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サステイナブルな旅をしよう!日本人がなかなかできない理由って?

ブッキング・ドットコムが、各国の旅行者を対象にした「サステイナブル・トラベル(滞在先の保全を優先した、環境に優しい旅行)」の調査結果を発表。日本人の8割以上が「サステイナブルな旅をする意欲がある」と回答し、環境に配慮した旅への興味が伺える結果に。

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「サステイナブルな旅」で連想するのは?

「サステイナブルな旅」と聞いて連想することを聞かれると、もっとも多かった回答は「エコフレンドリーな宿泊施設に泊まること」(46%)となりました。エコフレンドリーな宿泊施設を選ぶ理由としてもっとも多かったのは、「環境への影響に配慮したいから」(40%)、「現地に根差した体験ができるから」(34%)、「良いことをしているという実感が欲しいから」(33%)との回答でした。

2018年の間にエコフレンドリーな宿泊施設に泊まろうと思っている回答者は、2016年の62%と2017年の65%に比べて、68%までのぼりました。さらに、エコフレンドリーな宿泊施設というものがあることを知らないことを理由として、宿泊を検討したことがないと答えた回答者の割合は2017年(39%)と2016年(38%)から下がり、31%に留まりました。
日本人のみの結果を見ると、2016年(43%)、2017年(41%)、2018年(43%)とその傾向に変化はあまり見られませんでした。

サステイナブルな旅をするきっかけは今までの旅行での経験がカギ!

サステイナブルな旅をしようと思うきっかけについて聞かれると、60%の回答者が「これまでの旅行中に遭遇した自然の景色に感動したこと」と回答し、54%の回答者が「これまで訪れた旅行先でツーリズムが及ぼす影響を目の当たりにしたこと」と回答するなど、これまでの旅行こそが大きなきっかけとなっていることが分かりました。 一方、日本人の結果は、TOP3こそ同じものの、その割合が少なく、サステイナブルな旅に関しての傾向が希薄であることが分かります。

日本人がサステイナブルな旅が出来ない理由は情報の欠如だった!

サステイナブルな旅に意欲があるものの、なかなか実行できない理由としてもっとも多く挙げられたのは、「金銭的な負担」(42%)であり、その一方で、環境への悪影響を最小限に抑えられるのであれば出費を5%以上増やしても良い、と答えた回答者は66%にも及び、なかでもインド人(32%)、ブラジル人(21%)、中国人(18%)は特にこの傾向が強いことが分かりました。
一方日本では、「金銭的な負担」を理由に挙げた人は27%に留まり、世界と比較すると15ポイントも低い傾向に。最も多かった回答は、「情報/認証制度の欠如」30%となり、どうすればサステイナブルな旅が出来るのか分からないことを理由にする人が多いことが判明しました。

サステイナブルな旅に対する意欲が高まるのに伴い、40%が「予約サイトでエコフレンドリーな宿泊施設だけを絞り込める機能があったら望ましい」と回答し、32%が「エコフレンドリーな宿泊施設を認定する国際的な基準を求める」など、サステイナブルな旅がしやすくなる環境を求めていることが分かりました。

サステイナブル・トラベルで旅行がさらに楽しく!

サステイナブルな旅というのは、必ずしも何かを犠牲にしたり、無理をして行うものではありません。その証拠に、多くの回答者が、旅行がさらに楽しくなることを理由として、サステイナブルな効果があるアクティビティや行動などを旅行に取り入れていることが分かりました。

調査方法について

本調査は、2018年2月、3月にブッキング・ドットコムが12ヶ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、ドイツ、フランス、インド、イタリア、日本、スペイン、イギリス、アメリカの各国1,000名以上)の合計12,134名を対象にインターネット上で行ったアンケート調査に基づいています。回答者は、12ヶ月以内(2017年)に1回以上旅行をしたか、もしくは12ヶ月以内(2018年)に1回以上旅行に行く予定の18歳以上に限られています。

ニュースの出典元:Booking.com Japan K.K.

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