テクニック1:AUTOモードでボケ写真にチャレンジ
>>被写体はクッキリ、手前がキレイにボケる「前ボケ」
前ボケにしたい素材にカメラを近づける
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被写体をカメラから離す
被写体の手前にボケを入れることで、フィルターをかけたような優しい雰囲気になります。
前ボケにしたい素材(1枚目の写真の場合は花)を探し、ちょうどいい前ボケの分量を探り、被写体となる人物をカメラから離れたところに立たせ、人物にフォーカスを合わせてバランスを見ながら撮影してみましょう。
ボケが小さいと、要素が多く見えてうるさい写真になってしまうので注意です!
キレイに前ボケを作ることでストーリー性が感じられる写真になります。
>>同じ要領で「背景ボケ」撮影を!
抜けのいい背景を選ぶ
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カメラと被写体を近づけて撮影
カメラが被写体のアイスクリームに近づくと背景がボケやすくなるので、最短撮影距離(カメラのセンサーには被写体に近づく限界の距離がある)ギリギリまで近づきましょう。
また、被写体と背景が近いと、ピントの合う範囲に背景が入ってしまい、ボケが小さくなるので、背景が離れるようなカメラ位置やアングルを探って。
テクニック2:絞り値(F値)を操作して被写体をドラマチックに浮き上がらせる!
カメラをAモード(絞り優先モード)に設定
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絞り値を小さくし、ピントの合う範囲を狭くする
Aモードとは?
Aモードは絞り値(F値)を自分の好きな数値に設定できます。
露出(写真の明るさ)やシャッタースピードはオートになります。
絞り値(F値)とは?
絞りの開き具合でレンズを通る光の量を調整。絞り値(F値)はF3.5のようにF○.○という数値で表します。
背景を大きくぼかして、一つの被写体を際立たせたいときは、F値を一番小さくします(開放F値)。
反対に、全体にピントを合わせたいときはF値を大きくします。
左:F1.4(背景ボケが大きい)
中:F5.6
右:F11(背景ボケが小さい)
ただし、F値を大きくすると光の入る量が少なくなるので、暗い場所ではシャッタースピードが遅くなり、手ぶれしやすくなるので気をつけて。
AUTOモードでボケが物足りないと感じる人はトライしてみてください!
GENIC VOL.52【GENIC的やさしすぎるカメラの取説2019!】
Text: Miho Comuro
illustration: Ayumi Kuriyama
Edit: Yoko Tadano
GENIC VOL.52
「アジア」と「カメラの使い方」の2大特集!