Adobe Lightroomに新機能！誰でもプロレベルの写真編集が可能に

Adobe Lightroomの新しいAI搭載機能「ノイズ除去」。撮影が難しい照明の条件下で撮影した写真を、画像からデジタルノイズを除去することで、ディテールを失うことなく品質を向上させることが可能。
例えば、ビーチで夕日の撮影、夜の街でスナップ写真撮影、誕生日パーティーでキャンドルで照らされた人物を撮影する際など、低照度下で高ISOファイルを扱う際に役立ちます。

※「ノイズ除去」機能は、現在RAWファイルでのみ対応。近日中に他のファイルタイプでも利用可能になる予定。

マスクに対してトーンカーブを使ったコントラスト、トーン、カラーの調整が可能になり、画像の特定部分に対して高度にカスタマイズされた精密な編集が行えるようになりました。
マスクとトーンカーブの組み合わせにより、写真の特定の部分の階調や色味をさらに細かくコントロールし、完璧な仕上がりを実現することができます。
例えば、風景写真の影のディテールを目立たせたり、色味を補正したり、クリエイティブなエフェクトを加えるといった編集をする際に、この機能が役に立ちます。ポートレートでは、全体の露出に影響を与えずに、部分的に暖色を加えたり、明るくしたりすることも可能です。

2022年10月に開催されたAdobe MAXで発表したAIマスク機能「被写体を選択」により、ポートレートの編集やレタッチがこれまで以上に簡単にできるように。
今回のアップデートでは、あらゆるポートレートにおいて個人またはグループのマスクを自動作成する際、AIマスクのカテゴリーとして「服」や「ひげ」も指定ができるようになりました。シャツなどの衣服の領域だけを選択し、最小限の労力で色味を変更したり、ヒゲの部分を選んで濃くしたり質感を調整したりすることも可能です。

アダプティブプリセットは、2022年から提供を開始した全く新しいプレミアムプリセット。AIマスクの強力で高度な機能をベースに、写真の特定の部分を自動的に強調するプリセットを適用。アダプティブプリセットはワンクリックあるいはワンタップで簡単に適用でき、作品の仕上げ作業の迅速化を実現します。
「洗練されたポートレート」では、人物の肌を滑らかにし、ライティングを強調することで、顔の特徴を洗練させ、思い通りの仕上がりにすることが可能。「ひげを濃く」を使えば、写真のモデルの髭を濃くし、インパクトを与えることも。「衣服を強調」は、コントラスト、彩度、質感を高め、服のディテールを際立たせたいときに便利な機能です。
既存のライブラリに新しく加わったアダプティブプリセットには、他にも、「強調」、「グラマー」、「歯を白く」、「髪の質感」があります。

2022年に、Adobe Lightroomにビデオ機能追加され、写真と同じ編集操作をビデオにも適用できるようになりました。
今回のアップデートでは、あらゆるビデオを白黒にする機能を追加し、ワンクリックだけでビデオをクラシックな映画スタイルを彷彿とさせる洗練された白黒調に変換できるようになりました。
この新しいビデオ機能は、見た目の整合性を保ちながら複数のビデオクリップに白黒処理を素早く適用できるため、時間の節約になります。

※Android版は近日提供予定

アドビはこれまで、Adobe Lightroomデスクトップ版とモバイル版でよく使われている機能が、web版でも同様に利用できるよう開発を進めてきました。今回、各種選択オプションをはじめとするAIマスク機能をweb版でも提供を開始します。
「被写体を選択」、「空」、「背景」の各AIマスク機能がAdobe Lightroom web版でも使えるようになりました。アプリのダウンロードやブラウザから離れることなく、ワンクリックで画像のコンテンツに基づいたマスクを検出、作成することができます。
また、先にご紹介した新しいポートレートである、「歯を白くする」や「グラマー」など、Adobe Lightroomでおなじみのアダプティブプリセットがすべてweb版で利用できるようになりました。Web版に対応したAIマスクで選択した領域にそれらプリセットのどれでも自動的に適用することができます。

Adobe Lightroomに収録された新しい18種類のプレミアム「トラベル」プリセットを活用することで、写真の魅力を最大限に引き出すことが可能。
これらを活用することで、クリエイティブの可能性を追求し、さまざまな色の組み合わせや編集テクニックを試すことができます。このプリセットは、ボタンをワンクリックするだけでプロ並みの仕上がりを実現。個々の被写体をそれぞれ手動で調整する必要がなく、一括で複数の調整を適用するため、作業時間の大幅な短縮を実現します。

Adobe Lightroom iOS版でフレームやボーダーを付けての写真の書き出し機能を導入。
これにより、画像に注目を集めるユニークな効果を生み出したり、複数画像のビジュアルの一貫性を確立したりすることができ、ブランディングに役立てることが可能。「枠線を追加して共有」で書き出す際には、SNSで最も一般的な投稿写真仕様のアスペクト比に合わせて画像をフォーマットすることもできます。

編集設定のコピー＆ペーストがさらに簡単に。
「詳細」や「グリッド」ビューに切り替えた際には、バッチ編集機能が画面下のわかりやすい場所に表示され、一度に複数の写真に編集設定をコピー＆ペーストできるようになったことで、生産性が飛躍的に向上。
ユーザーからのフィードバックに基づき、Adobe Lightroomのデモや指導の際にツールチップ表示をオフにできる機能を追加されています。切り抜き、スクロール、パンとズームの機能にパフォーマンスの改善を加え、Adobe Lightroomの使用体験をよりスムーズにし、作業時間を節約することで、写真を思うままに仕上げることに集中できるようになります。