ日、カフェや美術館など、しっぽり撮影を楽しみたい日に活用しています。
私が大好きな被写体は、「空」、「花」、「おいしいもの」。空はZ 6とZ 30両方で撮影しますが、空をたっぷり入れたいときは広角ズームレンズのNIKKOR Z 17-28mm f/2.8を使って撮影するので、Z 6につけて撮影することが多いかも。でもZ 30の青色も好きなんですよね。たまにお友達のカメラを借りて写真を撮ることもありますが、やっぱり空はZの色味が好きだなあと毎回思います。花はNIKKOR Z 40mm f/2で一つの花以外は全部とろけさせるように撮りますね(笑)。おいしいものをカフェの空間まで入れて撮りたいときは広角のNIKKOR Z 17-28mm f/2.8でf2.8のボケ感を活かしながら光を取り込んで全体を入れて撮る、もっととろとろで撮りたいときにはNIKKOR Z 40mm f/2を使って被写体に寄りながら、F値を開放にして撮ります。
もともと前職が営業の私はたぶん、自分が好きなものを「好きだ」と伝えることが好きなんだと思います。自分が訪れた旅先の魅力をSNSに上げ始めたのも、自分が出会った場所の好きな部分を「好きだ〜」と伝えることが楽しかったから。そのうちに、新潟県のスキー場のPRに参加することになり、クライアントからスキー場へのこだわりや想いを直接お聞きしたことで、ただの観光客だったら聞けないような深いお話を誰かに伝えられる人になれたら素敵だなと。そこからカメラに興味を持ち、SNSやライティングの勉強を始めて、旅をお仕事の一つにしようと考えるようになりました。当時の私にとっては「撮ること」も、「書くこと」と同様、旅先の魅力を伝える手段のひとつでしたが、今はそれ以上に表現することが楽しくて夢中になっています。
レンズによって、表現が全く変わるのも写真の面白さ
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
「小型で、旅行時に持ち運びがしやすいこと」はかなり優先順位が高い必須条件の一つ。本気で写真を頑張りたいと思ったとき、ボディはZ 6を選んだのですが、レンズはZ 24-50mm f/4-6.3を購入しました。理由は重さ195gととても軽量だったから! Z 6を購入してから1年間の旅写真や、四季折々の花の写真は手持ちも接写も、すべてこのレンズで撮影。24-50mmという焦点距離なので使いやすく、いろいろな場面で活躍しています。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z 30を使うときはNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRが基本。焦点距離16mmと広角でも撮れるのが本当にお気に入りです。Z 30のバリアングル式モニターを使って、セルフィーをするときにちょうど良い焦点距離ですし、広い画角の中に被写体をポツンと入れる動画を撮るときにも使えます。16-50mmまでと焦点距離が幅広く、フルサイズのZ 6につけると(35mm判換算で)24-75mm相当になるので、アップで撮りたいものがあるときはZ 6につけることも。
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8
切り取りたいものをスッポリ収めてくれるNIKKOR Z 17-28mm f/2.8。食べ物など被写体を片手に持って、もう一方の手で写真を撮りたいときやその背景まで収めたいとき、またホテルのお部屋全体を写したいときなど、画角に入れたいものをすべて収めてくれる頼れる存在です。広い画角に自分をポツンと入れた写真を撮りたい日や、カフェご飯や手で持ったソフトクリームなどを背景ボケで写したい日はこのレンズと出かけます。
NIKKOR Z 40mm f/2
F値を2.0まで開放でき、重さ約170gととても軽くて小型な単焦点レンズは、ボケ感と軽さがたまらなく好き。玉ボケやとろとろの世界を写すことができる、大好きすぎる最愛レンズです。カフェでスイーツを撮るとき、お花畑や自然を活かしたボケ写真を撮りたいときなど、どこへでも必ず持っていきます。このレンズを購入してからボケ感のある写真が大好きになりました。玉ボケやとろみのあるボケが自分の想いをのせてくれる気がしています。
仕事の幅も、表現の幅もZが広げてくれた
写真も動画もお仕事として安心して受けることができるのは、Z 6とZ 30があるから。私にとって、Z 6とZ 30がそばにいることはとても心強いです。最近はInstagramでのPR投稿ではなく、たとえばホテルから写真の納品をお願いされたり、地域の広報用素材の撮影を依頼されたりと、お写真のみの納品も増えてきました。海外旅行のお仕事もいただけるようになり、これまでに韓国3回、台湾1回、タイ1回、Zとともに旅しています。国内でもZ 6やZ 30と旅のお仕事を行っていく中で、全国各地の地域事業者さんや観光協会さん、地方自治体さんなどと知り合う機会に恵まれ、日本中に好きな土地がどんどん増えていますね。各地の地元愛に溢れるアツい方々と知り合えることはとても面白いです。そして、その後もSNSでずっと繋がれるのは素敵だなと思います。
プライベートでの変化で言うと、カメラを始めてから、日常で四季を感じることが増えました。季節ならではの写真を撮ることも多いのですが、Z 6やZ 30で撮影すると光の取り込み方が綺麗で、ハッとするぐらい美しく撮れるときがあって、ファインダー越しに見る世界に魅了されることもしばしば。特にZで撮るお花畑に咲く花はとても幻想的です。あとは、友人のライフイベント撮影をする機会も多くなりました。友人にとっての大切な瞬間を一緒に残させてもらい、撮った写真を喜んでもらえるのはとてもうれしく、撮影しながら幸せな気持ちになります。
実はSNSの反応にも変化があって。私の投稿はもともと旅先について文章で詳しく紹介していて、「いつも旅情報をありがとうございます」というようなコメントが多かったんですよね。それが、Zで撮った写真や動画をアップしていくうちにフォロワーさんから「お写真、好きです」と言われることが増えてきて、シンプルにとてもうれしいです!
おでかけフォトグラファーとしての現在地
「撮ること」と「書くこと」で"おでかけ"の魅力を伝える
普段はトラベルインフルエンサー兼フリーライターとして、年間150日以上、全国各地を巡りながら、訪れた先の魅力を写真と文字で伝える活動をしています。旅の情報を自身のSNSや記事で発信することがメインですが、愛知ではカフェ取材を中心にしたライター業も。肩書きとしては「おでかけフォトグラファー」と答えています。「旅行」や「トラベル」という言葉を使わずに、「おでかけ」という表現にしたのは、旅行の持つ非日常感を少しおさえて、旅先が身近に感じられるようにしたかったから。旅行と聞くと少しだけ気張っちゃうけど、おでかけと聞くとなんだかほっこりしますよね。私が訪れた先が誰かのふらっと訪れる身近な存在になるといいな、という想いを込めています。また、広報やSNS運用/コンテンツ制作のお仕事も頑張っているところです。企業の社員やスタッフの方々の宣材写真や、メディアにプレスイベントでお渡しする写真などは、すべてZで撮影しています。写真のお仕事であればZ 6、動画であればZ 30という風に使い分けることが多いですね。本当に気分で、「昨日はZ 6だったから、今日はZ 30にしよう」ということもありますが(笑)。
一度は諦めた夢を取り戻せたのも、新たな表現に出会えたのもZのおかげ
現在、劇団員もやっており、「劇団ながらびっと」の名古屋リーダーとしても活動中です。4~14歳までモダンバレエを習い、高校3年間は勉強に集中したのですが、なかなか舞台に立っていた頃のことを忘れられなくて……。大学に入ってからまた、舞台俳優を目指しましたが、最終的に舞台俳優にはなれずに就職。その後、舞台にかわるものはなかなか見つからず、年に1回、有休を使って海外に行くことだけが唯一の楽しみになっていました。コロナ禍の最中にD5500を購入したときも、最初はこんなに熱中すると思っていなかったんですよね。ただ、ファインダーをのぞいている瞬間は、無心に踊っている感覚と似ていて、どんどんハマっていきました!
私にとって写真を撮ることと舞台に立つことは、ともに自分を表現する行為であって、共通点がとても多いです。舞台に立つ中で、自分の心が動いたり、自分の表現を突きつめたり、自分の中にある感情に疑問を持ったり、それを繰り返しながら一つの作品ができあがっていく感覚なのですが、写真と向き合うときにも、ファインダーをのぞいてシャッターを切ると、同じような気持ちが湧き上がってきます。同じ芸術やアートという意味で、写真もダンスと通じるものがあるのかもしれません。
Zシリーズと描く未来予想図
Zは好きなものと好きなものへの想いを、素敵に写し出してくれる大切な相棒
私にとってZシリーズは、心が動く瞬間を捉えて、表現してくれるもの。Zで撮った写真は、目の前にある旅の風景や季節ならではの花、カフェのスイーツなど、そこでしか味わえないものや体験に想いをのせて、誰かに伝えてくれます。ファインダーをのぞきながら、目の前にあるものと対峙し、無我夢中でシャッターを切り、写真に収めていくことが本当に楽しくてたまりません。私には好きなものがたくさんあって、その好きなものや、好きなものに込めた想いをZは素敵に表現してくれる、大切な相棒だと思っています。
そんなZと私の2024年の抱負は、「自分が撮った写真12枚で、カレンダーをつくること」。私が撮った写真が誰かのそばにいる方法を考えたときに「カレンダー」を思い付き、昨年末、カメラアカウントを開設しました。これまでは自分が訪れた先の魅力を伝える旅行アカウントを運用してきましたが、新しいほうには「空」と「花」と「おいしいもの」をテーマに写真をアップしています。ゆくゆくはZで撮影した動画も上げていきたいです。
もっともっと自分の感性を大切に、Zと表現を楽しんでいきたい
Zシリーズでいま一番気になる存在は、2023年10月に発売されたZ f。とてもかわいくてクラシカルで、気分が上がる見た目なのに、フルサイズというのがずるいですよね(笑)。レンズもイベントなどで試用させていただくたびに欲しくなってしまいます!GENICのイベントは、新しいカメラやレンズと出会えたり、表現の幅を広げられたり、本当にわくわくするし、楽しいです。ずっと画面で見ていた憧れの人たちともリアルに会えて、とても刺激になります。
思い返せば、GENICのイベントでZシリーズに触れるまでは、舞台にまさる表現方法に出会えていなかったのですが、Zを使い始めてから表現者だった時代の感情が蘇ってきて。Z 6やZ 30とともに写真や動画と対峙する中で、もっともっと自分の感性を大切に、表現をこれからも楽しみたい、と思えるようになりました。これもNikonのカメラとZシリーズに出会えたおかげです。もともとNikonの空の青色が好きで使っていましたが、イベントを通してNikonの良さを知っていくとさらに愛着も湧いてきて、すっかりNikon一筋に!
これまでZと一緒に、数々のお仕事を乗り越えてきたり、とことん自分の作品に向き合ったりしてきたことで、Zに対する信頼や愛着が自分の中でどんどん膨らんでいるんだろうなと思います。改めてZに出会えて本当に良かったと思いますし、これからも私はZにハマり続けるに違いありません!