近年再発見された多数の未公開作品を中心に最新の作品群が楽しめるソール・ライターの写真展
ソール・ライターが精力的に撮影に励んだ1950~60年代、彼はニューヨークに居を定め、アンディ・ウォーホルやジョン・ケージといった20世紀の伝説的アーティストたちとの交流を通じて、その姿をカメラに収めました。
「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(仮称)ではこうしたソール・ライターの知られざる一面が見られる作品をラインナップに加え、複数のプロジェクションも駆使しながら200点を超える作品を鑑賞できます。
写真家自身が作品鑑賞のフォーマットとして使用したカラースライドや大規模プロジェクションなど、様々な形態で作品を楽しめるユニークな展覧会。
戦後、現代美術が大きく花開いたニューヨークを背景に、写真技術の発展とともに歩んだ創作の軌跡を辿るような会場構成で、生誕100年を迎えてもなお、新たな発見により世界を驚かせ続けるソール・ライターの作品世界に迫ります。
「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(仮称)情報
開催日時
2023年7月8日(土)~8月23日(水) 予定
会場
ヒカリエホール ホールA
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目21-1 渋谷ヒカリエ9F
※チケット情報など詳細は決定次第、Bunkamura公式ホームページにて告知予定
行き方・アクセス
<電車>JR線・京王井の頭線「渋谷駅」から渋谷ヒカリエ 2階連絡通路に直結
東京メトロ銀座線「渋谷駅」から渋谷ヒカリエ1階で直結
東急東横線・田園都市線・東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」B5出口から直結
協賛・協力など
主催:Bunkamura
協力:ソール・ライター財団
後援:J-WAVE
企画協力:コンタクト
ソール・ライター プロフィール
1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。父親はユダヤ教の聖職者ラビ。1946年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。
1958年、ヘンリー・ウルフがアートディレクターに就任した『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事をはじめる。
その後、80年代にかけて『ハーパーズ・バザー』をはじめ多くの雑誌でファッション写真を撮影。
1981年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖、表舞台から姿を消す。
1993年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受ける。
2006年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。
2008年、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団でヨーロッパ初の大規模回顧展開催。
2012年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」製作。
2013年11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。
2015年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団が創設された。