目次
青く繋がる空と川の間に架かる赤褐色の橋梁
京都府北部に位置する宮津市は日本三景・天橋立があることで知られ、“海の京都”というキャッチコピーが有名です。そんな宮津市を代表する絶景スポットが由良川橋梁。
京都丹後鉄道の丹後由良駅と丹後神崎駅間の由良川の河口に架かる全長約550mの橋梁で、1924年(大正13年)に完成しました。歴史を感じさせる赤褐色の色が特徴で、ブルーの川面によく映えます。
京都丹後鉄道(略して「丹鉄」)は、車両をまるごと貸し切りにして、結婚式やパーティを行うなど、他の鉄道ではみられないイベントを行っていることでも有名です。
まるで水の上を走っているかのよう
由良川橋梁は列車の走る高さも水面から約6mなので、列車に乗っていると水の上を走っているかのような感覚になれます。
レトロな窓枠から覗く、まっすぐにのびた橋梁と青い川面、ほんのり色づいた山。絵画のような美しさです。
由良川橋梁を走る京都丹後鉄道の列車
由良川橋梁を走る列車は1時間に1本程度なので、列車を入れた写真を撮りたい場合は予め時刻表で通過する時間を確認しておくとスムーズです。
撮影場所として人気なのは、国道178号と由良川橋梁が立体交差する場所から川岸に降りたところの石畳。石畳には三脚も立てられ、近くには駐車スペースもあるので車でのアクセスも可能です。
また、由良川橋梁から少し離れたところにある「オリーブもみじ公園」からの撮影も人気です。
由良川橋梁の上を、青・赤・黒など色とりどりの列車が通過するので、どの色の列車に出会えるかワクワクしながら待つのも楽しい時間です。
何色の列車を狙う?
ブルーの車体の「丹後あおまつ号」。あおまつ号は普通列車扱いなので特別な料金は必要ありません。気軽に利用できる観光列車です。予約も不要で、車内には飲み物やグッズを販売しているカウンターや、飲食もできるテーブルなどもあり、快適な列車旅ができます。
走るカフェテリアというネーミングで列車の中で軽食が楽しめる「丹後あかまつ号」。ソファ席やカウンター席、ベンチシートなどさまざまなタイプの座席があり、車窓からゆったりと景観を楽しめます。毎年夏には車内で夏祭りが開催されるなど、ワクワクするようなイベントを楽しむことも。
丹後あかまつ号は、土曜・日曜・祝日運行の予約制の列車で、運賃と乗車整理券 (550円) で乗車可能です。
コミューター車両のクリーム色の列車。丹後あかまつ号との2両編成で運行していますが、普通列車として走っている場合もあります。
青の背景にクリーム色がよく映えます。
レストラン列車として、列車の中で本格的なコースの食事が楽しめる「丹後くろまつ号」。美しい車窓の眺めと共に、地元の食材をふんだんに使った料理が味わえる贅沢時間が楽しめます。車内は天然木を贅沢に使用しており、外装は漆黒の車体にゴールドのラインで高級感のあるデザインに。ワンランク上の列車旅をしたい人におすすめです。
丹後くろまつ号は、金曜・土曜・日曜・祝日運行の予約制列車で、料金はコース内容によって異なります。
丹後あかまつ号や丹後くろまつ号はゆっくりと速度を落として橋梁を通過するため、落ち着いて撮影することができます。
遭遇したらハッピーになれそうなラッピング車両もあります。
こちらはレインボーな車体に、カニが描かれています。
こちらもカラフル。鶴や温泉、鬼、魚、織姫などのイラストが描かれています。
ラッピング車両は「丹後ゆめ列車」として「乗ってみたくなるKTRトレイン・デザイン」コンペでの入選作品をラッピングしているものも。
また、期間限定でアニメや映画などとコラボレーションしたラッピング車両が登場することもあります。
由良川橋梁(ゆらがわきょうりょう)/京都<日本>
京都府宮津市由良390ー14
<行き方・アクセス>
電車:京都丹後鉄道 宮舞線「丹後由良駅」より徒歩約15分
おすすめ記事
世界中のフォトスポットを地図で!
※ 本記事内のInstagramの写真は、アカウント所有者より許可を得て掲載しております。