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写真家 元田敬三の刊行記念個展「SHORT HOPE」が東京 目黒で開催。タバコの火が消えるまでのように短い人生、その「余暇」を楽しみながら生きる人々を写真に永遠に残す

写真家 元田敬三の新刊写真集の刊行を記念した個展「SHORT HOPE」が、2026年3月6日(金)~3月29日(日)に、東京 目黒のふげん社で開催されます。同氏は、路上で出会った人々や光景を撮り続けてきました。本作は、2022年から2024年にかけて大阪 西成の「釜ヶ崎」や「あいりん地区」を舞台に、モノクローム・フィルムで撮影したスナップ作品。タバコの火が消えるまでの時間のように短い人生の中で、その「余暇」を楽しみながら生きる人々の姿を、写真というメディアに永遠に残したいという思いが込められています。3月14日(土)には、作家本人と写真家 大西みつぐとのギャラリートークが、3月21日(土)には、ギャラリーディレクターとのギャラリーガイドツアーが開催されます。

  • 開催期間:2026.3.6 ~ 2026.3.29
目次

プロフィール

元田敬三

写真家 1971年、大阪出身。1994桃山学院大学経済学部卒業。1996年第33回準太陽賞受賞。1997年ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。主な出版物に「渚橋からグッドモーニング」(ふげん社、2021)、「轟」(蒼穹舎、2019)、「SUNDAY HARAJUKU」(omoplata by Super Labo、2012)、「青い水」(ワイズ出版、2001)など。 神奈川県逗子市在住。大阪芸術大学客員教授、専門学校東京ビジュアルアーツ・アカデミー非常勤講師を務める。

解説と展示作品の一部をご紹介

©️ Keizo Motoda

本作は、2022年から2024年まで、居住地の神奈川県から大阪に夜行バスで通いながら、「釜ヶ崎」や「あいりん地区」と呼ばれる大阪市西成区北部にある日雇い労働者の街(ドヤ街)を、モノクローム・フィルムでスナップした作品です。
元田は「いつも静かに存在を消すようにじっと」しながら、この街で心を動かされた瞬間にシャッターを押していきました。そこに写るのは、背に龍と虎の刺青が入った女装男性、大衆演劇の白塗り俳優、おもちゃのピストルを片手にした長髪の男性、自身の木彫り作品に囲まれた部屋に腰掛ける老人など、一筋縄では行かないこの舞台を彩る登場人物たちです。また、ピンク映画館に書かれたキャッチコピー、労働者による手書き看板のアジテーションなど、街中に現れる強い言語表現も目につきます。
その視覚的な奇抜さや近寄りがたさと同時に、この街には、独特のユーモアのあるコミュニケーションと、人と人とがゆるく繋がる場があります。三角公園に設置された街頭テレビにどこからともなく人が集まる光景に象徴的ですが、商店街が子どもたちのキャッチボールの遊び場になったり、道端で将棋が始まったり、ギターやアコーディオン片手に誰かが歌い出したらコンサート会場になったり、多目的に人々が集まる「広場」が至る所にこの街には存在します。その風景は、できるだけ他者との摩擦を引き起こさないように設計された現代の都市部において、特異に映るでしょう。
長らく東京で作品制作を続けてきた元田が、約30年ぶりに自身の写真の原点とも言える大阪で撮影を始めた本作では、「釜ヶ崎に来ると毎回故郷に帰ってきた様な懐かしい気持ちの中にいることができた」といいます。元田は、まるでタバコの火が消えるまでの時間のように短い人生の中で、その「余暇」を楽しみながら生きる人々を、写真というメディアに永遠に残したいと願いました。残された写真からは、「この街と人が今日もどこかに存在する」という小さな希望のような光が、私たちの心の中に微かに灯るのを感じることができるでしょう。
会期中には、初期から元田作品をご覧になっている写真家の大西みつぐさんをゲストにお招きして、ギャラリートークを開催します。

── 元田敬三 個展「SHORT HOPE」プレスリリースより

©️ Keizo Motoda

©️ Keizo Motoda

©️ Keizo Motoda

©️ Keizo Motoda

©️ Keizo Motoda

元田敬三 個展「SHORT HOPE」情報

開催日時

2026年3月6日(金)~3月29日(日)
水〜金 12:00〜19:00
土・日 12:00〜18:00
休廊:月曜日、火曜日、祝日

入場料

無料

会場

ふげん社

  • 〒153-0064 東京都目黒区下目黒 5-3-12
  • Google Map

行き方・アクセス

<電車>
JR山手線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線、東急目黒線「目黒駅」から徒歩で15分
JR山手線「目黒駅」西口から東急バス(黒01 黒02 黒07)「元競馬場前」で下車し徒歩で1分
東急東横線「祐天寺駅」から東急バス(黒06)「元競馬場前」で下車し徒歩で1分
東急東横線「中目黒駅」から東急バス(黒09)「大鳥神社前」で下車し徒歩で6分

イベント情報

ギャラリートーク 元田敬三×大西みつぐ

元田敬三×大西みつぐのギャラリートークを、会場観覧とオンライン配信のハイブリッドで開催。

開催日時

2026年3月14日(土)14:00〜15:30

登壇者

元田敬三
大西みつぐ(写真家)

参加費

1,200円(税込)
※会場観覧、オンライン配信とも
※オンライン配信のアーカイブ視聴は4月12日(日)まで

ギャラリートーク元田敬三×大西みつぐ

ギャラリーガイドツアー

作家本人とギャラリーディレクターが、本展の見所などを展覧会場にて解説。

開催日時

2026年3月21日(土)14:00〜14:30

参加費

無料

参加方法

予約不要。当日、直接ギャラリーへ。

元田敬三 写真集「SHORT HOPE」情報

発売日:2026年3月5日
著者:元田敬三
寄稿:笠原美智子
デザイン:宮添浩司
発行所:ふげん社
サイズ:A4変型
ページ数:192ページ
写真点数:176点
価格:6,600円(税込。本体6,000円)
ISBN 978-4-908955-49-5

元田敬三 写真集「SHORT HOPE」

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