目次
- プロフィール
- 作り込まず、ふと力が抜けたときに見せる表情を逃さない
- 柔らかさや人物の温度感を表現しやすい、Canonの「色」
- EOS R8 Mark IIで写す、ポートレート
- 要素を絞り、シンプルな中に遊び心をプラス
- ポーズと構図で、衣装や手元を引き立てる
- ロケ撮影ならではの偶然を活かす
- 自然な動きや表情を、臨場感をもって伝える
- ガラス越しの質感を大切に、曖昧さを表現
- 色を統一して、表情や人肌を引き立てる
- カフェにいる様子を空気ごと伝える
- 使って実感したEOS R8 Mark II、RFレンズの魅力
- 【参加者募集】11月7日(土)に、Fujikawa hinanoさんをゲストに迎えたポートレート講座&EOS R8 Mark ⅠⅠの無料お貸し出しイベントを開催!
- EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STMでポートレート撮影がもっと楽しくなる
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プロフィール
Fujikawa hinano
写真家 東京都出身。雑誌・広告、WEBメディア、ドラマや映画のスチールなど、さまざまな表現の場で活動。「日常と非日常の中にある曖昧さ、そして感情を丁寧に表現したい」との想いをベースに、その瞬間にしかない空気や距離感を繊細に写し出すことを大切にしている。
葉山知音里
モデル 2000年生まれ、鹿児島出身。2021年から被写体活動を始め、自らも撮影を行う。猫と作品撮りをこよなく愛しており、最近の特技はジャンケン。
作り込まず、ふと力が抜けたときに見せる表情を逃さない
人生で知らないことを知り、その経験によって自分の枠を広げていくことを常日頃から大切にしています。ポートレート撮影は、まさに新しい世界に触れる行為だと感じています。被写体と一対一で向き合う撮影は、ある意味で逃げようのない状況です。その人自身や生き方まで含めて向き合っていくその先で、自分の中にはなかった視点や感覚に出会えることがあります。その瞬間のために、私は人物を撮り続けているのだと思います。そして実際の撮影では、被写体のちょっとした仕草や隙など、ふと力が抜けた瞬間にその人らしさとは出るもので、その瞬間に惹かれてシャッターを切っています。相手が少し油断できるような空気感を作ること、そしてその瞬間を逃さないことをいつも心がけています。
柔らかさや人物の温度感を表現しやすい、Canonの「色」
色は写真の印象を決める大きな要素です。とくに肌の色は大切にしていて、肌が自然に見えることを基準に、写真全体のバランスを整えています。その中で意識しているのは、柔らかさを残しながらも印象に残る色を作ること。全体としてはあたたかみのある色が好きですが、単純に暖色に寄せるのではなく、シャドウに青やグリーンなどの冷たい色を入れることも多いです。EOS R8 Mark IIは、色表現がきれいだと思いました。肌の色も自然で、明るい色や深みのある色もきれいに出るので、撮っていて気持ちがいい。普段から私が大切にしている柔らかさや人物の温度感も表現しやすいと感じました。
EOS R8 Mark IIで写す、ポートレート
要素を絞り、シンプルな中に遊び心をプラス
白と青のカラーリングが気持ちよく感じられたので、その配色を活かして、ポップでミニマルな一枚にしたいと思いました。今回撮影した写真の中で一番のお気に入り!人物も大きく写すのではなく、机から少しだけ顔を出すようなポージングにすることで、シンプルな画角の中に少し遊び心を入れたのですが、そのかわいらしさも気に入っています。青と白のシンプルな配色を、EOS R8 Mark IIはとてもきれいに表現してくれました。
【Shooting point】
白と青の組み合わせがきれいに見える位置を選び、余計な要素を入れず、白い机と背景のBOX、青い椅子だけが見えるようにできるだけ色数と情報量を絞りました。構図は人物を中央付近に小さめに配置して、青い椅子の左右のバランスも見ながら白の余白をしっかり残すことを意識して決めています。人物だけでなく白い机や青い椅子、背景のBOXまで含めた全体のバランスを見せたかったため、レンズは標準やや広めのRF45mm F1.2 STMを選びました。引いて撮っても空間が広がりすぎず、ミニマルな構成を作りやすいレンズです。
ポーズと構図で、衣装や手元を引き立てる
白いBOXが積み重なる様子がかわいかったので、その前でポージングをお願いしました。背景も面白かったので、手の動きや表情もキャッチーな印象になるようお願いしています。シンプルな構図だからこそ、手のポージングや視線の強さが印象的に見えるところが気に入っています。爪のグリーン、ジャケットの青、背景の白の色のバランスも好みでした。EOS R8 Mark IIは顔の一部を手で隠している状態でも瞳を捉えてくれるため、ポージングや表情に集中して撮影できました。
【Shooting point】
背景は白でシンプルにして、爪のグリーンとジャケットの青が印象に残るようにしました。背景の情報量を抑えて、人物の表情や手の動きに目がいくようにし、写真に変化が出るよう手元を意識した構図にしています。手の位置や指の重なりを細かく調整しながら、爪のグリーンがきれいに見えるようにしました。人物を画角いっぱいに入れつつ、白い背景を残して抜け感もプラス。人物に近づきながらも、顔や手の形が不自然にならない距離感で撮りたかったため、レンズはRF45mm F1.2 STMを選びました。人物の表情だけでなく、手元やジャケットまで、すべてをバランスよく構図に入れることができます。
ロケ撮影ならではの偶然を活かす
ロケ中に偶然見つけた壁の色味と服の色味がとても合っていたので、その出会いをそのまま活かして撮影しました。全体のトーンを合わせることで、人物と背景が一体になって見えるような一枚を意識しています。ロケでは、こういう予定していなかった色や場所との偶然の出会いがあるのも楽しいところです。背景にさまざまな色があるシーンでも、EOS R8 Mark IIは人物の肌色を自然に保ちながら、壁や衣装の色もしっかりきれいに残せます。45mmという焦点距離は、ロケーションの情報を残しつつ人物もきちんと見せられるので、RF45mm F1.2 STMレンズは場所を活かして撮るときにも使いやすいです。
【Shooting point】
壁に描かれていた青やグリーンの色味が、人物のデニムやスカートの色と合っていたので、その組み合わせが自然につながる位置を選びました。壁の絵と人物が重なりすぎないよう、背景の色が人物の周りに自然に入る位置にしています。デニムの青と壁の青がつながって見えるように、構図や立ち位置を細かく調整しています。
自然な動きや表情を、臨場感をもって伝える
自由に体を動かしてもらい、その中で出てきた自然な動きや表情を残したいと思って撮影した一枚です。楽しく動いている途中の一瞬を切り取ることで、写真からもその場の空気や勢いが伝わるように意識しました。腕や体の傾きと少し斜めになった構図が合わさって、静止画なのに動きを感じられるところが気に入っています。F1.8の開放で動きのある人物を撮っていても、EOS R8 Mark IIはしっかりピントが合うので安心感がありました。RF45mm F1.2 STMは、柔らかなボケを活かしつつ人物の表情や動きにはきちんと芯が残ります。自由に動いてもらうようなポートレートでも撮影しやすいです。
【Shooting point】
背景の建物や手すりも含めて、ロケーションの広がりが感じられる構図を意識しました。水平ではなく人物の動きに合わせて少し傾けることで、静止画の中にも臨場感やリズムが生まれるようにしています。人物の全身と周囲のロケーションを自然な距離感で入れたくて、レンズはRF45mm F1.2 STMを選びました。背景は柔らかくなりつつも、人物の動きはしっかり見せられる芯のある描写が、このシーンにとてもマッチしていました。
ガラス越しの質感を大切に、曖昧さを表現
ガラス越しに撮影した一枚ですが、ガラスの境界線が曖昧なところが気に入っています。ガラスに手を置くことで境界線を表現しました。写真の中に、ガラスの反射独特の質感が加わることで、近いのに遠く感じるような距離感が生まれています。F1.4で撮影したことで、背景や反射の輪郭が柔らかくなり、ガラス越しの曖昧さやしなやかな質感をより出すことができました。
【Shooting point】
人物や花が自然に重なる位置を探しました。反射も構成要素として取り入れることで、どこまでが実像でどこからが反射なのか曖昧にしています。照明の反射も、人物や花と重なる位置を探しながらあえて残して撮影しています。コントラストが少し柔らかくなるガラス越しの質感を活かしつつ、手をガラスに置いてもらうことでこちら側と人物側との距離を感じられるようにしました。
色を統一して、表情や人肌を引き立てる
洋服と本の色が自然とつながり、色を絞ったことで人物の肌や表情が自然に目に入るところが気に入っている一枚です。EOS R8 Mark IIが肌の色から赤い洋服、本の色まできれいに写してくれることに感動しました。暗い場所でも色が濁らず、撮りたい色のまとまりをそのまま表現してくれます。また、光量の少ない室内でもAFや手ブレ補正がしっかり効いてくれたので、被写体の顔に近い距離でもピントをカメラに任せて撮影できたのも魅力でした。
【Shooting point】
秋らしい空気感を出したくて、洋服と本を赤〜オレンジ系の色で統一しました。顔のアップだけではなく、本や洋服までしっかり入る角度・構図で撮ることで、色のまとまりが伝わるようにしています。また、室内の暗めの環境だったので、顔に入る光を見ながら肌が暗くなりすぎないのを意識。ズームレンズRF24-105mm F4-7.1 IS STMで被写体との距離や背景の入り方を見ながら、洋服や本も含めたバランスのいい焦点距離を探っていきました。
カフェにいる様子を空気ごと伝える
窓からの柔らかな光がきれいだったので、ポーズを作り込みすぎず、その場の空気を一緒に残すイメージで撮影しました。店内の落ち着いた雰囲気と赤い洋服の色に合うトーンだと感じて、EOS R8 Mark II搭載のカラーフィルターから、NegativeFilmtoneを80%で使用しました。完成イメージに近い色を確認しながら撮れるので、普段とは少し違う色表現も試しやすかったです。
【Shooting point】
窓から入る自然光が顔にきれいに当たり、なおかつ人物が背景に埋もれない位置を探しながら撮影しました。人物の右側に余白を大きく残すことで、視線の先まで想像できる構図を意識しています。また、手前や奥にボケ感を入れて奥行を出しつつ、カフェの雰囲気が伝わるようにしました。
使って実感したEOS R8 Mark II、RFレンズの魅力
EOS R8 Mark IIでとくに印象的だったのがAF性能です。屋外で動きのある撮影をしたときも、被写体がかなり動いているときでも瞳をしっかり追ってくれたので、それだけ表情やタイミングに集中して撮影することができました。グリップが持ちやすく、ボディーも軽いので、長時間の撮影でも扱いやすかったです。UI/UXもわかりやすく、操作に迷いにくいので、直感的に使えるところも印象的でした。高性能な機能を備えているため、構えすぎずに直感的に撮ってもしっかりとした撮影ができる。自分が撮りたいと思った瞬間にカメラがしっかりついてきてくれる感覚がいつもありました。また、カラーフィルター機能に新しく入ったNegativeFilmtoneがとても好みでした。彩度を少し抑えた落ち着いた色味で、効果の強さを調整できて使いやすかったです。70〜80%くらいにすると、やりすぎ感がなく自然に仕上がるのでおすすめ。ボケ感がやさしくてオールドレンズのような雰囲気もあるRFレンズとカラーフィルターを組み合わせると、レタッチをしなくてもフィルムライクな風合いに仕上がり魅力的でした。
RF45mm F1.2 STMは、ボケ感がとてもやさしくて、オールドレンズのような柔らかな写りを感じました。45mmという焦点距離も絶妙で、人物にしっかり寄ったポートレートはもちろん、周囲の空間を入れたスナップのような撮り方をするのにも使いやすく感じました。今回も室内から屋外までかなり幅広く使いました。また、この小ささと軽さでF1.2はすごく魅力的です。暗い室内や背景を柔らかくぼかしたいときにも表現の幅が広がると感じました。
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、24mmから105mmまで一本でカバーできるので、とにかく使い勝手がいいです。撮影場所が限られている室内でも、その場で人物との距離や背景の入り方を見ながら画角を細かく変えられるのが便利でした。一本で引きから寄りまで対応できるので、ロケやテンポよく撮影したい場面でも安心感があるレンズだと思います。
【参加者募集】11月7日(土)に、Fujikawa hinanoさんをゲストに迎えたポートレート講座&EOS R8 Mark ⅠⅠの無料お貸し出しイベントを開催!
2026年11月7日(土)にFujikawa hinanoさんをゲストに迎えて、EOS R8 Mark IIで屋内ポートレート撮影・ポートレートフォトウォークを体験するイベントを開催します。Fujikawaさんから直接、ポートレート撮影についてのポイントを教えてもらえるスペシャルな機会です。また、イベント後、17日間無料でEOS R8 Mark IIと、標準ズームレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」、単焦点レンズ「RF45mm F1.2 STM」をお貸し出しいたします。10月下旬発売予定の新製品をいち早く自分のフィールドで体験できるチャンスです、ぜひご応募ください。選考の上、参加者にはGENIC編集部よりご連絡を差し上げます。体験期間中に撮影された写真を、後日GENIC WEBにて紹介いたします。
EOS R8 Mark II・RF45mm F1.2 STMでポートレート撮影がもっと楽しくなる
キヤノンの正統なカメラらしさを継承しつつ、シャープにアレンジされたスタイル性と使いやすさも追求したフルサイズのミラーレス一眼カメラ。手に自然となじむホールド感で撮影を快適にサポートし、小型・軽量でありながら手ブレ補正機構を搭載している。さらに特筆すべきは高いAF性能。デュアルピクセルCMOS AF IIを搭載し、ディープラーニング技術を用いたアルゴリズムにより被写体を検出して高精度にトラッキング。被写体の近くにAFフレームがある状態でも、顔や瞳などへのトラッキングを可能に。また、AFアルゴリズムの一部が改善されたことで、被写体をより粘り強く追従でき、撮影者は、構図と撮影タイミングに集中して作品性を追求することができる仕上がりとなっている。
レンズキットには、RF45mm F1.2 STMと、初めてフルサイズを使う方にぴったりな約395gの軽量・コンパクトな標準ズームレンズRF24-105mm F4-7.1 IS STMを用意。RF45mm F1.2 STMは開放F値1.2による大きく美しいボケ味を活かした豊かな表現力と、小型・軽量設計を両立した大口径単焦点レンズ。絞りのコントロールで、柔らかな表現からシャープな表現まで、レンズ1本で多彩に楽しむことができる。焦点距離45mmの人間の視野に近い自然な画角と遠近感は、ポートレートやスナップの表現をより自由に高めてくれる。
