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「サンシャイン水族館」が天空のオアシスとして生まれ変わって10周年

東京・池袋にある「サンシャイン水族館」が初の全館リニューアルをしてから、今年で10周年を迎えます。
2011年に「サンシャイン国際水族館」から「サンシャイン水族館」に名称を変更し、「天空のオアシス」をコンセプトとして、都心の真ん中、地上40mのビルの屋上にありながらも水や緑に包まれた非日常空間として人気のスポットとなりました。
サンシャイン水族館のリニューアルの歴史や、近日開催予定の企画展、アイドル的存在のカワウソとアシカの赤ちゃんといった最新のトピックを紹介します。

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未来のため、海の大切さを守る・伝える施設であり続けるために

サンシャイン水族館 館長の想い
「1978年のサンシャイン国際水族館開業以来、本物の海から遠い池袋の水族館で生き物の魅力、素敵さを伝えることを一貫して目指してきました。
2011年の全館リニューアル時、それを受け継ぎながらこれからの時代に合わせた新しい水族館を作ろうと、飼育スタッフだけでなく様々な人の意見を取り入れ、広い視点で考えるきっかけとなりました。
水族館の使命は生き物の本来の姿を伝えていくこと。生き物を見て感じるリアルな心の動きを体感してほしい。そして生き物の生態や環境、私たち人間との関わりまで関心を持ち、その後の行動にも影響を及ぼすことのできる水族館でありたいと思います。そして、試行錯誤しながらも生き物にもお客様にも心地よい、ずっと必要とされる水族館を目指していきます」。

実は困難だらけだった?「サンシャイン水族館」大規模リニューアルの歴史

2011年 全館リニューアル

ビルの屋上で水量約240トンにも及ぶ 大水槽「サンシャインラグーン」

・“サンシャイン国際水族館″から“サンシャイン水族館”へ
・コンセプト「天空のオアシス」としてリニューアル
開業以来初めてとなる全館リニューアル工事の為、2010年9月から休館に入り約1年間の工事となりましたが、東日本大震災の影響によりリニューアルオープンは延期に。
当初の予定より約1か月遅れた2011年8月に、「サンシャイン水族館」と名称を改めてグランドオープン。

2017年 マリンガーデンリニューアル

空・光・水・緑に満ちた自然環境を実現した「マリンガーデン」

・「天空のオアシス」大型リニューアル第2弾
・「天空のペンギン」「草原のペンギン」オープン
リニューアル工事のため屋外エリア「マリンガーデン」の一部を2016年9月より閉鎖。工事期間中、鳥インフルエンザの流行によりペンギンやペリカンへの影響を考慮しリニューアルオープンは延期に。
当初の予定より1シーズン遅れた2017年7月に5つの新展示を取り入れ、さらに進化した天空のオアシス第2章が完成。

2020年 海月空感(くらげくうかん)誕生

新設クラゲエリア「海月空感」のクラゲパノラマ

・「天空のオアシス」大型リニューアル第3弾
・新クラゲエリア「海月空感(くらげくうかん)」オープン
天空のオアシスにふさわしい癒しの大水槽「クラゲパノラマ」をメインに、2020年春にクラゲエリアを新設予定でしたが、世の中の新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりリニューアルオープンは延期に。
緊急事態宣言の影響で休館した3か月を経て、2020年7月に計6つの水槽によって構成される新クラゲエリア「海月空感」が誕生。各種感染予防対策の実施に加え、日時指定チケットの事前購入制を導入することで、水族館入場者数をコントロールし、リニューアルオープンを迎えました。

「サンシャイン水族館」最新のトピックス

カワウソの赤ちゃん3姉妹が誕生!4,000件以上の応募の中から名前決定

コツメカワウソの仲良し夫婦「マハロ」と「ラジャ」に、2021年2月1日(月)赤ちゃんが誕生。
その後、名前募集に全国から4,000件を超えるご応募の中から、3姉妹の名前が「てまり」「ひまり」「あいり」に決定しました。
現在「カワウソたちの水辺」にて母マハロとともに、じゃれあったりくっついて眠ったり、元気に暮らしている様子を堪能できます。
また、てまり・ひまり・あいりが生まれてから生後100日までの成長記録は、YouTubeのサンシャイン水族館オフィシャルで鑑賞できます。

Youtube サンシャイン水族館公式チャンネル

アシカの赤ちゃんが誕生

仔(オス)(生後21日目)

サンシャイン国際水族館として1978年に開館して以来初めてとなる、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが5月9日(日)に誕生。
現在「アシカたちの砂浜」にて、母パコとともに暮らしている様子を楽しむことができます。
※育仔中は特にデリケートな時期のため、来場者と水槽との間に距離を取っています。

近日開催特別展「スケ・ボーン展~meets カメの甲羅はあばら骨~」

生き物たちの秘められた体の内部や透明な生き物をテーマにし、骨・骨格の構造に注目した特別展。
話題の書籍「カメの甲羅はあばら骨」とのコラボ展示も。
開催期間:2021年7月16日(金)~2022年1月30日(日)

サンシャイン水族館【特別展】スケ・ボーン展

「カメの甲羅はあばら骨」

カメの甲羅、ゾウの鼻、コウモリの手…。動物の体の一部を、私たちヒトの体を無理やり変化させることでわかりやすくした、全く新しい「体感型」動物図鑑。

©川崎悟司/SBクリエイティブ  新世界『透明標本』/冨田伊織

サンシャイン水族館 詳細

東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
<営業時間>
9:30~21:00
10:00~18:00(9月8日~)
※最終入場は終了1時間前。
※変更になる場合あり。
<入場料>
大人(高校生以上)2,400円
こども(小・中学生)1,200円
幼児(4才以上)700円

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