小見山峻
写真家。神奈川県横浜市出身
「現実の出来事に対する視点を記録する」という写真の本質を突き詰め、コンピュータによる合成加工などに頼ることなく、グラフィカルな世界を建築する。
2018年JWアンダーソン主催の”YOUR PICTURE / OUR FUTURE”にて日本人で唯一ファイナリストに選出されるなど、海外からの注目も集め、同年に初の写真集「hemoglobin」を出版。主な個展に同名の「hemoglobin」、「冴えない夜の処方箋」、KYOTO GRAPHIE KG+「なにものでもないものたちの名づけかた」など。2021年に渋谷PARCO 10F屋上スペースを全面的に使用した大規模インスタレーション展示「風が応える」を開催するなど、常に「写真」でありながら、そのアウトプットは多岐にわたる。
忙しない都市の呼吸を光の波形をもって読み解いた軌跡
カメラをバイクに搭載し街を縫い回ることにより、運転と風の振動によって夜の街を描き出すシリーズ。“City Dive”と小見山が名づけた本作は、2019年に発表された作品群の新作。その街の特有の地形や光源、リズムを可視化させ、街そのもののバイタルを心電図のように昇華させる。
本展示では小見山が夜の新宿にて“City Dive”を行い、忙しない都市の呼吸を光の波形をもって読み解いた軌跡を制作した。
Curation by Tomoji Oya
小見山峻 写真展「City Dive Shinjuku」情報
開催日時
2024年3月22日(金)〜4月22日(月) 10:00〜22:00
入場料
無料
会場
THE KNOT TOKYO Shinjuku 2F
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-31-1
行き方・アクセス
<電車>
都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」A5番出口から徒歩で4分
JR「新宿駅」西口から徒歩で14分
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」2番出口から徒歩12分
新宿西口バス乗り場京王バス45系統「十二社池の上」バス停下車すぐ