伊佐知美
Contents Atelier「Somewhere&Here」主宰。
編集者、ライター、フォトグラファー。世界一周旅行に二度出発、海外70カ国を訪問。
その後、日本に帰国し47都道府県を巡る。現在は東京をベースに活動。最近は「世界中で見た色彩が詰まっている」と感じる花と植物に夢中。
好きな街は「東京のはしっこ」が見える二子玉川。
#01_MY ROOM 「好き」だけに囲まれた空間
季節と時間の移ろいを感じられる空間で
世界中旅することを、本当に愛している、と思う。
でも、いつだって大きな移動は
「時間」や「季節」を飛び越えてしまうから。
東京にいるときは、せめて季節や時間、太陽や月や星がきちんとめぐり、変化することを
感じながら過ごしたい。
たとえば、植物、花、アーバンアグリカルチャーの種を蒔くみたいに、小さな自分だけの箱庭を育てること。
ハレとケの「ケ」を愛しむ。
日常を刻むために心地よいもの、ぜんぶ。
#02_LOVED ITEM ここにしかない離したくないもの
「旅をしていない」からこそ近くにいられる
訪れた国は70カ国を超え、抱えきれないほど買ったおみやげは、
いつもこっそりダンボールに詰め込んで、日本に送り続けていた。
届く先が、この部屋。世界中の空気をたっぷり詰め込んで、
けれど「ここでしかできないこと」にあふれた空間。
「重くて持ち歩けないよ」なんて気にしなくていいところが、
旅のオフタイムの醍醐味だと思う。
#03_FAVORITE PLACE また羽ばたくための拠点
新たな世界を教えてくれる場所
旅をし尽くして、さぁ次に何の世界に飛び込もう? と思ったとき、心に浮かんだのは
「花屋」という存在だった。世界に求めていた「色彩」が詰まっている、
季節を告げ、想いを運ぶ花たち。その美しさを支える農家や流通、
フローリストの在り方などすべてに改革を、と次々にイノベーションを起こす
「BOTANIC」との出逢いは、私を東京に引き止める大きな理由のひとつ。
GENIC VOL.55【生きる場所と暮らす場所 Good Home with TOKYO】
Edit:Izumi Hashimoto
GENIC VOL.55
テーマは「TOKYO and ME 表現者が撮る東京」
Photo:willamazing
Photo:life_in_tokyo