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歴史だけじゃない!今が旬「もうひとつの京都」の魅力を楽しもう

京都には古都京都だけではなく、まだ知られていない様々な魅力が詰まったエリアがあります。春の訪れを告げる椿、美しい桜の名所のかずかず、丹後の食が楽しめる観光列車「丹後くろまつ号」など、“もうひとつの京都“には、旬の魅力がたくさん溢れています。

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平安時代からの桜の名所「石清水八幡宮」約2,000本の桜が山一帯を包み込む「男山桜まつり」

3月は寒さが厳しい冬から暖かい春へと移り変わる季節です。そんな3月に春の訪れを告げる花として人気が高いのが、椿と桜です。今回は、桜の名所として名高い京都府の中でも、「石清水八幡宮」は特に美しい桜と椿が楽しめる名所です。

平成28年に御本殿・幣殿などが国宝に認定され、龍宮城を模した極彩色の社殿が見事な「石清水八幡宮」は、八幡市・男山山上に鎮座しており、春には約2,000本の桜が咲き誇る桜の名所として、平安時代よりその名が知られています。毎年、春分の日から4月末まで「男山桜まつり」として様々な祭典行事が執り行われています。

男山桜まつり

桜が満開になる頃には、山全体や麓を流れる木津川の背割堤などで、淡いピンクと新緑の美しいコントラストを楽しむことができます。

場所:石清水八幡宮(京都府八幡市八幡高坊30)
期間:3月21日(水・祝)~4月30日(月・祝)
内容:民謡奉納・芸能奉納・尺八奉納・舞楽奉納・献茶祭・野点・島原太夫道中・武道大会など

関西屈指の穴場スポット、珍しい“黄色い桜”も開花 約130品種の桜が3月中旬から見頃!「京都府立植物園」

「京都府立植物園」では、他では見ることができない多くの貴重な植物を保有しています。桜についても多様な品種を栽培しており、7年前には約70品種だった保有数は、現在約130品種を観ることができ、関西屈指の規模を誇っています。特に、早咲き、遅咲きと多彩な品種の桜を保有していることが特徴のひとつとなっており、3月中旬から4月下旬までの長い期間にわたって桜を楽しむことができます。

また、他では見られない多くの珍しい桜が楽しめることも特徴となっています。例えば、黄色の桜「鬱金(ウコン)」は、江戸時代中期から「黄桜(キザクラ)」、「黄金桜(コガネザクラ)」、「浅黄桜(アサギザクラ)」などの別名でも記録のある歴史ある品種として名高い桜のひとつです。

京都府立植物園のその他の見どころ

「京都府立植物園」 では、2018年3月25日(日)~4月8日(日)までの期間に「桜ライトアップ2018」を実施します。期間中は、開園時間を午後9時まで延長し、約7,000㎡、約250本の桜をライトアップします。ソメイヨシノやヤエベニシダレザクラなど、長期間にわたって日ごとに変わる夜桜を楽しめます。

また、4月13日(金)から4日間は、植物園の職員が園内の桜を案内する「桜散歩」を開催します。花びらが何百枚もある「兼六園菊桜」など、他の桜の名所では観られない珍しい桜を職員のガイド付きでじっくり観賞することができます。


住所:京都市左京区下鴨半木町
時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時まで)
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料 70歳以上の方(要証明提示)、障害者手帳提示の方は無料(温室観覧料を含む)

桜ライトアップ2018

期間:3月25日(日)〜4月8日(日)
時間:日没後(18:30頃)~21:00(入園は20:00まで)
場所:京都府立植物園「桜林」エリア
料金:通常の入園料のみ

桜散歩

日時:4月13日(金)・16日(月) 13:00~13:45
4月14日(土)・15日(日) 13:00~13:45 、17:00~17:45
場所:園内の桜品種見本園を中心としたエリア
料金:通常の入園料のみ

出店やクルージングが楽しめる「背割堤さくらまつり」も開催1.4kmの桜のトンネル!淀川河川公園「背割堤地区」

淀川河川公園では、例年桜のシーズンに「背割堤さくらまつり(旧:八幡桜まつり)」が開催されています。当日は、桂川、宇治川、木津川、淀川エリアから選りすぐりのグルメや手作り雑貨などの出店が川沿いに多数並びます。その他、背割堤の桜並木を宇治川の船上からゆったり満喫できる「さくらであいクルーズ」や「お花見船Eボート」、背割堤の桜や周辺の観光スポットをガイドが説明しながら歩く「桜のお話ツアー」など、様々なイベントも開催されます。

淀川河川公園「背割堤地区」

住所:八幡市八幡在応寺
営業時間:9:00~17:00(展望塔:~16:30 受付16:20まで)
定休日:年末年始

背割堤さくらまつり

開催期間:2018年3月31日(土)~4月10日(火)
開園時間:9:00~17:00(展望塔:~16:30 受付16:20まで)
問い合わせ先:淀川三川合流域 さくらであい館
※さくらであい館展望塔は、背割堤さくらまつりの開催期間中は有料となります。(大人 300円、小人 100円、幼児無料)
※会場には一般者用駐車場がございません。公共交通をご利用ください。(駐車場は大型バスのみとなります)

椿づくしのお茶会やつばき展も開催 和の趣と椿を味わう「八幡市立松花堂庭園・美術館」

寛永の三筆の一人として知られる文人僧・松花堂昭乗ゆかりの庭園と美術館「八幡市立松花堂庭園・美術館」は、国の史跡・名勝に指定されている日本庭園です。約22,000㎡という広大な敷地内には、庭園エリアと美術館などのエリアに分かれており、庭も大別すると3棟の茶室がある外園と、草庵「松花堂」などの文化財があり、史跡・名勝に指定されている内園があります。約40種類の竹・笹類や、見事な鯉が泳ぐ池などが美しい園内では、椿園をはじめとする庭園内全域で多くの種類の椿が咲き誇ります。 敷地内にある料亭「吉兆」では、創業者の湯木貞一が考案したという「松花堂弁当」も味わえます。

八幡市立松花堂庭園・美術館

住所:八幡市八幡女郎花43番地の1
入園料:400円(美術館との共通券あり)
営業時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
定休日:月曜(祝日の場合はその翌平日)、年末年始

第30回 松花堂つばき展

場所:松花堂庭園内
期間:3月30日(金)~4月1日(日)
観覧料:一般600円、学生500円、子ども300円
時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
※最終日は16:00まで(入園は15:30まで)

ここでしか見ることが出来ない固有種も!約150種200本の多彩な椿が咲く「興雲寺」

約400年前に創建された臨済宗妙心寺派のお寺「興雲寺」は、境内に約150種200本もの椿が植栽されています。一重、八重、唐子咲、牡丹咲、獅子咲等と様々な品種を楽しむことができ、小花から大輪まで多彩な美しさで人々を魅了します。品種によって見頃が違うため、冬咲きは12~3月、春咲きは3~4月まで鑑賞できます。中でも同寺の固有種である一重の筒咲きツバキ「興雲寺」は必見です。樹齢400年と境内一の古株で、桃紅色の美しい花が楽しむことができます。3月に境内の高所からヤブツバキ群を俯瞰するのが1番のお薦めです。

興雲寺

住所:福知山市三和町中出16
料金:拝観無料
営業時間:9:00~17:00

京都丹後鉄道沿線と“食”の魅力を体験できる観光列車「丹後くろまつ号」3月18日(日)から新コース運行開始

京丹後市や宮津市など、美しい景観が広がる海の京都エリアを中心に運行する京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」は、デザイナーに九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」で有名な水戸岡鋭治氏を起用しており、洗練された外観・内装が特徴のほか、ここでしか味わえない丹後の魅力がたっぷりなダイニング列車です。

丹後くろまつ号

「丹後くろまつ号」は、3月18日(日)からリニューアル。「ブランチコース」「ランチコース」に加え、要望に応えて、2014年度から2016年度に実施され好評だった「スイーツコース」が復活!西舞鶴のイタリアンレストラン「アメイロビストロアルル」が、丹後くろまつ号車内限定のオリジナルスイーツを考案し、「丹後くろまつ号」をイメージした竹炭を使った黒いロールケーキ「くろまつロールケーキ」を味わうことができます。

また、「ランチコース」「スイーツコース」は田園風景を走るルートから、沿線で一番の絶景スポットである「由良川橋梁」と「奈具海岸」など海岸線を存分に楽しめるルートへ変更となっています。さらに、地元の方々とふれあえるマルシェへの立ち寄りや、全てのコースで地元特産物のお土産が持ち帰りできるようになり、これまで以上に丹後くろまつ号を満喫することができる内容に。

価格:「ブランチコース」6,500円(税込)、「ランチコース」10,800円(税込)、「スイーツコース」5,500円(税込)
運行ダイヤ:「ブランチコース」(福知山駅10:03発⇒天橋立駅11:53着)
「ランチコース」(天橋立駅12:48発⇒西舞鶴駅14:50着)
「スイーツコース」(西舞鶴駅15:30発⇒天橋立駅16:45着)
定員:1コースあたり30名
定期運行:金、土、日、祝日※順次申込受付開始(ご乗車日の3カ月前)
貸切運行:月、木※順次申込受付開始

ニュースの出典元:京都府

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