鍋島灯台
瀬戸大橋の真下にある与島(よしま)と、堤防でつながっている小さな無人島、鍋島。ここにポツンと立つ真っ白な灯台が「鍋島灯台(なべしまとうだい)」です。 明治5年に「日本の灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により築造された、瀬戸内海で一番古い灯台で、国内でも七番目の歴史を持っています。
この鍋島灯台の佇まいを遠くから眺めることができるのは、瀬戸大橋を渡る人の特権。パーキングエリアのある与島を越えるとすぐ、香川に向かって左手に望めます。鍋島は安全のため立ち入ることができませんが、年に一度、11月1日付近の休日のみ、灯台内部が一般公開されます。
鍋島灯台 基本データ
<住所>坂出市与島町10
香川県立東山魁夷せとうち美術館
昭和を代表する日本画家の一人である東山魁夷(ひがしやまかいい)。祖父が坂出市櫃石島(ひついじま)の出身という縁で創設されたのが、香川県立「東山魁夷せとうち美術館」です。版画を中心とする作品が寄贈され、年間4回の「テーマ作品展」と2回の「特別展」が行われています。東山画伯が「景観を壊さない色を」と提案した“ライトグレー”が採用された瀬戸大橋が眼前に広がる、瀬戸内海の美しい自然に囲まれた美術館です。
瀬戸大橋記念公園のすぐ隣にあり、美術館外庭には、香川県の県木であるオリーブの木も植えられています。
カフェな・ぎ・さ │ なぎさ
東山すみ夫人によって名づけられた美術館内にあるカフェは、絶景カフェとして人気のスポットです。眺望を損なわないようにと採用された大きな大きな窓ガラスからは、瀬戸内海、瀬戸大橋、そして魁夷の祖父が生まれ育った櫃石島を、まるで1枚の絵画のように観ることができます。四国八十八景にも選ばれているこの風景は、一度は見ておきたい坂出の誇る絶景です。カフェのみを利用することも可能です。
東山魁夷せとうち美術館の開館を記念して作られたお菓子「あまも」。青海苔を練り込み塩餡を包んだ上用饅頭で、口の中に磯の香りが広がる、美術館限定スイーツです。
香川県立東山魁夷せとうち美術館 基本データ
<住所>坂出市沙弥島字南通224-13
<TEL>0877-44-1333
<開館時間>9時~17時(入場は16時30分まで)
<休館日>
月曜日(休日の場合は翌火曜日が休館)
年末年始(12月27日~1月1日)
展覧会準備期間
※ゴールデンウィーク、学校夏季休業日期間は無休です。
ただし、展覧会準備期間と重なる場合は臨時休館となります。
<駐車場>
瀬戸大橋記念公園・西駐車場(約300台/無料)を利用してください。駐車場から美術館まで約200mです。
入場料
<テーマ作品展>一般(大学生を含む)310円
※特別展開催時は別料金です。
※高校生以下、満65歳以上の方は無料です(証明書等の提示必要)。
行き方・アクセス
JR坂出駅よりバス、もしくは乗合タクシー(帰り便は予約制)で約20分
JR宇多津駅よりタクシーで約20分
高松空港よりタクシーで約40分
カフェな・ぎ・さ│なぎさ 基本データ
<住所>坂出市沙弥島字南通224-13
<TEL>0877-44-1333(美術館代表)
<営業日>美術館の開館日
<営業時間>9時30分~16時30分(ラストオーダー:16時)
※カフェのみのご利用も可能です(入館料不要)。
※美術館行事のため、営業時間等が変更になることがあります。
カフェ米澤
八幡町にあるカフェ米澤は、わらび餅などの甘味、手打ちそばなどを提供している古民家カフェです。取材掲載はNGのお店ですので、許諾をいただいたTwitterの投稿で写真をご覧ください。
*店舗情報などは、インターネットで検索するか、直接お店にお問い合わせください。
みかん農園
「金時にんじん」「金時いも」「金時みかん」。これらは坂出の特産品で、3つを総称して「坂出三金時」と呼ばれています。“金時”とは「赤いもの」の意味。金時みかんは、一般の品種のみかんに比べて、皮や果肉の色が赤く、糖度が高いのが特徴です。
坂出を歩けば、瀬戸内海を一望できるみかん畑に出会うことも。海に面した段々畑で燦燦と太陽を浴び、美しい景色と瀬戸内海から吹く潮風に包まれて育った金時みかんたちが、艶やかなルックスで私たちを誘惑します。10月中旬から12月初旬には、みかん狩りを実施している農園もありますので、その濃厚な甘さを味わってみてください。
山下うどん
製麺所の一角で営まれている、創業60年以上の坂出・山下うどん。“釜あげうどん”や大きな芝エビのかき揚げが人気で、コシがある太い麺に、いりこの効いた濃いめの出汁が特徴です。薪釜で炊き上げられる昔ながらのスタイルの伝統的な讃岐うどんを食しに、うどん巡礼をするうどんファンも全国から訪れます。
人気メニュー以外のおすすめは、結び昆布の天ぷらとごぼうの天ぷら。ごぼうは一度甘く煮てから天ぷらにするのが香川スタイルだそう。出汁やトッピングはセルフカウンターから自分で。カジュアルに立ち寄れるので、ランチとしてだけでなく、坂出散策のおやつにもぴったりです。
山下うどん 基本データ
<住所>〒762-0023 香川県坂出市加茂町147-1
<TEL>0877-48-1304
<営業時間>火~金曜日:8時~16時 土曜日:8時~15時 日曜日・祝日:8時~14時
<定休日>月曜日(祝日の場合は翌日)
行き方・アクセス
JR讃岐府中駅より徒歩で約15分
JR鴨川駅より車で約5分
高松檀紙ICから国道11号線で車で約15分
城山不動の滝
落差20mほどの城山不動の滝(きやまふどうのたき)。近くの駐車場に車を停めたら、滝までの30分ほどのトレッキングを楽しみながら、滝の横に祀られている不動明王に会いに行きます。地元の方々により、ルートは整備されているので安心ですが、ぬかるみはあるので歩きやすい靴を忘れずに。途中には、カーンという音が出ることからカンカン石とも呼ばれ、香川県の「県の石」に選定されている讃岐の石「サヌカイト」を目にすることができます。たくさんのエネルギーとマイナスイオンを浴びながら、自然の恵みに感謝する時間。心がリセットできる、坂出のパワースポットです。
城山不動の滝 基本データ
<住所>香川県坂出市西庄町
<TEL>0877-45-1122(坂出市観光案内所)
<駐車場>5台
行き方・アクセス
JR坂出駅より付近駐車場まで徒歩で約60分
JR坂出駅より車で約10分
城山(きやま)
坂出市街の南東にある城山は、車でのぼることができる絶景スポット。頂上まで、鴨川駅から車で約15分、坂出駅から約25分とアクセスがよく、初日の出スポットとしても大変人気があります。ハイキングコースとしても整えられており、片道約2時間のコースの途中では、不動の滝に立ち寄ることも。
頂上にある城山山頂展望台は360度のパノラマビューで、北側は、番の州工業地帯とそこから延びる瀬戸大橋、鷲羽山(わしゅうざん)、水島工業地帯など、坂出の代表的なランドスケープを一度に望むことができます。
夕方になると、西側には、讃岐富士と呼ばれている飯野山をアクセントに、まるで水墨画のような美しい夕日の光景が広がります。黄金に輝くサンセットタイム、そしてマジックアワーへ。移り行く空の色の変化をゆっくり楽しむことができる、坂出散策の締めに最適なスポットです。
城山・城山山頂展望台 基本データ
<住所>香川県坂出市西庄町
<駐車場>20台
行き方・アクセス
JR鴨川駅より車で約15分
JR坂出駅より車で約25分
AOI
プロトラベラー/動画クリエイター アルバイトで貯めた資金で、カメラ片手に海外を旅する様子をブログで発信したことをきっかけにプロトラベラーに。動画制作にも精力的で、Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムで公開中。
愛用カメラ:Nikon Z 6II
愛用レンズ:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR